アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」が放送されるにあたり、先行カットが発表されました。
直後、ファンからは喜びの声が上がりましたが、そのなかで「かっこいい禰豆子(ねずこ)ちゃんが見られる!」というコメントもチラホラあります。
実は「鬼滅の刃 遊郭編」にて禰豆子(ねずこ)は鬼としての強さを振るい、このエピソードの見せ場の1つとなっています。
その強さはどんなものなのか、簡単にではありますがまとめてみました。
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「鬼滅の刃 遊郭編」にて禰豆子(ねずこ)は何故覚醒した?
「鬼滅の刃 遊郭編」にて禰豆子(ねずこ)は鬼として覚醒します。
鬼としての覚醒とはなにか、それについて語る前に禰豆子について触れておきましょう。
竈門禰豆子は炭治郎の妹で、炭治郎の戦う理由ともなっているヒロインです。
経緯は不明であれど、竈門家を襲った鬼舞辻無惨の血を傷口から接種したことにより、鬼となりました。
炭治郎の妹とはいえ、鬼化した以上、禰豆子もまた鬼の本能である「人を喰らいたい」という衝動を持っています。
しかし禰豆子は生来の強い意志でその衝動に抗い、人を喰らうかわりに睡眠をとることで生存活動をおぎなうことに成功しました。
それにくわえて育手の鱗滝左近次が
・「人間はみな、お前の家族だ」
・「人間を守れ。鬼は敵だ」
・「人を傷つける鬼を許すな」
という暗示をかけたことも合わさって、鬼との戦闘では炭治郎とともに戦ってくれます。
その姿は敵対する鬼たちからも「信じられない」や「何で鬼が人と組んでいる」など動揺するほどで、禰豆子がいかに特殊な鬼なのかが分かりますね。
しかしどんなに人を襲わず、人に味方している鬼であっても、それはただ危険性が低くなっているに過ぎません。
「鬼滅の刃 遊郭編」で禰豆子が本格的に登場したのは、上弦の陸・堕姫と炭治郎の戦いが一段落したシーンでした。
そのシーンで炭治郎は血の涙を流すぐらい怒り、その怒りに突き動かされてヒノカミ神楽(日の呼吸)を連発します。
しかしそのせいで限界を超えてしまい、堕姫の前で倒れてしまいました。
その様を見下しながら、堕姫はトドメを刺そうとします……が、禰豆子の乱入によってそれは阻止されます。
実は堕姫戦が始まった直後、堕姫の強さを感じ取った炭治郎は
・「命があぶない限り、箱から出るな」
と言って、禰豆子がおさめられた木箱を置き去りにしていたのです。
そんなわけで禰豆子はそれまでの堕姫戦に不参加だったわけですが、禰豆子の参戦はある意味タイミングが悪すぎました。
上弦の鬼はみな、無惨の血を多く取り込んでいる鬼たちです。
その血の濃さはこれまで戦ってきた鬼とは比べ物にならないほどで、それが禰豆子の脳裏に
・家族が次々と殺される記憶
をフラッシュバックさせます。
おまけに炭治郎も倒れ込んでいることも合わさり、禰豆子の中で激しい怒りや憎しみ、悲しみがあふれました。
その勢いは止まることを知らず、ついに竹の口枷すらも外させたのです。
鬼としての覚醒、それは禰豆子が強い力を得たかわりに無惨の鬼たちに近くなってしまったことを意味していました。
「鬼滅の刃 遊郭編」で覚醒した禰豆子(ねずこ)は見た目が変わる?
鬼化が進んだ禰豆子の容姿は少女ではなくなり、大人の女性となります。
着物はサイズが合わないのか、大きく着崩していますが、何よりも目を引くのは
・右側の額から生える角
・逆立つ髪
・全身に浮かぶ枝葉模様の痣
です。
これは禰豆子の体内にある無惨の血が活性化している証拠で、現に変わったのは容姿に留まらず、立ち振る舞いも悪い意味で変化が生じました。
堕姫を圧倒するシーンでは酷薄な笑みを浮かべたり、堕姫戦の余波で家屋になだれ込んだ際に巻き込まれた人間を見て喰らおうとしたりなど今までの禰豆子にはない変化です。
炭治郎のおかげで何とか事なきを得ますが、今にして思えば無惨の血が鬼化した者をここまで変質させるシーンでもあったように思えますね。
「鬼滅の刃 遊郭編」で覚醒した禰豆子(ねずこ)の強さ!
