PR 観光・旅行

大神神社に呼ばれるとは!?秘められたスピリチュアル的な意味

大神神社は奈良県にある神社で、「日本最古の神社」として有名です。

奈良県の代表的なスポット「大仏殿」といった中心地からは離れているものの、毎年数多くの参拝者や観光客が訪れています。

特に酒造家たちから厚い信仰も受けている大神神社がどんな神社なのか、その概要と「神様に呼ばれる」という意味についても解説していきましょう。

日本最古の神社「大神神社」、概要!

・大神(おおみわ)神社

所在地奈良県桜井市三輪1422
電話番号0744-42-6633
アクセス【電車】 JR桜井線三輪駅から徒歩5~10分 【車】 天理ICから国道169号線経由で30分
ご祭神大物主大神 (※配神には大己貴神、少彦名神)
駐車場あり(無料)

大神神社は別名「三輪神社」「三輪明神」とも呼ばれている日本最古の神社です。

日本神話をつづった「古事記」や「日本書紀」にも登場しており、そのご神体は境内の奥にそびえる三輪山となっています。

そのため本殿はなく、拝殿ひいては三ツ鳥居を通して三輪山を拝む様式は日本古来の自然崇拝ならではです。

「原始的」とも言い換えることもできますが、それだけ三輪山が「神の山」として深く讃えられてきた証拠でもあります。

実際に現在ある拝殿は江戸時代から創建したもので、それまでは拝殿すらありませんでした。

その三輪山を依代とするご祭神は大物主大神(おおもぬしのかみ)、国造りの神様です。

配神には国造りで力を合わせた大己貴神(おおなむじのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)がお祀りされています。

ご利益は

・病気平癒

・交通安全

・金運

・縁結び

などです。

ご祭神の大物主大神が生活の守護神という一面もあって、様々なご利益をたまわることができるものの、大神神社のご利益を授かりたいのは酒造家さんたちでしょう。

というのも大神神社は「酒の神様(蛇の神様でもあるそうです)」としても有名で、三輪山は古来「みむろ(酒のもと)の山」と呼ばれていました。

(お神酒(みき)も昔は「みわ」と称していたそうです)

現に「日本三大酒神神社」に数えられており、毎年11月14日には全国各地の酒造家・杜氏たちがお酒づくりの安全祈願を願って参加する「醸造祈願祭(酒まつり)」が執り行われます。

この日、境内では参拝客や観光客にも振舞酒が頂戴できるそうです。

また祭事後は「酒林」という酒屋の看板が配られ、これを貰った酒造家たちは軒先に吊るして「新酒ができた」と周囲に知らせます。

なお、この「酒林」は三輪山の神杉からつくられています。

電車と車、大神神社に行くならどちらが便利?

大神神社が鎮座する桜井市三輪はのどかな田舎町です。

そのためか電車の路線は少なく、1時間に1~2本程度しかありません。

最寄り駅であるJR「三輪駅」も小さな駅で、とても「一生に一度は行ってみるべき神社」の交通の要になっている駅とは思えないほどです。

その点、車でのアクセスはスムーズかもしれないものの、駐車場が

・二の鳥居駐車場:20台

・一の鳥居駐車場:150台

・大鳥居南駐車場:50台

・大鳥居北駐車場:100台

というようになっています。

このうち大神神社にもっとも近いのは「二の鳥居駐車場」ですが、ご覧の通り駐車できる台数は少ないので要注意です。

残りの駐車場は大体歩いて15分ほどかかる場所に位置しています。

電車と車、どちらにも「一長一短ある」といったところでしょうか。

ちなみに筆者は大神神社に行った際は電車を使いました。確かに路線数は少ないものの、これといって不便に感じることはなかったです。

大神神社の境内はとにかく広い!

大神神社の境内はとにかく広く、一般的に知られているルート(二の鳥居~参道~拝殿~狭井神社)でもかなり歩きます。

しかも大神神社の見どころであり、大神神社のパワースポットでもある

・綱越神社

(一の鳥居近くにある神社です。

別名「おんぱらさん」とも呼ばれており、祓戸大神をお祀りしています。

その浄化のパワーは祓戸社よりも勝っているそうです。)

・祓戸社

(参道の道中にある社で、こちらには祓戸四神が祀られています。

綱越神社に負けない浄化のパワースポットで、大神神社に参拝する前に必ずお参りすることがおすすめされているスポットです)

・夫婦岩

(祓戸社と手水舎の中間にある、縁結びのパワースポットです。

夫婦円満、恋愛成就の力もあるらしく、毎日ここには恋を叶えたい人たちだけでなく、夫婦やカップルが集まっています)

・手水舎

(酒樽の上に乗った如意宝珠に巻き付いている蛇が水口となっている、珍しい手水舎です……ただし新型コロナウイルスの感染防止対策のため、柄杓はありません)

