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ピチットシートはダイソーなどの100均でも買える?どこで買える?

鮮魚や生肉の水分や臭みを吸収してくれる台所グッズ「ピチットシート(脱水シート)」。

どこにでもありそうではあるものの、オカモト株式会社で商品登録がしっかりとされているためか、「ピチットシート」はいざ購入しようと思っても中々見当たりません。

実際にダイソーのような100均にすらないです。

そこで今回は購入場所、ダイソーのような100均にあるのかどうかを含めて「ピチットシート」に迫っていきましょう。

そもそも「ピチットシート」ってなに?

「ピチットシート」とはオカモト株式会社が販売している台所グッズです。

オカモト株式会社とは?

オカモト株式会社は1934年に創立した会社で、その主な事業は産業用製品と生活用品が挙げられます。

産業用製品とは

・プラスチックフィルム

・車輌用資材

・壁紙

・粘着テープ

・ゴムバンド

・食品衛生用品(ラップフィルムなど)

などで、生活用品は

・コンドーム

・カイロ

・除湿剤

・手袋

・長靴

・レインウェア

・医療機器(医療用手袋など)

となっています。

このうち「ピチットシート」は産業用製品の食品衛生用品に分類される品です。

「ピチットシート」の仕組み

「ピチットシート」はいわゆる脱水・脱臭シートです。

それを可能にしているのは特殊な食品用半透膜フィルム、そしてその間に挟んだ食用糖類(水あめ成分)&糖粘多糖類(海草成分)を用いたシートのおかげです。

フィルムには目に見えない穴がいくつも開いており、そこから食品の余分な水分&分子が吸収されます。

この吸収時にシートに用いられた食用糖類(水あめ成分)&糖粘多糖類(海草成分)の成分が浸透圧となるわけですが、「ピチットシート」のポイントは

・うま味成分は吸収しない

ことです。

実は「ピチットシート」のフィルムの穴のサイズはうま味成分の分子が通れない大きさとなっており、このおかげで「ピチットシート」は素材の美味しさを損なわず、余分な水分と臭みを吸収できています。

逆に言えば調味液に浸した食材(例、切り身など)を包むために「ピチットシート」を使っても、美味しくする調味液の味が損なわれることはないというわけです。

「ピチットシート」の使い方

「ピチットシート」の使い方はカンタンです。

水分&臭みを取り除きたい食材に「ピチットシート」を巻くだけ……とはいえ、目的によって巻いている時間は違います。

例えば刺身の臭みが気になる場合は30分ぐらいで十分です。

逆に長時間巻いてしまうと刺身に瑞々しさが失われ、パサパサした食感になってしまいます。

「ピチットシート」が向いている食材・向いていない食材

とはいえ「ピチットシート」は万能アイテムではありません。

いくら脱衣・脱臭が優れていたとしても向き・不向きな食材があります。その向いている食材とは

・臭みが気になる素材(青魚など)

・水分が多く、臭みがある素材(鶏もも肉)

・解凍した冷凍素材(ホタテ、エビなど)

が挙げられます。

逆に不向きな食材は

・水分が少なく、脂肪が多い素材(マグロなど)

・水分が少ない素材(ささ身など)

・塩で締めている素材(数の子など)

です。

塩で締めている素材は塩分によって水分を失くしているため、「ピチットシート」を使っても意味がありません。

そんな「ピチットシート」を公式では

・じゃがいも

・トマト

・豆腐

に使用することをおすすめしています。

その理由は、どれも水分があっては調理の邪魔あるいは完成した料理を損なってしまうからです。

じゃがいもはポテトチップとして油で揚げる際に付着している水分が邪魔になるし、トマトをサンドイッチに挟む場合、トマトの水っぽさが気になることもあるでしょう。

豆腐は言わずもがな。和え物など水分を取り除かなくてはならない時に重宝するからです。

「ピチットシート」はダイソー(100均)でも買える?購入場所は?

結論から言ってしまうと「ピチットシート」はダイソー(100均)では売っていません。

というのも「ピチットシート」はその構造上からか、台所グッズとはいえ、定価880~2.310円となっています。

他の脱水・脱臭シートも同じで、ダイソー(100均)のような店では置いていないのが実際のところです。

では「ピチットシート」が購入できる場所はどこか?

パッと思いつくのはスーパーマーケットですが、なんと身近なスーパーでもあるとは限りません。

スーパーといっても業務用スーパー、身近で言うならホームセンターぐらいです。あとは釣具屋が挙げられます。

業務用スーパーとホームセンターならともかく、釣具屋は意外かもしれません。

しかし釣った魚をすぐにでも処理できるグッズとして「ピチットシート」を販売している店舗は珍しくないです……もっとも店舗によって品数にムラがあるため、「釣具屋に行けば必ずある」とは言えません。

それは業務用スーパーとホームセンターも同様です。

だったら「ピチットシート」を絶対に購入できる場所はどこなのか?

それはズバリ通販ショップとなります。通販ショップなら必ず購入できるだけでなく、マイルド(低吸収)・レギュラー(高吸収)・スーパー(超高吸収)など様々なタイプを選ぶことができます。

つまり「ピチットシート」が欲しいなら通販ショップを利用したほうがお得というわけです。

「ピチットシート」の代用品になるアイテムはないの?

実のところ「ピチットシート」の代用品になるアイテムはあります。

しかもそれらはダイソーのような100均で購入可能です。そのアイテムとは

・トイレットペーパー

・セロファン紙

です。

トイレットペーパーは水分の吸収率が高い点が、セロファン紙は透湿性がある点が「ピチットシート」の代用品になれるポイントとなります。

とはいえ「さすがにトイレットペーパーは……」と思い、セロファン紙一択になるかもしれません。

しかしセロファン紙を使う場合は浸透圧を再現しなくてはならないため、食材を包んだらビニール袋に入れたうえで砂糖(もしくは塩など)と一緒に放置しておく必要があります。

まとめ

「ピチットシート」とはオカモト株式会社の脱水・脱臭シートです。

巻くだけで食材の水分&臭みを取り除ける「ピチットシート」は残念ながらダイソーといった100均では販売していません。

購入するなら通販ショップがおすすめです。

ただし100均で売っているトイレットペーパー&セロファン紙は「ピチットシート」の代用品になるので、そちらを使うのもありでしょう。

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