鬼として覚醒した禰豆子の強さは飛躍的に向上し、
・再生速度
・攻撃力
・血鬼術
が通常よりも段違いになります。
再生力は堕姫すらも驚嘆させ、「上弦並み」と評しました。
禰豆子が堕姫と戦った際、最初は堕姫が有利で、禰豆子はその足を切り落とされてしまいます。
けれども切り落とされた足はわずかな時間でつながり、五体をバラバラにしても瞬く間に血液を凝固させて手足を動かしていました。
さらに攻撃力も鬼の頭や体を吹き飛ばしたり貫通させたり明らかに上がっています。
また禰豆子の血鬼術・爆血もどうやら威力が増しており、「治りづらい」と堕姫が言っていました。
言うまでもなく、通常時の禰豆子と比べれば異常な強さです。
禰豆子の再生速度は強い鬼と比較すれば遅いもので、それにダメージを受けたら禰豆子は眠ろうとします。
攻撃力についても「怪力」という言葉でおさまる程度で、血鬼術についても鬼の身体や鬼由来のアイテム(糸や縄など)を燃やすことは出来ても「治りづらい」とまではいきませんでした。
「鬼滅の刃 遊郭編」で覚醒した禰豆子(ねずこ)はどうなるのか
「遊郭編」で覚醒した禰豆子は一度、眠りに入ります。
堕姫を圧倒する強さになったまでは良かったものの、常日頃の理性を手放してしまった禰豆子は堕姫とともになだれ込んだ家屋にて負傷した人間を目にしました。
その傷から流れる血を見た禰豆子は鬼の本能のまま、喰らおうとします……が、寸でのところで意識を取り戻して駆けつけた炭治郎によって阻止されました。
けれども炭治郎がいくら呼びかけ、羽交い絞めにしても禰豆子は聞く耳を持ちません。
そこに音柱・宇随天元がやってきて
・「ぐずるような馬鹿ガキは戦いの場にはいらねぇ」
・「地味に子守唄でも歌ってやれや」
と言い放ち、自身は堕姫と対峙します。
その間になんとか禰豆子を落ち着かせようとする炭治郎でしたが、禰豆子は暴れるばかりです。
そこで炭治郎は物は試しで宇随が言ったように、母親・葵枝が口ずさんでいた子守唄を歌いました。
たどたどしい唄にも当初は聞いていなかった禰豆子だったものの、ふと葵枝を思い出します。そして幼少期の記憶とともに母親の笑顔を思い出すと、とたん、子供のように泣き出してそのまま寝入ってしまいました。
これにより禰豆子の覚醒はおさまり、以降のエピソードでも覚醒することはありませんでした。
余談ですが、「鬼滅の刃 遊郭編」で禰豆子が再び登場するのは堕姫&妓夫太郎戦が終わってからです。
堕姫&妓夫太郎戦にて妓夫太郎の最期の悪あがきの余波で気絶した炭治郎でしたが、禰豆子に揺さぶられて起きると体内に毒がないことに驚きます。
妓夫太郎が扱う血の刃には毒が含まれており、一般人であれば即死するレベルの猛毒でした。
その毒を戦った宇随・善逸・伊之助・炭治郎たちは受けたのですが、実は禰豆子の血鬼術・爆血には解毒効果もあり、そのおかげで4人は無事に生還を果たします。
禰豆子(ねずこ)はありのままの方が強い!その理由とは?
覚醒した禰豆子の強さも凄まじいですが、やはり禰豆子はありのままの方が強いと思います。
というのも禰豆子は通称「刀鍛冶編」と呼ばれるエピソードにて、鬼の弱点である太陽光を克服するからです。
実はこれは伏線が張られており、「刀鍛冶編」で炭治郎の協力者・珠世を通して読者に教えられます。
元々2年間もの間、眠っていたうえに人を観ても襲わない禰豆子の特異性に注目した珠世は禰豆子の血を採血して調べていました。
すると禰豆子の血は急激な変化を起こしていることに気付き、「禰豆子の自我の弱さや喋らないのはそれよりも別な事を優先しているのではないか」と推察します。
それが太陽光の克服だと感じた珠世は正しく、太陽光を克服した禰豆子は拙い口調であれど喋れるようになりました。
また竹の口枷が外れ、人とともに洗濯をしている様子が描かれています。
おまけに禰豆子の血によって
・人間に戻る薬
が開発され、炭治郎の目的である「妹を人間に戻す」は達成されたどころか、無惨戦にもこの薬が活躍しました。
それもこれも禰豆子が鬼の本能に抗うほど意思が強かったこともありますが、
・炭治郎との絆の深さ
・代々、継承してきたヒノカミ神楽による体質の変化
なども考えられますね。
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まとめ
アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」で禰豆子(ねずこ)が覚醒するのは、原作コミックで言えば10巻82話~85話となっています。
なのでアニメでの覚醒はまだ先ですね。
来年には放送されると思いますが、「遊郭編」は3月まで続くとも言われているので何というか待ち遠しいです。
すでにコミックで知っていても、アニメにはアニメの醍醐味がありますからね。