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ハムスターの飼い始めの掃除について、やり方や注意点などを解説!

初期費用こそは必要なものの、ゲージや給水ボトル、トイレがそろってしまえば、エサや砂は工夫次第で抑えることができます。

今や、身近な小動物として人気のあるハムスターは、家の中でその愛らしさを楽しむことができます。

飼い始めの頃の掃除に悩む方は実は意外と多いもの。ペットショップ等で過ごしていた環境と全く違う新しい環境にハムスターはストレスを抱えてしまいます。

今回は、ハムスターを飼い始めた頃の掃除について、私の経験を交えてお話します。

迎えてから1週間は水とエサだけを替えよう

どんなにペットショップでおとなしい子でも、環境が違う場所に連れて来られたら、警戒し、戸惑います。ハムスターを迎える前にゲージや給水ボトルなどが用意できていれば良いですが、そうではない場合は、すべてのセッティングを終えてから、ハムスターをゲージの中に入れましょう。

だいたい、迎えた日から1週間はかまいすぎず、そっとしておきます。この間、水やエサは減っていくでしょうから、すべて取り替えます。トイレの砂も減っているなら足してあげましょう。

巣箱の中や、ゲージ全体の床材を取り替えたくもなりますが、あまりにひどく汚れている場合をのぞいては、触らないようにします。自分のにおいが消えてしまうと、ハムスターは不安になってしまうからです。

手乗りに慣れてきたら掃除をしよう

個体差にもよりますが、一週間ほど経てば、ハムスターは新しい環境に慣れてくれているでしょう。飼い主さんの手からエサをもらうことができるようになったり、手乗りになれてきたら、飼育ケースとは別の入れ物(虫かごや専用のキャリーケースなど)にハムスターを移し、床材やトイレの砂をきれいに掃除します。

床材やトイレの砂はすべてを取り替えてしまうと、ハムスターのにおいがゼロになってしまうので、きれいな部分を少しだけ残すようにしてください。

活動が活発になる春と秋、冬は一か月に2,3回、蒸れやすく熱がこもりやすい夏は一か月に3,4回は床材を取り替えると良いでしょう。

わが家では外気温が高くなる夏場は、それぞれのハムスターゲージの中に、冷感シートやテラコッタなどを入れています。ハムスターの糞尿などで汚れがつきやすくなるので、こまめにウエットティッシュなどで拭いています。また、寒い冬には床材をやや多めに敷き詰めるので、汚れを見落としやすくなります。掃除をしてあげることは飼い主さんの役目ですから、ハムスターのためにもゲージ内はきれいに保てるようにしてください。

ハムスターは気まぐれ

いくら飼い主さんが、トイレ用に用意したものであっても、ハムスターはおかまいなし。気に入った場所なら、たとえトイレだろうと、そこを寝床にしてしまいます。わが家のハムスターは、メスにその傾向があり、新聞紙を細かく敷き詰めて、寝心地の良さそうな空間を作っています。せっかく作った寝床なので、様子を見つつ、そのままにしていましたが、糞や食べ残しのエサがどっさり出てきました。夏場など気温が高い季節には、食べ残しのエサや糞尿が腐ったり、異臭を放つようになります。また作ってね、とその寝床は壊して、きれいに掃除してあげてください。居心地が良いのであれば、また、トイレの中を寝床にするかもしれません。その時は、ここが落ち着くんだね、と理解してあげましょう。

掃除中の脱走に注意

ゲージ内の床材などを取り替えるのは、ちょっと大がかりな作業です。目の届くところに、ハムスターを移動させていたとしても、隙があれば、知らない間にハムスターは脱走してしまいます。驚くべきはその身体能力の高さです。こんなところも登れちゃうの? ということがあります。フタがきっちり閉められる小型の飼育ケースやキャリーケースにハムスターは移しておきましょう。力が強いゴールデンハムスターの場合、閉めたはずのフタも強引に開けてしまうことがあります。隙間なくフタを閉める、重しを置くなどの対策をすると安心です。また、飼い主さんの手際の良さも重要になります。慣れるまでは大変かもしれませんが、ハムスターの不安を少しでも早く解消するためにも、手早く掃除ができるように努めてください。

わが家の床材は新聞紙

取り替えが簡単な床材として、新聞紙があげられます。新聞紙は利便性が高いように感じますし、ハムスターが巣作りに使う時、頬袋の中に忘れてしまっても、腐ることはありません。適当にちぎった新聞紙をゲージの中に散りばめておくと、ハムスターが器用にそれを寝床の一部にしてくれることがあります。天才だなぁ、と思ってしまうほどです。

私も経験があるのですが、ホームセンターなどで「綿」が売られていて、それを買ってしまってから気づきました。綿は確かに暖かさを得られるのですが、ハムスターが誤飲してしまったり、手足が絡むことがあるのです。買ってしまったものは仕方がないので、できるだけ小さく切って、少量ずつ、床材として使用しました。その後は、新聞紙か、木くず、チップ類など、ハムスターが間違って食べたりかじったりしても害の少ないものを選ぶようにしています。

意外と使える!と思ったのが、チャック部分が壊れてしまった洗濯ネットです。チャック部分は切るなどすれば、ネットは使えます。試しに床材として与えてみたら、すんなり、ハムスターは受け入れてくれました。大きめの洗濯ネットであれば、重ねることで、そこにもぐってハムスターは休んでいますし、汚れてしまえば洗濯ネットを捨てるだけです。ただし、洗濯ネットは細かいながらも穴が開いています。糞やトイレの砂などがこぼれることがありますので、もし、洗濯ネットを床材として使うのであれば、その点を注意してください。

年に一度はゲージを洗おう

回数として、すすめられているのは月に一度ですが、ゲージを丸ごと洗うには手間がかかります。その分、ハムスターにも我慢をしてもらうことになるので、私は年に一度くらい、ゲージを丸洗いできればいいかなと考えています。ハムスターの寿命は2~3年であることから、もっと多めにゲージ内を洗ってあげた方が良いかもしれません。

ゲージを洗う時には、水だけか、ペット用のクリーナーを使います。洗った後は天日干しをするなどして、きれいに乾かしましょう。

まとめ

ハムスターを飼い始めた頃の掃除は、ハムスターの慣れ具合をみてから行ってください。 体が大きくなると、糞尿の量も多くなります。時間に余裕をもって、ハムスターにとって心地の良い環境を作ってあげましょう。

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