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ハムスターの飼いやすい性別はどっち?オスメスの性格や飼いやすさ

独特の仕草が愛らしく、かわいいハムスターは、はじめてのペットとして迎えやすい小動物です。

ゲージの大きさは、ジャンガリアンハムスターやキャンベルハムスターなどのドワーフ系は小さく、ゴールデンハムスターになると、二回りほど大きなものを用意する必要がありますが、どちらを迎えるかは好みの問題でしょう。

では、オスとメスであれば、どちらが飼いやすいのか。今回は、私の経験談を交えて少しお話します。

個性があるので、どちらがいいとは言い切れない

オスとメス、どちらが飼いやすいかについては難しい質問だなと個人的に思います。

ハムスターの飼育本には、一般的にオスの方が警戒心が強かったり、環境の変化に弱いとされていることもありますし、メスはその逆だとされていることもあります。ただ、これはあくまで一般的なもの。オスでも、のんびりした子がいますし、メスでも警戒心が強い子がいます。

ペットショップではおとなしそうなメスだと思っていたのに、うちに連れて帰ったら、ひどく噛み癖のある子だった、ということがあります。環境の変化や、もともと、そのハムスターが持っている性格によって違いがあるということを覚えておいていただきたいと思います。

しかし、どちらかというと、オスの方が初めてハムスターを飼うには、おすすめできるかと思います。警戒心が強く、慣れるまでに時間がかかる割合はオスの方だと思うのですが、焦らずにゆっくり飼い主や新しい環境に慣らしていけば大丈夫です。

ジャンガリアンハムスターのオスとメスの違い(経験談)

わが家にはジャンガリアンハムスターが7匹います。オスが3匹、メスが4匹です。家に迎えて一週間はそっとしておき、それから少しずつ、人の手や環境に慣れてもらいました。その受け入れが早かったのがメスです。手乗りになってくれたのもメスが早く、オスは迎えて数か月経ってもなかなか触らせてくれない子がいるほどです。

メスは4匹中、3匹は今は私の手や指を嚙まなくなりましたが、1匹は掃除中にガブッと噛んでくることがあります。そのため、その子を触る時は薄手の手袋が必須です。

3匹のオスは、メスに遅れて数か月後にやっと人の手に慣れてくれました。

ゴールデンハムスターのオスとメスの違い(経験談)

ゴールデンハムスターを迎えるにあたり、オスとメス、どちらを選ぼうか迷いましたが、思い切って、それぞれ1匹ずつ、わが家に迎えることになりました。

メスは活発で、迎え入れた初日にもかかわらず、新しい環境に興味津々、好奇心旺盛でした。オスは対照的に慎重派で、ガサガサッと、とにかく隅の方に体を隠し、それからなかなか姿を見せてくれませんでした。こんなにもはっきりと差が出ると面白いものです。

回し車で遊ぶのもメスの方が早く、夕方になれば、カラカラカラカラ。オスは夜になって、周囲に危険がないか確認して、カラカラ。

そんな風に全く違うタイプの二匹ですが、顔を合わせさせたところ、一回のお見合いで交尾が成功し、六匹の赤ちゃんに恵まれました。生まれた赤ん坊は、二週間ほどで、すぐに個性を表し始めました。雌雄の判別はできないほど幼かったのですが、母親の遺伝子が強かったのか、何事にも積極的な様子でした。しかし、素人判断でオスとメスを見分けたところ、メスの方がとにかく活発的、オスは単独よりも複数を好んでいるようでした。自力でエサを食べるようになってから生まれた子ハムたちは里親さんに託しました。そこでは、メスはおっとり、オスは行動派とのことでした。

オスも、メスもどちらもいい!

最終的には、オスでもメスでも、「この子!」と思えるハムスターを選ぶのが一番だと思います。

育てていくうちに、そのハムスターの個性が表れてくるでしょうし、どちらの性別のハムスターが飼いやすいか、分かってくると思います。

行動的なハムスターを楽しみたいならメスを、そっと見守ってあげたいならオスを選んでみてください。その後の飼い主さんの接し方次第では、ハムスターの人馴れも早くなります。

私はオスもメスもどちらの特徴も愛らしいと思い、それぞれの特徴を把握し、受け入れています。ゲージの扉を開けて、すぐに手に乗ってくるのはメスの方が早いのですが、手に慣れたオスは時間をかけて手に乗ってきてくれます。

繁殖をさせるなら、オスを最初に迎えた方が良い

いずれ、ハムスターの繁殖を、と考えているのであれば、オスを始めに迎えていた方が良いと考えます。

ハムスターにも繁殖に適した年齢があり、メスは出産や子育てをすることを考えると、だいたい1歳まで、オスは1歳半までとされているようです。

先述したように、オスは警戒心が強い傾向にあるため、オスを早めに迎え、新しい環境に慣らしておくと良いでしょう。その後、メスを迎えて、ゲージ越しにお見合いさせるというのが一般的です。メスも迎えてしばらく新しい環境に慣れてもらってから、オスとお見合いさせる方が負担が少なくてすみます。

お見合い後に、オスとメスを実際に会わせてみて、様子をみます。メスが極端に嫌がっていたら、相性が悪いと考え、そのペアでの繁殖は諦めた方が良いでしょう。

実際に、わが家のジャンガリアンハムスターはオスが3匹、メスが4匹いますが、相性が全く良くありません。一組でもペアになるだろうと思っていましたが、うまくいきませんでした。ところが、迎えて数週間ほどしか経たないゴールデンハムスターのオスとメスのペアは、最初に会わせたその一回だけで繁殖に至りました。ゴールデンハムスターのオスは箱の中から全く出てこなかったのですが、メスがどうやらオスを気に入ったようで、メスだけ箱の外に顔を出しつつ、交尾をしていました。翌日、メスの膣線を確認。3週間ほど経過した頃、六匹の赤ちゃんが誕生したのです。

まとめ

ジャンガリアンハムスターとゴールデンハムスターを実際に育てている私の経験から、ハムスターの飼いやすい性別としておすすめなのはオスということになります。

ただ、どちらの性別にせよ、飼い主さんとの相性というものが大切なので、あなたが迎えたい、と思った子を家族にしてあげてください。

ハムスターとの素敵な生活の助けとなれば幸いです。

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