イマドキ女子たちのリアルを描いた「明日私は誰かの彼女」。
オムニバス形式なこの漫画には各話で主人公が違うものの、どの悩みや本音も「共感できる!」と絶賛の嵐です。
そのなかでも反響が大きかったのは「ホスト編」の主人公、真矢萌。
萌はいわゆる地味系女子大生でしたが、あるホストに出会ってホスト狂いに。その後の結末を含め、「明日私は誰かの彼女」の「ホスト編」をネタバレしていきましょう。
(※ネタバレ注意です)
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「明日私は誰かの彼女」ホスト編の主人公・真矢萌とは?何故ホストにハマっていった?
「明日私は誰かの彼女」第4章、「Knockin’on Heaven’s Door」。
通称「ホスト編」と呼ばれているこの章の主人公、真矢萌は自他ともに認めるモブキャラでした。
小太りな体型に地味な顔立ち。
ファッションはエスニック系を好み、社交性はそこそこ。恋愛についても良く言えば堅実、悪く言えば潔癖。自ら進んで異性とコミュニケーションするタイプではありません。まさに「地味系女子大生」を絵に描いたキャラで、萌自身もそのことを自覚しています。
しかし一方で「周りに流されずに自分自身のポリシーを持っている」という軸があると信じており、将来の夢は公務員になることでした。
そんな萌がホスト狂いになってしまったのは
・高橋優愛(ゆあてゃ)とホスト楓との出会い
です。
高橋優愛(ゆあてゃ)
高橋優愛(ゆあてゃ)は「ホスト編」のもう1人の主人公であり、次章もとい番外編「Stairway to Heaven」の主人公でもあります。
一見すると黒髪ツインテールの美少女ですが、実はホスト狂いな地雷系女子。
毎回大金をはたくものの、思わせぶりな言動や束縛の強さからホストとよく揉めています。
萌の視点では分かりませんでしたが、実は上京してきた身の上。
元は田舎で祖母とともに過ごしており、そこでは父親の代わり(母親は不明)に祖母の介護をしていました。
しかし祖母が死ぬと無責任な父親に愛想を尽かし、上京。田舎でも度々外れていたタガが歌舞伎町に赴いたことで本格的に外れ、行きついたのがホストでした。
そんな優愛(ゆあてゃ)が萌と出会ったのがゲイBar。
萌はゲイBarの常連で、そこで優愛(ゆあてゃ)のノリに負けてホストに足を運んだのが「ホスト編」の始まりです。
ホスト楓
萌がホストにハマった直接的な原因、それがホストの楓です。
初回サービスで色んなホストの接客を受けるものの、恋愛に積極的ではない萌にとってどのホストの対応もいまいち。
純粋に楽しめず、それどころか「帰りたい」と思い始めた萌の前に現れたのが楓でした。
切れ長の目に黒髪の爽やか系イケメンな楓は萌の堅実的な態度を褒めたり、とにかく萌が頑張っているところや褒めてほしいところを褒めまくります。
他のホストとは違い、「ありのままの自分を受け入れてくれた」と感じた萌はこれですっかりホスト(楓)に大ハマり。
以降、萌は「楓のため」と言い聞かせていくうちに大きく変わっていくのでした。
「明日私は誰かの彼女」ホスト編ネタバレ!萌はどうなる?
結論から言ってしまうと楓(ホスト)にハマった萌は楓の上客になるため、メイクを見直したり整形をしたりするものの、あることがきっかけで目が醒めました。
そして地元に戻り、美容師になって人生をやり直します。一体なにが起こったのか、詳しく解説していきましょう。
レンタル彼女の仕事につくために外見イメチェン!
