「メイドインアビス」のヒロイン・リコ。
アビスに憧れるポジティブな12歳の少女で、金髪をおさげにしています。メガネをかけており、その知的な印象通り、アビスに関する知識や探索のアイデア担当をしているキャラですね。
元気いっぱいなリコですが、実は彼女、すでに死亡したキャラなことはご存知でしょうか?
リコが何故死亡したのか、そのことについて解説していきましょう。
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「メイドインアビス」リコはすでに死亡していた?リコ、出生の秘密!
結論から言ってしまうと、リコはすでに死亡しています。
それは物語開始前からです。
しかし物語開始時点のリコは「大穴の街:オース」の孤児院で暮らす探検家見習いとして元気にしていましたよね。
生きているのに死んでいる、死んでいるのに生きている。
この矛盾を説明するには物語開始前、リコの母・ライザが彼女を身ごもった時の状況を語らなくてはなりません。
ライザは数々の功績を達成したトップクラスの探洞家「白笛」の1人であり、もっとも偉大な「白笛」とたたえられる女性です。
ライザは同じ隊の青年・トーカと結婚し、その青年との間に出来た子がリコでした。
しかしライザがリコを身ごもったタイミングは「アビス」へのダイブ中で、しかもそのダイブは他国の思惑が絡んできたため、戦争のような様相になっていきます。
このときリコは産まれ、そのリコを異物「呪い除けの籠」に入れてライザとオーゼンが帰還してきましたが、それは表向きの話。
真相はリコの出産は死産で、その遺体を「呪い除けの籠」に入れたところ、息を吹き返したのです。
異物「呪い除けの籠」はリコの件があったので表向きは「アビスの呪いを回避する」という効果になっていましたが、実のところ、真の効果は「籠に入れた死体が動き出す」あるいは「生き返らせる」というもの。
白笛オーゼンからこの話を聞かされたリコは大変ショックを受けていましたね。
その後もオーゼンは意地悪をしていましたが、この裏にはオーゼンのひねくれた優しさが隠されています。
というのもライザとオーゼンが当時のダイブで回収を命じられていたのは「時を止める鐘」という異物で、「呪い除けの籠」は別に回収しなくてもいい代物だったのです。
「時を止める鐘」は国際情勢を左右してしまう異物で、海外の探窟家も狙う代物でした。
しかし2人は「時を止める鐘」を回収せず、「呪い除けの籠」を持ち帰ることにしたのです。
オーゼンはライザの結婚に思うところがあったようですが、それでもリコを入れた「呪い除けの籠」を背負って運んだことをはじめ、本編で第二層にやってきたリコとレグに生存訓練をつけたりなど何だかんだ言って優しいのがオーゼンの魅力なんですよね。
ちなみにですが、リコの出生の秘密に関しては「メガネをかけなければ頭痛が起こる」という伏線がありました。
これは当初赤ん坊だったリコがオースに到着する過程で受けた「アビスの呪い」による後遺症として描かれていましたが、「呪い除けの籠」の表向きの効果を踏まえるならそれはおかしな話なんですよね。
つまり「呪い除けの籠」の効果はウソで、本当の効果は別にあったというわけです。
事実「呪い除けの籠」の真の効果は蘇生なのですが、異物自体、謎のオーパーツなのでリコの蘇生は全くの未知数。
すなわち、いつ死んでもおかしくはないのです。
「メイドインアビス」リコは一体いくつ死にかけた?
ヒロインということもあり、作中では何度もピンチに陥ったリコ。
ここではリコが死にかけたピンチの数々をご紹介していきます。
ベニクチナワ(オース、コミック1巻:第2話)
これは序盤も序盤、レグと出会う直前に起こったピンチでしたね。
いつものように探窟家見習いとしてオース周辺で活動していたリコは「アビス」の原生生物・ベニクチナワに襲われます。
しかし謎の光線によって九死に一生を得、それどころか自分を助けてくれたらしい人型ロボットを回収しました。
のちにこの人型ロボットに強烈な電気を浴びせ、目覚めたロボットに「レグ」と名付けるのでした。
ナキカバネ(第一層、コミック2巻:第10~11話)
こちらはリコとレグがオースから出てしばらくして起こったピンチでした。
自分たち以外の人間の声を聞いた2人が思わず立ち往生するのですが、それがナキカバネによるものだと思い至ってリコとレグは警戒します。
しかしそこに別な個体が襲いかかり、とっさにレグをかばったリコは巣に連れていかれようとします。
このときリコは上昇負荷がかかってしまい、気絶。
残されたレグは火葬砲でナキカバネを退けるものの、その威力に「もしリコに当たっていたら」と戦慄するのでした。
タマウガチの毒&上昇負荷(コミック3巻:第19話)
これは原作でもアニメでもインパクトがあったピンチでしたね。
第四層にてタマウガチと遭遇したリコとレグは何とか対処するものの、リコは左手にタマウガチの毒を受けてしまいます。
上に逃げることでタマウガチから逃げられましたが、今度は上昇負荷がかかってしまい、結果的に命だけは助かった状況に。
もはや生き残るには左腕を折り、切断するしかありませんでした。
リコの願いとあってレグは何とか半分まで切断したものの、上手くいきません。泣き叫ぶレグに救いの手をもたらしたのはナナチでした。
ナナチはリコに座薬を入れ、左腕には水キノコを植えつけて毒を対処。
上昇負荷もあるので生死の境をさまようものの、結果的にリコは復活します。
切断しかけた腕についても縫合されたため、外見上は傷跡が目立つだけになりました。
もっとも半分まで切断した代償は重く、親指以外は麻痺が残り、ナナチがつくった補助道具で動かしています。
以上がリコが死にかけたピンチでした。
「アビス」では下に行けば行くほど死ぬかもしれないピンチが高くなっていますが、それはリコのピンチでよく分かりますね。
余談ですがリコは原作では第三層をのぞいた全ての呪いを受けているものの、アニメではなんと全ての層の呪いを受けることに。
リコのピンチはこの後も続くかもしれません。
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まとめ
「メイドインアビス」のヒロイン・リコは出産時に死亡していましたが、異物「呪い除けの籠」の力によって生き返ったキャラでした。
そのためいつ死んでもおかしくないものの、それでも憧れのままに「アビス」の底を目指しています。
もっとも異物の効果が切れる前に「アビス」がもたらすピンチに死にかけたことが多々ありますが、それでも彼女は目指すことをやめないでしょうね。