ヒハツとはコショウ科の香辛料で、別名ロングペッパー・ピパーチ・ヒバーチとも呼ばれています。
沖縄県では「島胡椒」と呼ばれており、チャンプルーやソーキソバにかけて美味しく蝕されているとか。
健康的なスパイスとして注目されている一方で、ヒハツの摂りすぎはNGとも言われています。
何故そうなのか。ヒハツの摂りすぎがNGな理由に加え、ヒハツのあれこれを詳しく解説していきましょう。
ヒハツの効果とは?どんな人におすすめ?
元々、ヒハツとは原産国であるインドでも重宝されてきた香辛料です。
その効果とはエイジングケア・ダイエット・温活(冷え性)で、他にも血圧を下げる作用もあります。
これらの効果はひとえに
・ピペリン(辛味成分)
のおかげです。
ピリペン(辛味成分)には血管を拡張させる作用があり、この作用のおかげで毛細血管が広がり、血流の流れを良くしてくれます。
この作用のおかげで内臓を温まるだけでなく、身体に蓄積した老廃物・毒素を排出しやすくなるのです。
これがエイジングケア・ダイエット・温活(冷え性)に効果がある根拠ですが、そうなると血圧を下げる根拠はどこにあるのか?と思うかもしれません。
その根拠はズバリ毛細血管を広げること。
そもそも毛細血管と血圧は切っても切れない関係です。毛細血管が滞ってしまうと血流が途絶えてしまうどころか、血管そのものが消えてしまうリスクがあります。
これを「ゴースト血管(ゴースト化)」と呼びますが、この時心臓は体に栄養素を届けるために強い力で血を運ぼうとします。
しかしゴースト血管(ゴースト化)を改善しない限り、心臓の働きがけは無駄で、それどころか体が傷ついてしまう可能性が大です。
この強い力で血を運ぼうとする状況になってしまうと、人間は高血圧になってしまいます。
けれども毛細血管が広がれば末端まで血液は流れるようになり、血圧が下がる症状に繋がるわけです。
他にもピリペン(辛味成分)にはポリフェノールや抗酸化作用、食欲促進、発汗作用といった効果もあります。
そんなわけでヒハツをおすすめできる人は
・ダイエットをしている人
・エイジングケアをしたい人
・冷え性を改善したい人
・血圧を下げたい人
・代謝アップ(あるいは生活習慣病を何とかしたい)したい人
におすすめです。
ヒハツの摂りすぎはNG!その理由は?
しかしながらヒハツは1日1gが上限で、なおかつ週2~3回が理想です。
もちろん毎日でも問題はありませんが、それでも上記の量を超えることはおすすめできません。
その理由は単純で、ヒハツは体にとって刺激が強すぎるから。
これはヒハツに限った話ではないですが、香辛料は体に総じて負荷をかけてしまうものです。
特にヒハツは胃痛・下痢・吐き気……といったように消化器官の調子を悪くしてしまいます。
もっとも消化器官の異常はあくまで過剰摂取した場合のみで、1日1gの量を守っている限りは大丈夫だと思います。
とはいえヒハツは治療薬との相互作用が懸念されるため、気持ち半分以下を心掛けたほうがいいかもしれません。
ヒハツはどこで買えるの?
数年前であれば「通販でしか買える場所はない」と言われてきたヒハツですが、現在はスーパーマケットでも入手できます。
もっとも「絶対に近場のスーパーで買える!」とは約束できないため、絶対に欲しい場合は通販を頼るのが妥当でしょう。
ちなみに沖縄県では当たり前な調味料であるため、普通に変えるそうです。
ヒハツの口コミはどうなっている?
そんなヒハツに対する口コミは上々です↓
・身体がポカポカする
・足のむくみがマジで消えた
・ピリッとした感じはあるが、嫌な感じはしない
・ガサガサしていた指先が良くなった
・旦那にヒハツを使ったスープを食べてもらったところ、さっそくポカポカしたらしい
などヒハツの即効性を絶賛しています。
あとは味についても言及しているものの、不快感はないようでした。
ヒハツに合う料理ってなに?効果的な摂取とは?
ヒハツの味はほぼほぼコショウと同じです。
先述した口コミであったように「ピリッとした感触」があるものの、不快感はありません。その後、口の中がポカポカするそうですが、いずれにしても味に問題はないです。
そうなるとヒハツと合う料理についてですが、何にでも合います。
沖縄料理をはじめ、焼きそば・カレー・チャーハンなどの料理だけでなく、コーヒー・紅茶といった飲み物にも入れることが可能です。
量が量なので、コーヒーや紅茶など通常ならコショウを入れない飲食物にも加えても味が損なうことはありません。
どんな食べ物・飲み物にも合う以上、効率的な摂取方法はこれといってありません……が、強いていうなら下味にするのが一番です。
ヒハツと同じ効果がある食べ物はあるの?
結論から言ってしまうと、ヒハツと似たような効果があるモノはあるにはあります。
それはルイボスティーとシナモンです。
どちらもTie2(タイツー)を活性化する効果があり、毛細血管を広げてゴースト血管(ゴースト化)を改善させます。
ルイボスティーはカフェインが入っていない飲み物としても有名ですが、ミネラルが豊富に入っている飲み物としても知られています。
他にも新陳代謝のアップやむくみの改善の心強い味方で、血液の巡りが良くなることが確認済みです。
一方シナモンはTie2(タイツー)に働きかけるうえに、カリウムが豊富なので高血圧を防ぐ効果が期待できます。
とはいえシナモンの成分・クマリンは肝臓への負荷がかけるため、シナモンは1日0.6~3gが理想だとされています。
もっともそれはルイボスティーも同じで、過剰摂取してしまうと肝障害になってしまう恐れもあるので要注意です。
つけ加えるなら元々健康的な人、例えば代謝が良く便通が良い人がルイボスティーを飲んでしまうと胃痛や下痢を引き起こしてしまうかもしれません。
とはいえこれはルイボスティーの効果、整腸作用のの裏返しといっても過言ではありません。
まとめ
ヒハツには血管を拡張させる作用があり、エイジングケア・ダイエット・冷え性に悩んでいる人におすすめなスパイスです。
ただしその量は1日1gが上限で、摂りすぎてしまうと胃痛・吐き気・下痢など消化器官に異常をきたしてしまいます。
どんな食べ物・飲み物にもよく合うものの、似たような効果であればルイボスティーとシナモンを頼るのもありです。