「うっせぇわ」「ふなっしーの歌」「邪魔」など数々のヒット作を生み出した音楽家syudouさん、そんなsyudouさんは同じくボカロPからメジャーデビューを果たした米津玄師さんの大ファンです。
あまりにも好きすぎて返歌をつくったり誕生日ツイートをしたりなどし、世間を良くも悪くもざわつかせました。
今回はそんなsyudouさんと米津玄師さんの繋がりについて解説していきます。
好きすぎるあまり軽率な誕生日ツイートをして炎上!ファンも大騒ぎに!
まず1つ言っておきたいのは、syudouさんと米津玄師さんには直接的な繋がりがないことです。
同じくボカロPの活動をし、そこからシンガーソングライターや音楽プロデューサーなどメジャーな仕事を手掛けていった2人ではあるものの、今のところ「一緒に仕事をした」といった話題は聞いたことがありません。
先述したように2人を繋げているのは、あくまで「syudouさんは米津玄師さんのファン」という点に尽きます。
さて前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
2021年3月10日、この日は米津玄師さんの30歳となる誕生日でした。
そのことに関してsyudouさんは自身のTwitterで、
・「ボカロの象徴である初音ミクの日(3/9)と現代人の価値観をガラリと変えた震災(3/11)の間(3/10)に米津玄師が産まれた事に筆者は深い意味を感じざるを得ない」
とツイートしました。
しかし世間はこのツイートに強い嫌悪感を示します。理由は言うまでもなく「東日本大震災」、もといその被害を無視したためです。
そのためネットでは大炎上し、ファンの間でも擁護派と批判派に別れました。
翌日の11日16時頃、syudouさんは謝罪のツイートをします。
これで事態はいちおう決着したものの、現在でも「syudouさんと米津玄師さんの新しい繋がり」といったらこの炎上騒ぎとなってしまいました。
昨日のツイート大変軽率でした。不愉快な思いをさせてしまった方、本当に申し訳ありませんでした。
— syudou 5/3ライブ🔥 (@tikandame) March 11, 2021
syudouさんの炎上ツイートに世間はどんな反応を示した?
米津玄師さんへの誕生日ツイート、そしてsyudouさんの炎上騒ぎについて世間はおおむね批判派と擁護派に分断しました。
まず批判派ですが、
・目出度い日と震災の日を同列にするなんて不謹慎すぎる
・曲は好きだけど引いた
・1ファンとして、とても残念です
・このツイート作っている時に「みんな共感してくれるだろうなあ」って思っていたらクソださい
などもっともな指摘から辛辣すぎるコメントなど多種多様でした。
一方で、擁護派は
・受け取る人によっては不快だろうけど謝ること?
・「うっせぇわ」が流行した時はAdoしか紹介しなかったくせに、syudouが失言すると「うっせぇわ」の作者と紹介して叩くのは止めてほしい
・Twitterの発言なんて「うっせぇわ」で済む話なのに、TVに取り上げられたせいで謝罪しなきゃいけないの?
といったように、主に批判派の激しい攻撃ぶりに疑問の声を投げつけています。
syudouさんの炎上ツイートに限らず、SNSでは「罪を憎んで人を憎まず」……ではなく「罪を憎まず人を憎む」になりがちです。
そして一番嘆かわしいのは憎んでいた人に「罪がない」と明らかになった瞬間、それまで吹き荒れていた誹謗中傷の嵐がピタリと止み、手のひら返しする者たちがごまんといることです。
それはその誹謗中傷が「意思のある正義感」ではなく、「何となく」だったからだと考えています。
もしも「意思」があれば、ちゃんと誹謗中傷をした事に対して謝罪できるはずです。
それができないのは「何となく」だったから……要するに、その人たちは反応しているだけのゾンビと変わりません。
言い過ぎかもしれませんが、炎上にはそうした一面があるのは確かです。
巻き込まれたくないなら沈黙を保つしかありません。
何も関係なくないか???
