セイウンスカイの声優は大ヒットアニメ「鬼滅の刃」、そのヒロイン・竈門禰󠄀豆子役を演じていることで有名な鬼頭明里さんです。
鬼頭明里さんにとってセイウンスカイもまた「運命だった」とインタビューで語っており、「ウマ娘」の人気もあって鬼頭明里さんの代表キャラとなっています。
今回はそんなセイウンスカイや声優の鬼頭明里さんについて迫っていきましょう。
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人気声優・鬼頭明里さんのプロフィールまとめ!
鬼頭明里さんのプロフィール
名前 | 鬼頭明里 |
性別 | 女性 |
生年月日 | 1994年10月16日 |
出身地 | 愛知県名古屋市 |
所属事務所 | プロ・フィット |
代表作 | ・六畳間の侵略者!?(アニメ、藍華真希) ・アリスと蔵六(アニメ、雛霧よなが) ・鬼滅の刃(アニメ、竈門禰󠄀豆子) ・東方キャノンボール(ゲーム、博麗霊夢)など |
鬼頭明里さんは2014年にデビューした女性声優です。
デビューした当初はメインキャラではなく、クラスメイトや男の子といったように脇役としてアニメ・ゲームに出演していました。
そのため極貧生活を送っていたそうですが、2016年から徐々にメインキャラを任されるようになります。
そして2019年、アニメ「鬼滅の刃」が大ブレイクしたことによって竈門禰󠄀豆子役として出演した鬼頭明里さんは晴れて人気声優に駆け上がりました。
2020年からの活躍も目覚ましく、「地縛少年花子くん」や「虚構推理」、「怪病医ラムネ」や「明日ちゃんのセーラー服」をはじめ、目ぼしいアニメやゲームに引っ張りだこです。
歌手としての肩書も持っており、2019年にデビューしました。
2021年には年に1回開催される「声優アワード」で助演女優賞を獲得しています。
鬼頭明里さんってどんな人なの?
鬼頭明里さん本人曰く、「マイペース」だそうです。
(そのためセイウンスカイを任されることになった際、戸惑ったものの、のらりくらりとしたセイウンスカイの性格に「通じるところを感じた」とウマ娘のキャスト座談会にてコメントしています)
幼い頃から親の影響でアニメやゲームと親しんでおり、現在でもサブカルチャー作品は総じて好んでいると言います。
そのため学生時代はアニメ「けいおん!」の影響で軽音部に所属していました。
進学を決める時期になると、周囲から絵を褒められたこともあって「大学に通いつつ、イラストレーターになろうか」と思ったものの、
・「学費は出さない。進学するなら推奨金で大学に通ったほうがいい」
と親に言われて考え直し、色々悩んだ末に声優になる道を選びます。
高校卒業後はプロ・フィット声優養成所に入り、入所中に声優デビューを飾りました。
その1年後、2015年にプロ・フィットに準所属というカタチで契約を結びます。
意外かもしれませんが、正式に所属することになったのは2019年からです。声優も所属する事務所を移籍することが多々あるものの、今のところ、鬼頭明里さんにそんな気配はありません。
ちなみに鬼頭明里さんの特技(趣味)は絵描き・歌唱・湯切り。
湯切りはラーメン屋でアルバイトしたことからそのまま特技となった模様です。
鬼頭明里さんの出身大学が京都大学ってホント?
これは完全なデマです。
先述したように鬼頭明里さんは高校卒業後、プロ・フィット声優養成所に入所しています。
では何故こんなデマが流れているのか?といったら、過去に行われたトークイベントの舞台が京都大学だったため、その情報と学歴が混ざった可能性が指摘されています。
いずれにしても鬼頭明里さんの出身大学は京都大学ではありません。
セイウンスカイってどんなウマ娘?
セイウンスカイ(ウマ娘)のプロフィール
誕生日 | 4月26日 |
身長 | 155cm |
体重 | 申告漏れ |
スリーサイズ | B77・W55・H80 |
「ウマ娘」においてセイウンスカイはかなり初期から登場したウマ娘で、アニメではseason1第1話から主人公スペシャルウィークの同級生として登場しています。
(アプリではちょっと違いますが)
性格は自由気ままを好むマイペースで、のらりくらりとした言動が特徴です。
しかしいざとなればレースに勝つために真剣に励み、その走りは逃げであるものの、独自のペース(スローペースかと思ったら再加速する)するので「トリックスター」とも呼ばれています。
手の内は明かさない一面もありますが、プレイヤーであるトレーナーの前ではとても女の子らしいです。
トレーナーの気を引こうとあざといことをするものの、ストレートな好意にたじろぐことも少なくありません。
その一面を発揮したアプリでの専用ストーリー、また裏主人公として活躍したキングヘイローのストーリーから人気を博しています。
ちなみに釣りが好きだそうです。
アニメでの活躍
アニメでは第3話にて「GIIレース弥生賞」でスペシャルウィークと対決。
この時のレースではスペシャルウィ-クに負けてしまうものの、セイウンスカイはどこ吹く風で気にする素振りをしませんでした。
その後開催された「GIレース皐月賞」ではスペシャルウィークを追い抜き、そのまま独走して勝利をおさめます。
それまで勝ち続けてきたスペシャルウィークにとって生まれて初めての敗北で、スペスシャルウィークはトレセン学園の中庭で泣き叫ぶものの、トレーナーの発破もあってリベンジを決意するのでした。
それは現実となりキングヘイロー・セイウンスカイ・スペシャルウィーク、そしてエルコンドルパサーが出走したレースで見事に抜かれてしまいます。
(このレースにおける練習でセイウンスカイはなりふり構わず練習しており、本番でスペシャルウィークに抜かれた時はとても悔しそうな顔をしていました)
モデルの競走馬セイウンスカイって?ニシノフラワーとの関係は?
