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ミステリというなかれの双子のエピソードは何巻?【ネタバレ・結末】

人気コミック「ミステリというなかれ」、たとえ原作を読んでなくてもネットの広告で目にしたことがあるかもしれません。

その広告に選ばれたエピソードに通称、双子のエピソードがあります。

現在、連載中の新章をのぞけば「ミステリというなかれ」では最新話である双子のエピソードは一体どういう話なのか、お話していきましょう。

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「ミステリというなかれ」双子のエピソードは何巻?

「ミステリというなかれ」双子のエピソードは8・9巻です。

2つの巻をまたいで収録されているので、他のエピソードとセットになっています。

具体的にはこのように収録されていますね。↓

8巻

Episode11 星降る舌八丁 美術館のエピソード
Episode12 耳寄りな話 痴漢の話&美術館の後日談
Episode13 ナガティブなポジィブ 双子のエピソード

9巻

episode13-2 誰も寝てはならぬ 双子のエピソ-ド
episode12.5 enclosure ガロの話
episode14 誰が誰に誰を誰と “してんちょう”のエピソード
episode14-2 囁く夜 “してんちょう”のエピソード

話数こそは2話だけですが、ページは多いので他のエピソードと同様に濃い&長い展開です。

もしも双子のエピソードを読みたいのであれば、2話同時に購入することをおすすめします。

「ミステリというなかれ」双子のエピソード、あらすじと登場人物

「ミステリというなかれ」双子のエピソードのあらすじ及び登場人物は以下のようになっています。

1.あらすじ:鳩村家の入れ替わる双子たち

東英大学の敷地内で植物を撮影すればその植物が分かるアプリを楽しんでいた久能整でしたが、突如、走り出します。

それというのも背後から狩集汐路の声が聞こえてきたからです。

広島の事件のせいか、追いつかれても整は止まろうとしません。

しかし並走してきた汐路の「双子を見分けてほしい」という頼みについ耳を傾けてしまいます。

大学の学食でご飯を食べた後、汐路が整を連れて案内したのはレトロな洋館でした。

そこは「P・ピジョン」という老舗メーカーの社長宅で、東京支店長の瓜生晃次が出迎えます。

残念ながら邸宅の主である前社長・鳩村一葉は飛行機事故で亡くなっており、そのニュースは整も知っていました。

瓜生はその話の流れから汐路の言っていた「見分けてほしい双子」、一葉社長の忘れ形見である娘たち・有紀子と実都子を紹介します。

しかし有紀子と実都子は自己紹介を済ませると、互いの帽子を交換し、あらためて有紀子と実都子と名乗りました。

これが汐路の言っていた「双子を見分けてほしい」という頼みの内容です。

有紀子と実都子は頻繁に学校や邸宅で入れ替わっており、叔父でもある瓜生や庭仕事や家政婦として働いている畑中夫婦にも見分けがつきません。

「双子を見分けてほしい」という頼みは瓜生からのものでしたが、整は「本人たちがそれでいいのであれば、いいのでは?」と言います。

それが瓜生の逆鱗に触れてしまい、汐路ともども鳩村邸から追い出されますが、汐路の「あれって本人の意思かな?」という一言がきっかけで整は双子の様子が気になりました。

そこで家庭教師として雇ってもらい、双子たちと交流を重ねていくのですが……。

2.登場人物:鳩村家の関係者

瓜生晃次(うりゅう こうじ) P・ピジョン東京支店長。双子の叔父。
楡崎(にれざき) 瓜生の部下。いつも彼の背後にひかえている。
鳩村一葉(はとむら いろは) P・ピジョンの前社長。飛行機事故で帰らぬ人となった。
畑中詩(はたなか うた) 鳩村家の家政婦。一葉が幼い頃から世話をしている。
畑中徹(はたなか とおる) 詩の夫。妻と同じく鳩村家で使用人として働いており、主に庭仕事をしている。
鳩村有紀子(はとむら ゆきこ) 一葉の娘で、問題の双子。実都子とよく入れ替わっている。
鳩村実都子(はとむら みつこ) 一葉の娘で、問題の双子。有紀子とよく入れ替わっている。
マキちゃん 本名、川上棋絵(かわかみ まきえ)。一葉の母親だが、幼い頃に一葉がしてしまった事故により、酒に溺れて家から追い出された。 現在は鳩の「アイコちゃん」を通して孫と文通している。