・巳の神杉

(拝殿のすぐ近くにある神杉です。

「大物主大神の化身である白蛇が住んでいる」という言い伝えからこの杉の前に卵とお酒をお供えするのが習わしとなっています。

卵とお酒は大神神社の参道に佇む「今西酒造参道店」にて購入可能です)

・なで兎

(参集殿の入り口に置かれている兎の彫像です。

この兎を撫でると運気が上がるとされており、「身体の痛い場所や悪い場所を撫でると良くなる」とも言われています。

大神神社に祀られている大物主大神は国主神の幸御魂・奇御魂で、大国主として因幡の白兎を助けたことから「なで兎」の信仰が生まれたのかもしれません)

など数多いです。

幸い「綱越神社」以外は大神神社の境内にあるため、道すがら立ち寄ることはできます。

とはいえ時間がかかることには変わりなく、早朝から大神神社で参拝したとしても1つ1つ回ったら正午近くになると思います。

ここに注意しよう!三輪山登拝!

「三輪山登拝」とは大神神社のご神体・三輪山に入山し、お参りすることです。

現在では誰でも立ち入れるものの、昔はご神体とあって禁足地とされており、その名残は今でも続いております。

少なくとも通常の登山やハイキング気分のまま、入山できません。

「お参りする」という心構えはもちろん、勾配がきつい道のりが続いているらしいです。そのため体調や装備を怠った人たちが助けを求め、消防署が出動するケースが増えてきていると言います。

「三輪山登拝」は大神神社の奥にある「狭井神社」に出入口があり、そこの受付で

・住所

・氏名

・携帯の電話番号(緊急連絡先)

など提示された書類に記入を求められた要項を書き込み、提出しなければ入山の許可は得られません。

他にもこんな注意点があります↓

「三輪山登参拝」の注意点

受付時間午前9時~正午(時間厳守)
下山報告午後4時まで(時間厳守)
登拝料300円
主な禁止事項1.飲食・火器の使用 2.カメラ等での撮影 3.水分補給以外での飲食
入山登拝禁止日・1月1日~10日(令和4年のみ、年によって異なる) ・2月17日 ・4月9日 ・4月18日(午前のみ) ・10月24日 ・11月23日
その他・受付時間は「午前9時~正午」を厳守しています (上記の時間内でも、場合によっては入山を停止する可能性あり) ・マスク着用 ・山間でも他の登拝者と距離を取ってください ・登拝中はお喋りは最小限にし、大声や歌唱など静かにできないことはしないでください ・入山前、入山後の手洗いうがいを徹底してください ・熱中症、脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給を忘れないでください ・体調不良(息苦しさ、熱、咳、だるさなど)があれば入山は避けてください

「神様に呼ばれる」ってどういうこと?

大神神社について調べると「神様に呼ばれる」というブロガーがいたりします。

ひとまず言えるのは、これは

・インスピレーション

です。

これは大神神社に限った話ではなく、伊勢神宮や熊野大社、諏訪神社などパワースポットとして注目されている神社にも当てはまります。

「行って気持ちよかった」「前々から気になっていた」「電車に乗っていたら、ふと、気になって立ち寄った」……などなど、とにかく自分の気持ちが向いたり心地いい気分になったりすれば、人は「神様に呼ばれた」と思うようです。

この時、肝心なのは心地良く過ごせたことです。

もしも神社に向かったものの、「気分が良くない」「他の参拝者が気になって何だかモヤモヤした」「土砂降りで最悪だった」といった気持ちを抱いたら、それは神様から歓迎されていないかもしれません。

そして「神様に呼ばれた」ということはインスピレーションだけでなく、参拝後の出来事も関わってきます……が、それは必ずしも良い事があるとは限らないです。

その人からすれば不便のない職場や家庭だったとしても、神様はもっと良くするために縁切りを始めたりします。

家族と大喧嘩して家から飛び出したり、車をぶつけてしまって壊したりなどのトラブルがそれです。

しかし一難去れば新しい出会いや仕事との巡り合わせがあり、結局良い出来事が待ち受けています。

つまるところ「神様に呼ばれる」とは

・インスピレーションと参拝後の出来事がセットになっている

ことです。

まとめ

大神神社は日本最古の神社で、ご神体はのどか町に聳え立つ山・三輪山です。

「酒の神様」でも知られている大神神社は少々アクセスは不便かもしれませんが、不自由なくたどり着けます。

大神神社は拝殿以外にも「なで兎」や「夫婦岩」など見どころが沢山あるものの、もしも三輪山登拝をする際は入山に集中することをおすすめします。

よく「神様に呼ばれる」とありますが、もしそれがあるとするなら参拝後に何かあるかもしれません。

-観光・旅行