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通信教育で言語聴覚士の資格は取れる?言語聴覚士になるためには

言語聴覚士は病院や福祉施設などで働くリハビリ職です。養成校で学んだ後、国家試験に合格することで言語聴覚士の資格を得る事が出来ます。

それでは、どのようにしたら言語聴覚士になれるのでしょうか?大学だけではなく夜間課程や通信教育でも資格が取れたら嬉しいですよね。これから、どのようにして言語聴覚士になるのかをご紹介していきます。最短で言語聴覚士になる方法や通信教育でも資格を取ることが出来るのか、などさまざまなパターンをご紹介しますので、言語聴覚士を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

言語聴覚士はリハビリ職のなかでも比較的新しく出来た資格です。そのため理学療法士や作業療法士は知っていても言語聴覚士はよく知らないという方もいるのではないでしょうか。そこで、まず言語聴覚士について簡単にご説明したいと思います。

通信教育でも資格は取れる?言語聴覚士になる方法

そんな言語聴覚士ですがどのような方法で目指すことができるのでしょうか。

言語聴覚士になるためには大きく3つの方法があります。

1.言語聴覚士を専攻できる大学・短大(3年制)に通う

2.言語聴覚士を専攻できる専門学校(3年制・4年制)に通う

3.一般の大学を出た後に言語聴覚士を専攻できる大学(2年制)や大学院に通う

1.言語聴覚士の養成課程がある大学・短大(3年制)に通う

全国に言語聴覚士を専攻できる大学は33あります。

それらの大学で必要な単位を取得すると言語聴覚士の国家試験の受験資格が得られます。そして卒業する年の2月に国家試験を受け、合格すると言語聴覚士の資格を得る事が出来ます。

言語聴覚士を専攻できる大学は4年制の大学と3年制の短大があります。少しでも早く言語聴覚士になりたい人には短大がオススメですが、どちらの方法で言語聴覚士を目指すかはそれぞれの大学の特徴を知り、よく考える必要があります。

◆ポイント

4年制の大学

・短大よりも修業年数が長いため、専門分野だけでなく一般教養もしっかり身に付けることが出来る

・言語聴覚士は人と関わる仕事であるため、深い教養があると就職後に役立ちやすい

短大(3年制)

・最短で言語聴覚士の国家試験受験資格を得られる

・4年制の大学にくらべ短い期間で、専門分野・教養ともに身に付けることができる

2.言語聴覚士を専攻できる専門学校に通う

全国に言語聴覚士を専攻できる専門学校は30あります。

専門学校も大学と同様、必要な単位を収めることで言語聴覚士の国家試験の受験資格が得られます。

専門学校は言語聴覚士の実務に必要な知識を身に付けるため、教育内容はより実践的なものとなっています。

◆ポイント

大学と専門学校との違い

・現場で即戦力になれるような践的な学習が出来る

・国家試験の試験対策に力をいれている学校が多い

3.一般の大学を出た後に2年制の大学や大学院に通う

すでに4年制の大学を出ている人が言語聴覚士になりたいと思った場合、2年の通学で言語聴覚士の受験資格が得られる大学や大学院があります。また、夜間課程のある大学なら働きながら言語聴覚士を目指すことも可能です。

もちろん1.2.で挙げた大学や専門学校に入り言語聴覚士になることも出来ます。

◆ポイント

.4年制の大学を出ていれば二年間の就業で言語聴覚士になることが出来る

・夜間課程では働きながら言語聴覚士を目指すことも可能

以上言語聴覚士になるための方法3パターン紹介しました。残念ながら通信教育で言語聴覚士の資格を得ることは難しいようです。下でもご紹介しますが、言語聴覚士は非常に専門的な職種で、実技も含めて習得すべきことが非常にたくさんあります。そのため通信教育で学ぶことは難しいのでしょう。また、通信教育で言語聴覚士になることが困難な理由は制度上の問題だけではありません。国家試験の合格率は例年60%~70%台ですが、既卒者の合格率は20%台と独学では合格することが非常に難しい試験なのです。一方養成校では授業の中でしっかり試験対策を行ってくれるので、新卒者の合格率は80%台と非常に高いものになっています。このことからも養成校に通いしっかり学ぶことが必要なのだとわかります。ただし4年制大学を出た方向けの養成校の中には夜間課程がある大学もあるので働きながら言語聴覚士を目指すことは可能です。

学校ではどんなことを学ぶの?

養成校では、まず言語聴覚士としての基礎的な知識を身につけます。基礎的な科目の中には音響学や社会学など言語聴覚士として働く上で直接には関係しないと思われる科目も含まれます。しかし、そういった科目を学ぶことで、その後学んでいく専門的な科目を深く理解することができるようになるのです。専門的な科目は言語聴覚士の関わる分野としてイメージされることの多い失語症や聴覚障害、摂食・嚥下障害などに関する科目を学びます。また座学だけではなく、校内・校外での臨床実習も行われ、実際の患者さんに対して検査や訓練を行うことで実践的な技能も身につけていくことになります。

国家試験について

言語聴覚士の国家試験のは毎年2月に行われ、合格率は60%台~70%台で推移しています。理学療法士や作業療法士の平均合格率が80%代後半であることを考えると言語聴覚士の国家試験はやや難易度が高いようです。

問題は合計200問あり、2日間かけて行われます。結果が発表されるのは3月末で、就職先が決まってから発表されることも多いです。早い人だと働きながら合格通知を待つという方もいるかもしれませんね。これは裏話になりますが、学校では試験後に学校の先生やクラスメイトと共にに自己採点を行うため、大まかな自分の点数や合否を予想することができるのでほとんどの人は合格を確信した上で就職をしています。とは言え自己採点ですので本当に合格できているかどうかとてもドキドキしながら結果を待つことになります。

まとめ

このように言語聴覚士になるためには養成校を卒業した後国家試験に合格する必要があります。

養成校の種類は

1.大学・短大

2.専門学校

3.4年制の大学を出た後に通う大学・大学院

がありましたね。

通信教育で資格を取ることは出来ませんが、夜間課程では働きながら資格の取得を目指すことも出来ます。

それぞれの学校の特色を理解し、自分にあった方法でぜひ言語聴覚士を目指してみてください。

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