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「ミステリというなかれ」双子のエピソードのネタバレ

ここから先は「ミステリというなかれ」双子のエピソードのネタバレとなります。ご注意ください。

1.双子ではなく、三つ子

鳩村有紀子と鳩村実都子、実はそこにもう1人の姉妹がいます。

名前は「鳩村藍糸子(あいこ)」、そもそも鳩村家の子供達は双子ではありません。三つ子だったのです。

1人は邸宅のどこかに隠れ、残りの2人は双子だとアピールしながら、常に入れ替わることで三つ子たちは誰にも自分たちを特定されないようにしていました。

2.入れ替わってきた理由は母・一葉の言いつけを守るため

なぜ三つ子たちは双子だと装ってきたのか、それは彼女たちの母・一葉のトラウマが関わっています。

一葉は鳩村家の長女で、双子の妹・百花(ももか)と1つ下の妹・万美(まみ)という妹たちがいました。

しかし一葉が6歳のとき、疲れている母親に代わって万美とともにお風呂に入浴したところ、目を離した隙に万美は浴槽に沈んでしまったのです。

事故直後、母親は一葉を責め立てました。

以来、母親はアルコールに溺れて離婚を言い渡されます。百花も一連の出来事によって鳩村家に愛想が尽き、家を出ていきました。

残された一葉は見守っていた詩が危惧するほど自責の念に駆られたものの、ある日、

・「わたしのせいじゃなかった!」

・「わたしたちの家系は三つ子が生まれると、一番下の子を殺してしまうの」

と言い始めます。

詩は一葉に「あなたは三つ子ではなく、双子で、死んだ子は1つ下の子だった」と説明しても聞き入れてもらえません。

しかし詩は塞ぎ込んでいた一葉が別人になったように明るくなり、社長としても活躍していく様を見て「それでもいい」と思って口を閉ざします。

しかし順風満帆だった生活も、一葉が生んだ子供たちが三つ子だったことで陰りが生じました。

・「双子じゃないとダメなの 下の子は殺される」

・「隠さないと!」

と主張し、一番下の子・藍糸子を生まれなかったことにしました。

それは戸籍も出さないほどの徹底ぶりで、真相を知っているのは畑中夫婦と主治医の先生たちだけです。

一葉は娘たちを平等に慈しみつつも、彼女たちの体が大きくなったら

・「3人で入れ替わるの」

・「誰か誰かバレちゃダメよ」

・「いい? もしバレちゃうと 怖いおじさんが さらいにやってくるからね」

と言い聞かせたのです。

一葉は子供たちの入れ替わりを「5歳になるまで」と詩に言っていましたが、結局、5歳を過ぎても三つ子たちの入れ替わりは続けられました。

3.三つ子の入れ替わりが続いたのは瓜生のせい

三つ子たちの入れ替わりが続いたのは、双子を見分けられるように依頼して来た瓜生のせいです。

瓜生は一葉の夫・滉一(こういち)の弟で、滉一に強いコンプレックスを持っていました。

滉一は三つ子たちが生まれる前にくも膜下出血で帰らぬ人になったものの、詩も会社の人も滉一に対しては良い印象を持っているようです。

さて、そんな兄に対して瓜生はこっそり会社のお金を億単位で使い込んでいました。

それを当時の経理部長に気づかれてしまい、お金を握らせて黙認してもらおうとしましたが、

・「お兄さんの滉一さんとは えらい違いですな」

と言われて、その経理部長を殺します。

どうやら瓜生は口封じで殺したというよりも、兄と比べられたことにカッとなって殺したという感じですね。

そして瓜生は鳩村邸の敷地内に経理部長の亡骸を埋めたのですが、その現場を4歳の有紀子に見られてしまいます。

家族の呼びかけで有紀子がその場を去ったことにより、

・「目撃したのは有紀子」

だと知った瓜生は子供とはいえ、いずれ自分がしていたことに気づく可能性を懸念して有紀子の始末を決めました。

ところが肝心の有紀子は例の入れ替わりで分からなくなっています。

実都子ともども殺してしまっては「前・社長の弟」という立場が失ってしまい、お金を手に入れるチャンスが失われてしまうのも瓜生としては嫌でした。

一葉に「オレと再婚しないか」とアプローチしても

・「あなたとはありえない わかってると思うけど」

と言い返されます。

そのことに「何か知っている」と察知した瓜生は「死んでくれてよかった」と思うのでした。

4.整はなぜ三つ子だと見破れたのか?

整も三つ子の入れ替わりに翻弄されましたが、ライカの

・「前提が違ってるんじゃないか?」

という助言を皮切りに気になっていたことの辻褄が合うようになりました。

整はまず詩とともにお菓子のわらび餅をつくった際、詩から生前、一葉が

・「順番が分かる名前にしちゃった」

と言っていたことを耳にします。

これは

・有紀子:アレキ

・実都子:サンド

・藍糸子:ライト

という名前にしたのではないか、と推理します。

一葉の星座はふたご座で、誕生石であるアレキサンドライトをお守りにしていました。

「実都子」という名前は一葉の地元・岐阜県中津川市にある実戸(さねと)にかけ、「実都」を「さんと」と読み、「有紀子」の「有紀」を「あれき」と読めば、「アレキサンド」となります。

そうなると残りの「ライト」が名付けられた子がおり、その子は姉妹たちが面倒を見ている鳩の「アイコ」という人物ではないかと考えました。

他にも三つ子だという伏線はあり、

・黄色・赤・青の色鉛筆の減り具合がそれぞれ違った

・噴水に浮かべるアヒルの色が黄色&赤、赤&青といったように毎日色違いだった

といったように三つ子たちはそれぞれのマイカラーを持っており、噴水に浮かべるアヒルは「今日は自分」というサインだったのです。

ピアノで弾く童謡は隠れているもう1人への「今は出るな」や「今は大丈夫」といった合図で、

・「わたしたちにも 毒があればいいのにね」

というテントウムシを見た時の台詞はテントウムシの警戒色を知り、思わずこぼれた姉妹の本音でした。

それを整は見破り、見事に的中させます。

5.結末はどうなるの?