— きっと何者にもなれないパンダ (@panda_benkyotyu) March 11, 2021
何故、亡くなった方が大勢いるのに、個人の誕生日とか機械音声に意味を掛けようとするのか。
これぞ不謹慎ってツイート。
syudou炎上してたの今知ったけどそこはうっせえわで返して欲しかった
— さいん (@sign_88) March 11, 2021
米津玄師さんへの返歌「ジャックポットサッドガール」!
syudouさんの米津玄師のファンぶりは2020年10月に投稿された「ジャックポットサッドガール」でも語られています。
というのも「ジャックポットサッドガール」は2017年に米津玄師さんが公開した曲「砂の惑星のアンサーソングじゃないか?」と言われているからです。
「砂の惑星」はすでにメジャーデビューを果たした米津玄師がボカロP「ハチ」として3年ぶり(2017年当時)にリリースした曲です。
そのMVや意味深い歌詞が聞いた人に衝撃をもたらし、さまざまな考察がされました。
・ボカロ界と決別する曲じゃないか?
・「ハチ」としてのファンとの別れや新しいファンとの出会いを歌っているんじゃない?
・とにかく強いメッセージを感じる
などが代表的です。
そんな「砂の惑星」のアンカーソングと言われる「ジャックポットサッドガール」ですが、まずsyudouさんはTwitterで「返事はいらないけどつくった」というツイートをしています。
これは米津玄師さんの曲「感電」の歌詞にかけたものだと考えられていますが、「ジャックポットサッドガール」はあくまでも「砂の惑星」のアンカーソングです。
それが何故分かるのかといったらまず「3年かかった」とsyudouさんがツイートしていること、そして「ジャックポットサッドガール」のMVで「惑星」「砂」など「砂の惑星」を彷彿とされる歌詞が盛り込まれていることが挙げられます。
では「ジャックポットサッドガール」がどんな歌なのかといったら
・成功をしていくうちに不安にさいなまれる女の子の歌
といったところです。
曲の舞台はカジノで、そこでゲームをしている女の子が勝ち続けているのです……が、嬉しそうな顔をしておらず、逆に不安な顔をしています。
心の内では精神の均衡を崩しながらも「それでも」と勝ち続けようとする姿が描かれている曲です。
考察は色々されているものの
・「砂の惑星」:自分はボカロを止める、後は任せた
・「ジャックポットサッドガール」:いなくなってショックだった、でもここでも頑張る
という考察がしっくりします。
いずれにしてもsyudouさんの米津玄師への愛は本物で、「ジャックポットサッドガール」は米津玄師さんをリスペクトしているのは間違いありません。
返事はいらないと言われても返したかった
— syudou 5/3ライブ🔥 (@tikandame) October 25, 2020
たった一言返すだけに3年かかった
その気はないのにタイトルがよく被ってしまう!?
syudouさんと米津玄師さんの繋がりと言えばもう1つ、曲タイトルがよく被ってしまうことが挙げられます。
syudou | 米津玄師 |
フラミング(2018/05/12) | Flamingo(2018/10/20) |
馬鹿(2018/03/21) | 馬と鹿(2019/07/07) |
感電する思考 (2ndアルバムの収録曲、後に曲名を変えた) | 感電(2020/07/06) |
このように度々被ってしまうことから、世間では「センスが似ているのではないか?」と言われています。
まとめ
syudouさんと米津玄師の繋がりは「syudouさんが米津玄師さんのファン」であるのが発端となっています。
米津玄師さんの誕生日ツイートが炎上してしまったり、「ジャックポットサッドガール」が「砂の惑星」の返歌だったりなどその情熱は間違いなく本物です。
しかし曲のタイトルが被ってしまうあたり、2人のセンスは通じ合うところがあるかと思います。
いつかsyudouさんは憧れの人とお仕事ができたらいいですね。