2020年11月12日に発売したps5。
長いこと愛されたpsの最新ハードであること、そしてコロナ禍の最中で発売されたので新しい巣ごもりの娯楽として注目を集めました。
しかし蓋を開けると今もなお普通に売ってるお店はなかなかありません。
一体なぜps5を普通に売ってるお店はないのか、解説をしていきましょう。
ps5は普通に売ってる?ps5がなかなか入手できない理由
結論から言えばps5は普通に売っていません。
店頭販売であっても通販ショップであっても抽選販売がほとんどで、そうでない場合も条件付きでの購入が求められます。
例えば会員登録を済ませているうえで1万円以上のゲームソフトを購入した履歴があることやクレジットカード支払いが可能な方などさまざまです。
コロナ禍で爆発的な人気と収益を得たニンテンドースイッチとは全然違いますね。
ニンテンドースイッチも高いと言えば高いですが、携帯ゲーム版のライトがあるのでテレビでゲームを遊べないことを我慢すればコストを抑えられます。
そもそもどちらとも通販ショップでもすぐに購入できてしまうのに対し、ps5の販売状況は素人目からしても特殊です。
何故こうなっているのか。それは生産が思うようにできないこと、そして転売ヤーたちによる買い占めのせいに尽きます。
生産が思うようにできない
Ps5を生産するには半導体が欠かせません。
半導体とは電気抵抗が金属(導体)と絶縁体の中間になっている物質の総称で、文字通り、金属のように電気は通りませんが、ゴムのように完全に電気を通さないわけでもありません。
この性質は私たちが暮らす社会に大いに役立っており、パソコン・スマホ・家電・自動車・医療機器・産業機械などありとあらゆる製品に必要です。
ところがコロナ禍が始まったことにより、半導体の流通がストップ。
おまけに2022年にはロシアによるウクライナ侵攻が勃発し、ますます世界的な流通に負担がかかることに。
工場そのものが半導体の生産が難しくなったり、国外に半導体を輸出できなくなったりなど半導体の生産・流通が需要に対して一気に低下したのです。
「なら工場を増やせばいいじゃん?」と思われるかもしれませんが、それは非常に難しい取り組みです。
新しい工場を開くにはおおよそ1兆円以上のお金がかかるといわれています。
しかも半導体の生産工場となると最新の技術が搭載されるので2倍のお金、2兆円以上のお金がなければ無理です。
たとえお金を用意してなんとか工場を開けたとしても、半導体そのものは常にその技術をアップグレードしています。
最低5年も過ぎれば生産している技術は時代遅れだとされているため、変化に追いつくための投資も必須です。
さらに言えば生産率を落とさず、ミスもなしに工場を1年中また1日中稼働することを考えると維持費も馬鹿になりません。
いくら半導体が不足しているとはいえ、工場を開くのは無謀なのです。
そのため企業は今ある半導体の工場に頼んでやりくりするしかありませんが、半導体不足でダメージを受けている企業もとい業界は多岐にわたります。
よってps5の生産が購入したいユーザーの希望に反し、思うようになっていないわけです。
転売ヤーたちによる買い占め
店頭販売&通販ショップで条件付きの販売や抽選販売が行われているのは全部転売ヤーのせいでもありますね。
もっと言えばps5が入手困難になっていることの原因はこいつらです。
転売ヤーは売れる商品を買い占め、それをフリマなど個人で販売できるネットを通して売りつけます。
その際の価格は通常価格よりも倍ですが、欲しい人はどんなに高くても自分で支払える範囲内なら買ってしまうもの。
ただしps5は需要が高いため、転売価格も8万円が相場になっているので、ご注意ください。
こうした悪辣な行為は販売元である企業や店舗も頭を悩ませており、その対策としてゲリラ販売や抽選販売が行われています。
しかし転売行為自体を取り締まる法律があるわけでもなく、また企業や店舗の対策もその場しのぎでしかありません。
転売ヤーたちのなかには店の経営者とつながっており、そこから商品をもらっているなんて噂も。
実際のところは不明ですが、いずれにしても中古品の出品について有効な手段を取らない限り、解決できそうにありませんね。
ps5を売ってる店と通販ショップは?
Ps5を売ってる店と通販ショップは
・ヨドバシ(店頭販売)
・ヤマダ電機(抽選販売)
・ドンキホーテ(店頭販売)
・TSUTAYA(抽選販売、ただしアプリ&モバイルTカード登録は必須)
・ゲオ(店頭販売)
・エディオン(抽選販売、クレジットカードにもなれるエディオンカードが必要)
・ビックカメラ(店頭&抽選販売、専用のクレジットカード必須)
・ジョーシン(抽選販売)
・イオン(店頭販売)
・ソフマップ(抽選販売)
・Amazon(抽選販売)
・楽天ブックス(抽選販売)
となっています。
ただしそれぞれのお店やショップで条件が課せられる場合が多く、また販売していたとしても売り切れになっているパターンもあるので気を付けてください。
ps5は田舎のほうで買える?その理由とは!
Ps5が田舎もとい人が少ない街や地方都市で買えるかどうかは微妙なところです。
前述しましたように転売ヤーはある意味転売を仕事にしているので、そのネットワークは私たちがお店のツイートを敏感に調べているよりもはるかに上。
そのためツイートを見ている時点で転売ヤーたちはそのお店に行っている可能性は高く、結果、入手できないほうが現実味があります。
とはいえ人が少ないエリア=ps5を買いたい人が少ないことを意味しているのも事実です。
本当に欲しいのあれば田舎に足を運ぶのも悪くありません。
まとめ
ps5は普通に売ってるところはありません。
大体のお店や通販ショップでは専用のカードの所持や会員登録などを求められますが、これはひとえに転売対策です。
Ps5が品薄なのは半導体が世界的に不足しているからですが、転売ヤーによる買い占めも原因に挙げられます。
いちおう大手では売っているものの、やはり入手できません。
購入者が少ないだろう田舎であればチャンスがあるかもぐらいですね。