楓にハマった萌はなんとか店に通いたかったものの、学生としての立場では自由に使えるお金はありません。
そこで学生でも手軽にできるレンタル彼女の仕事を友人を頼って紹介してもらうものの、面接で「容姿が向いてない」と一刀両断。
そこに追い打ちをかけるように、萌が自分がホスト専用の掲示板「ホスクラ」で「ワンセット大仏」「細客(お金をあまり落とさない客)」などと陰口を叩かれていることを知ってしまいます。
そこで萌はまず外見のイメチェンをすることに。
再び友人の力を借りて男ウケするメイクとファッションを学び、さらには動画を見て勉強した萌はどこからどう見てもキャンパスライフを謳歌している女子大生に変貌していました。
自分の容姿に自信を持てた萌はさっそくレンタル彼女の面接に再チャレンジ……する前に、まずは楓に新しい自分を見てもらおうとします。
けれどもその時、「お姉さんなら1日4万円稼げるよ」という風俗業のキャッチに乗せられてしまい、レンタル彼女は断念。
こうして萌はデリヘル嬢となり、店に行ってはシャンパンを入れて風俗に勤しむ日々を始めるのでした。
プチ整形までしたものの……
デリヘル嬢になった萌は大学生活を疎かにし、ついには退学してしまいます。
けれども楓にハマった萌にはそんなことどうでも良く、いかに楓に会ってシャンパンを入れてもらえるかどうかを考えていました。
そこで手をつけたのがプチ整形。
一重だったまぶたを二重にすることでデリヘルの指名を稼ぎ、そのお金を楓のバースデーイベントで使うつもりでした。
ところが大学の飲み会サークルの友人のやり取りや退学を知っても責めずに「味方だよ」と声をかけてくれた家族、アフターもしてくれなくなった楓など様々な変化がデリヘル嬢となった萌を揺さぶります。
そして仕事時に客の要望に応えていると、ついに精神の限界が超えてしまい、泣き出してしまうのでした。
仕事で散々叱られたものの、それでも楓しかない萌は楓のバースデーイベントに向かおうとします。
その途中、楓からLINEメッセージが届きます……が、そのメッセージに書かれた名前は別な女の名前でした。
「自分が夢中になっていたのは恋愛ごっこだった」。
そう気づいた萌のもとに届いたのはホスト狂いになる前の自分が行きつけにしていたゲイBarのスタッフからのメッセージでした。
そのおバカな内容に吹き出した萌は楓の店に行くのを止め、久しぶりにゲイBarでゆっくりと時間を過ごすのでした。
美容師としてやり直す
自分をホストに誘ってくれた優愛(ゆあてゃ)とも別れ、地元に帰った萌は美容師の専門学校に入って人生を再スタートします。
無事に専門学校を卒業し、美容師として働く萌の前にトラックが横切りました。
そのトラックにはホストクラブの広告がプリントされており、その広告のモデルになっていたのは何と楓でした。
どうやら楓はあれから出世し、グループNo.1ホストになったようです。
しかし萌はもはや楓を目にしても心が動きません。
自嘲するような、懐かしむような笑みを浮かべて萌は新しい生活を送るのでした。
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「明日私は誰かの彼女」ホスト編の反応は?皆どう思ってる?
萌が主人公をつとめた「ホスト編」は「綺麗にまとまって良かった!」と称賛されている一方で、「萌の感情がいまいち分からなかった」という声も上がっています。
これは萌がホスト狂いになる前後のシチュエーションが大きく、「1人で閉店まで飲む女子大生って元々どんな沼にいたの?」など突っ込まれました。
このツッコミに対し、「元々自己評価が低く、周りにいた女子はみんな可愛くて、それを持ち上げる男ばかりだったから『私ナナメに構えています』っていう体を取っていただけ。だからこそ楓に褒められまくった時、まんまとハマったんだと思う」という意見がありました。
他にも
・楓の駆け引きがマジでうまい
・萌は運が良かったな、スカウトにしてもキャッチにしてもピンキリだから場合によっては抜けられなかったぞ
・もうちょっと萌の心情は丁寧に描写して良かった
・上玉でもフツーに指名してフツーに恋愛できると思うおじさん多いよ
・こいつら確定申告してるんか?
など多種多様な反応が確認されています。
まとめ
ネタバレ込みでしたが、いかがだったでしょうか?
「明日私は誰かの彼女」のホスト編・主人公の萌は地味でモブな女子大生でしたが、ホストの楓と出会ってホスト狂いになりました。
外見イメチェンをし、デリヘル嬢となり、さらにはプチ整形までした萌でしたが、楓の自爆で目を醒まします。
これに対してSNSでは「綺麗に終わって良かった」など様々な反応が起こりました。