整が「双子ではなく、三つ子」だと見破ったことにより、事態は大きく動き出します。

整は詩や実は娘と和解していた棋絵を通して、一葉が三つ子たちの入れ替わりをした事情を知りますが、どうにも腑に落ちません。

そんな時に鳩村邸に瓜生がやってきて、藍糸子のことを尋ねます。

実は詩の夫・徹が三つ子たちの今後を思うあまり、こっそり瓜生に相談していたのです。

しかしそれは悪手でした。

会社のお金を横領したことを当時の経理部長に咎められ、手にかけた瓜生はその死体を埋めた現場を見た有紀子を始末することをずっと考えていました。

藍糸子の存在を知り、もう有紀子を見分けなくて済むと知った瓜生は楡崎に有紀子・実都子・畑中夫婦・整を動かないオンボロ船に乗せ、別な船で引っ張って海へと連れ出します。

そして海のど真ん中に置き去りにしました……が、楡崎は整たちが乗せた船に鳩のアイコちゃんや遭難信号発信機を積んでいました。

実は楡崎の息子も同じ会社に勤めていたのですが、一葉とともに飛行機事故で死んでいたのです。

それを知らない瓜生は鳩村邸でくつろいでいたものの、助けの手紙を託された鳩のアイコちゃんとそれを受け取った棋絵の知らせによって大隣署の刑事たちがやってきます。

そのタイミングで1人残っていた藍糸子が目撃した瓜生の犯行現場を暴露。

実はあの時、目撃したのは有紀子ではなく、藍糸子で、その頃から入れ替わっていたのです。

刑事たちも事態を察して動き出しますが、藍糸子の

・「ママの飛行機も 落としたの?」

という問いかけに前々から小細工をし、飛行機事故を起こそうとしていたと瓜生は告白します。

それを聞いた楡崎は隠し持っていたナイフで瓜生を刺すものの、瓜生の傷は致命傷には至らず、そのまま逮捕されました。

一方、整たちは遭難信号が出せたおかげで助けの船がやってきて生還を果たすのでした。

6.ガロとの再会

楡崎が用意した発信機を使い、遭難信号を出した整たちは助けが来るまでの間、オンボロ船でジッとします。

そのうち全員が眠ってしまうのですが、その時整はオンボロ船の上でガロと再会をするのでした。

ガロは現在、クルーザーを使って行動しており、整に会えたのも「遭難信号が出てたから」と言うものの、実のところ偶然ではなかったのです。

そもそも汐路が整に瓜生の依頼を持ちかけたのはガロの頼みでした。

では「何故ガロはそんなことをしたのか?」といったら、双子のエピソードが終わった後の話「episode12.5 enclosure」で明らかになります。

このエピソードはガロの姉・愛珠の精神を追い詰めた疑いがかかっているカウンセラー・鳴子巽をガロたちが見張っている話です。

そのなかで巽が担当した患者のなかに一葉がおり、一葉の思い込みも娘たちの入れ替わりも全て巽のアドバイスだったことが判明します。

作中、一葉を知ったガロは彼女のその後を気にしていたため、一葉の死と双子たちの入れ替わりを知って整と接触させた可能性が高いですね。

「ミステリというなかれ」ドラマのキャスト

ガロと言えば2022年1月、月曜夜9時からスタートするドラマ化にてキャストが誰なのか伏せられたままだったりします。

今のところ、分かっているキャストは以下の通りです。

久能整(主人公) 菅田将暉
風呂光聖子(刑事) 伊藤沙莉
池本優人(刑事) 尾上松也
青砥成昭(刑事) 筒井道隆
藪鑑造(刑事) 遠藤憲一

まさに豪華かつ実力あるキャスト陣ですね。

人気俳優の菅田将暉さんをはじめ、2018年のドラマ「この世界の片隅で」で話題を呼んだ伊藤沙莉さん、歌舞伎役者でもある尾上松也さん、「半沢直樹」の最終話やNHKのテレビドラマに出演している筒井道隆さん、そして菅田将暉さんに劣らない人気と演技力を持っている遠藤憲一さんにはファンも満足しているのではないでしょうか。

ガロなど「ミステリというなかれ」では主要な人物である愛珠とライカの登場も予想されているものの、この2人についても正式な発表はありません。

なので、ネットでは

・城田優

・岡田将生

・中条あやみ

・小松菜奈

を推したり「抜擢されているのではないか?」と予想したりしていますね。

まとめ

「ミステリというなかれ」双子のエピソードはたった2話だけですが、それでもボリュームある話なんですよね。

ヒヤヒヤする展開もあるものの、最後はハッピーエンドで終わって何よりです。

双子のエピソードのドラマ化は原作の順番的に難しいでしょうが、それはそれで面白いかもしれません。

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