SNSで「完全栄養食なんだって!すごーい!」と話題のパン・ベースフードの「ベースブレッド」。
「ベーススブレッド」には33書類の栄養素が含まれており、妊婦・授乳中の女性や小さな子供でも口にすることができます。
通常パンといったら添加物が多すぎて「体に悪い」とされているものの、「ベースブレッド」は大丈夫かと思いきや、何やら良くない噂も。
そこで今回は「ベーススブレッド」が体に悪いのかどうか調べてみました。
「ベースブレット」何故、体に悪いと言われるの?
「ベースブレッド」が「体に悪い」と囁かれるのは、本家が「ベースブレッド」のことを「完全栄養食」と謳っているからです。
販売元のベースフードから言わせれば強気なキャッチコピーをして少しでも売り上げを伸ばしたいのでしょうが、消費者の立場で言わせてもらうと「完全栄養食って何?怪しくない?」となっているのです。
世の中に完全完璧なものなんてものはありませんし、消費者は売買で生じるリスクやトラブルを背負いたくありません。
そのため「完全栄養食」というキャッチコピーに胡散臭さを感じてしまい、「体に悪いんじゃないか?」と考えるわけです。
しかも完全栄養食という文句から「人工栄養素」というワードをひねり出している人も多いらしく、「ベースブレッドには人工栄養素=添加物が含まれてるんだ!」と思い込む人がいるようです。
「ベースブレット」には体に悪い栄養素が入っているの?
結論から言えば「ベースブレッド」はかなり人間に良い栄養素のバランスを考えて配合されています。
例えば「ベースブレッド」の原材料は6つあり、小麦全粒粉・小麦たんぱく・大豆粉・もち米・還元水飴がそれです。
小麦全粒粉は通常の小麦粉とは違ってミネラル・ビタミンなど人間にとって欠かせない栄養素が含まれており、しかも低カロリー&高タンパク質なんですよね。
なかでもビタミンB1・食物繊維・鉄分はずば抜けています。この小麦全粒粉こそが「ベースブレッド」が完全栄養食である理由の1つといっても過言ではありません。
それから小麦たんぱくはタンパク質を高めに加工した小麦で、その量は通常の小麦の5倍です。
しかも糖質カットもされているため、ダイエットで気になる糖質を意識せずとも抑えることができます。
タンパク質といったら原材料として含まれている大豆粉もヘルシーで、高タンパク質をつくる要因になっていますね。
何しろ大豆粉は文字通り大豆を粉にしたものですから、これを用いれば「畑の肉」パワーで楽々とタンパク質を摂取可能です。
あとは「ベースブレッド」の食感はアミロペクチンが多く含まれているもち米が、和菓子でもお馴染みの糖分&保存剤にもなっている還元水飴が含まれているのが特徴的ですね。
還元水飴は低カロリーで、糖質を抑えられている材料で広く知られています。
血糖値の上昇を抑えてくれるだけでなく、虫歯にもなりにくい甘味なんですよ。もっとも水素を添加した水飴なので体に吸収されにくい一面があり、下痢やアレルギーを引き起こす原因にもなり得ます。
とはいえ「ベースブレッド」の原材料として昆布やチアシードなど自然由来・栄養価が高い材料がたくさん含まれているので、「体に悪い」とは言い難いですね。
「ベースブレット」には添加物はないの?一番添加物が少ないパンは?
結論から言ってしまうと「ベースブレッド」には添加物が含まれています。
「な~んだ、じゃあ体に悪いじゃん」と思ったかもしれませんが、少し待ってください。
「ベースブレッド」の添加物は、主に
・酒精
・調味料(無機塩)
・加工でん粉
・香料
・増粘多糖類
・pH調整剤
・着色料(カラメル、カロテノイド)
・乳化剤
・酸化防止剤(ビタミンE)
・膨張剤
・酸味料
・香辛料抽出物
となっています。
なんだか怪しいものばかりなような気がしますが、そうではありません。
たとえば増粘多糖類は海藻やかんきつ類など天然由来の成分で、これが含まれている食品は舌触りといった食感が不快ではありません。
また加工でん粉はトウモロコシやジャガイモなどでんぷんが多く含まれている食材のでんぷんを加工し、でんぷんの物理的な性質を改善するためにつくられた成分です。
食べ過ぎたらミネラルのバランスが崩壊してしまうものの、「ベースブレッド」に含まれている加工でん粉は少量なので問題ありません。
このように「ベースブレッド」の添加物は品質のため、もしくは栄養バランスのために配合されたものばかりですが、どうせなら添加物が少ないパンを食べたいですよね。
「ベースブレッド」は数種類ありますが、特に添加物が少ないパンはプレーンです。
というのも「ベースブレッド」の添加物の数は一目瞭然で、
・プレーン:酒精・調味料(無機塩)
・チョコレート:酒精・調味料(無機塩)・加工でん粉・香料・増粘多糖類・pH調整剤
・メープル:酒精・調味料(無機塩)・加工でん粉・香料・増粘多糖類・着色料(カラメル)
・シナモン:酒精・調味料(無機塩)・加工でん粉・香料・乳化剤・酸化防止剤(ビタミンE)
・カレー:酒精・調味料(無機塩等)・香料・着色料(カラメル、カロテノイド)・香辛料抽出物・酸味料・膨張剤
となっています。
どの種類も体ひいては栄養バランスを考えているものの、やはり添加物が少ないパンのほうが安心できますよね。
とはいえ「ベースブレッド」のスゴイところは人工的な着色料や保存料を使用していないことです。
そうでなくても原材料の時点でアウトです。
たとえばコンビニで販売しているパンにはマーガリン・調味料(アミノ酸)・発酵風味料など添加物が多く、原材料もコスパを優先したとしか思えないものを使用しています。
つまるところ「ベースブレッド」はかなり体に優しいパンというわけです。
まとめ
「ベースブレッドが体に悪い」という噂は「完全栄養食」という触れ込みに「怪しい」と思った人たちによる思い込みです。
それは消費者トラブルを避けるために必要ではあったかもしれませんが、おかげで「ベーススブレッド」は体に優しいパンにも関わらず、よろしくないレッテルが貼られてしまいました。
そのあたりについては原材料および添加物を一般のパンと比べれば非常に分かりやすいかと思います。