「ウマ娘」セイウンスカイのモデル、競走馬セイウンスカイは1995年4月26日に生まれた葦毛の牡馬です。
生涯における戦績は13戦7勝。
確率にすると五分五分といったところですが、皐月賞(G1)と菊花賞(G1)で勝利した二冠馬です。
特に菊花賞は当時、3:03.2という世界レコードを叩き出したことで話題となりました。
その走りは序盤からハイペースで走っていたかと思えば、途中でゆるみ、最終コーナー前後で再加速するという大胆かつ変幻自在な逃げ方だったそうです。
引退後は2002年から種牡馬としてアロースタッドで、2007年からは生まれ育った西山牧場に引き取られます。
引退した後もちょっとしたゴタゴタが起こったものの、穏やかな生活をし、2011年8月16日にあの世に旅立ちました。
死因は心臓発作、立ち上がった際に頭部を強打したのが発作の原因だと発表されました。
期待されなかった始まり
今でこそ人気がある競走馬セイウンスカイですが、その始まりは散々なものでした。
セイウンスカイの父・シェリフズスターはイギリスで生まれた競争馬で、その戦績はセイウンスカイと同じく13戦6勝で、G1レースにも2勝しています。
セイウンスカイが生まれ育った西山牧場では牡種馬として引き取られ、シェブリスター産駒は期待を集めました……が、子供たちは父のような戦績を残せず、西山牧場の経営は悪化します。
西山牧場は経営の規模の縮小を余儀なくされ、シェブリスター産駒のほとんどは処分されました……しかしわずか3頭だけは残ることが許されます。そのうちの1頭がセイウンスカイです。
けれどもセイウンスカイを引き取るはずの調教師が一向にあらわれず、あわや……といったところで偶然、資格を取ったばかりの新米の調教師がセイウンスカイを引き取ることになったので助かりました。
こうした経緯や血統のせいで多くの人がセイウンスカイを期待していなかったものの、調教助手は「背中がいい」「G1に出れる」と太鼓判を押します。
実際にその通りとなり、デビューした新馬戦で6馬身差をつけて勝ったことをきっかけにその芸術的な走りから周囲の人々を驚かせました。
ちなみにシェブリスターはセイウンスカイが生まれた後、行方不明となるものの、草競馬となるべく調教が行われていたことが判明します。
しかし年齢のせいで体がついていけず、1998年に亡くなりました。
つがいの牝馬ニシノフラワー
競走馬としての始まりが散々だったセイウンスカイは牡種馬としての始まりもケチがついていました。
というのもセイウンスカイの同期はスペシャルウィーク・グラスワンダー・キングヘイローなど名立たる競走馬ばかりなのですが、この競走馬たちは血統的にも高く評価されていたので大人気でした。
それと比べるとセイウンスカイの血統の評価は好ましくないもので、おまけに引退時期も遅かったことが祟って種付頭数がとても少ない状態に陥ってしまいます。
ニシノフラワーとの関係は?
さて、そんなセイウンスカイですが、現役引退後に種牡馬になったのですが、引退時期が遅れてしまうわ、血統的な評価がスペシャルウィーク・エルコンドルパサー・グラスワンダー・キングヘイローと比較するとあまり人気がよろしくないわという状況で、種付頭数が圧倒的に少ない状況でした。
そんなセイウンスカイの血を残すつがいに選ばれたのが西山牧場の代表格・ニシノフラワーです。
「ウマ娘」でもセイウンスカイとニシノフラワーはよく絡んでいますが、その元ネタはこの出来事をリスペクトしたものとなっています。
セイウンスカイとニシノフラワーの交配は無事に完了し、生まれた子供は「ニシノミライ」、さらにその子供(孫)は「ニシノデイジー」と名付けられました。
(SRサポートカード(パワー)「ニシノフラワー」でニシノフラワーがセイウンスカイに「デイジー」の花冠を送っていますが、その花を選んだのも孫の名前が由来だと考えられています)
そのニシノデイジーは2018年にデビューして以来、札幌2歳ステークス(G III)と東京スポーツ杯2歳ステークス(G III)を主な勝鞍として残している競走馬となりました。
他にもホープフルステークスや日本ダービー5着で好成績を叩き出しており、西野牧場の新たな勝ち馬として現役を続行中です。
まとめ
セイウンスカイの声優・鬼頭明里さんは歌手としても活動している人気声優です。
鬼頭明里さんはマイペースなセイウンスカイに共感を覚えたそうですが、キャラの性格はかなり強かだと思います。
しかしその性格もモデルとなった競走馬をリスペクトしたものです。
走りといい性格といい、そしてニシノフラワーとの関係といい、モデルの競走馬を疎かにしないのが「ウマ娘」の良いところでしょう。