「ウマ娘」のファンたちのあいだでは、しばしば議論されていることがあります。
それは年齢です。
実は「ウマ娘のストーリーはそれぞれ並行世界の出来事」と公式で設定されているものの、年齢や世界観については未だに曖昧のままとなっています。
今回は考えれば考えるほど難しくなっていくこのポイントについて迫っていきましょう。
\「ウマ娘」をお得に読むならコミックシーモア/
ウマ娘たちの年齢は人間と一緒?それとも馬と同じなの?
まずウマ娘たちの年齢については2通りの考察があり、1つは「人間とほぼ同じく1年ごとに年齢を重ねる」という考え方、もう1つは「馬のようなペースで年を取っていく」という考え方が挙げられています。
人間とほぼ同じく1年ごとに年齢を重ねる
この考え方の根拠となっているポイントはまず「ウマ娘」の舞台、トレセン学園です。
トレセン学園では教育上では「中等部」と「高等部」にカテゴライズされています。いわゆる中学生と高校生です。
ウマ娘の学年は不明点が多いものの、大体は明らかになっており、その見た目と相まって
・トレセン学園中等部:12~15歳
・トレセン学園高等部:15~18歳
と考えられています。
つまるところ「ウマ娘の年齢は人間と一緒」というわけです。
これは単純な考え方ですが、「ウマ娘」では年齢について確かな定義がないのであり得ます……が、確かな定義がない以上、この「ウマ娘の年齢=人間と一緒」説は否定されてもいます。
馬のようなペースで年を取っていく
「ウマ娘は馬と同じようなペースで年を取っていく」、この考察の根拠の1つとして数えられているのは「ぱかラジッ!」で配信したボイスドラマ8話「未来」です。
このドラマではマルゼンスキーとグラスワンダーが登場し、マルゼンスキーがグラスワンダーをプールバーに誘うのですが、グラスワンダーは未成年を理由に断ります。
このやり取りで分かること、それはグラスワンダーは未成年である代わりにマルゼンスキーは成人していることを示唆しているのです。
マルゼンスキーはアプリ「ウマ娘」で実装されているキャラで、お姉さんとして振る舞っています。
そのため高等部のキャラとして分類されていますが、そうなるとマルゼンスキーは18歳以上(もしくは20歳以上)になってしまいます。
マルゼンスキーもトレセン学園の制服を身にまとっているものの、若々しい外見も踏まえると20歳以上というのは少々考えにくいです。
しかしもしもウマ娘が馬と同じような年齢の取り方をしているなら、話が変わります↓
馬 | 人間 |
0歳 | 2歳 |
1歳 | 6歳 |
2歳 | 13歳 |
3歳 | 17歳 |
4歳 | 20歳 |
5歳 | 23歳 |
6歳 | 25歳 |
7歳 | 28歳 |
8歳 | 30歳 |
このように馬は1歳にして人間の6歳分年を取り、2歳では5歳分の年齢を重ねます。
3歳では4歳分、4歳では3歳分といったように年齢を取るにつれて、そのペースは緩やかになっていくのが特徴です。
グラスワンダーは中等部3年生(C組)となっています。
もしもこの3年生が馬でいう3歳とするならば17歳、マルゼンスキーは年上なので4~6歳だとするなら20~25歳になるので成人していてもおかしくありません。
それに「ウマ娘の年齢=馬の年齢」説は「トゥインクル・シリーズ」の「「ジュニアクラス」と「シニアクラス」の説明にも買って出ています。
「トゥインクル・シリーズ」とは「ウマ娘」の世界では国民的な陸上競技で、いわゆるギャンブル性が全くない競馬です。
トレセン学園に通うウマ娘たちは全員、「トゥインクル・シリーズ」の出走を夢見ています。
他にもアニメやアプリなどメディアによって参加条件が異なるものの、トレーナーからのスカウトを受けることが必須となっているだけでなく、アニメでは
・「トゥインクル・シリーズではジュニアクラスとシニアクラスに分類されており、ジュニアの最年長であるC組は日本ダービーの代表格・三冠レースに出走できる」
という説明を授業中に行われました。
この説明も「ウマ娘の年齢=馬の年齢」説であれば辻褄が合うところがありますが、キャラによってはトレセン学園の入学時の年齢とクラシックレース出走時の年齢がかみ合わなくなるのでファンを戸惑わせています。
ウマ娘の年齢についてユーザーはどう思っている?今後、発表される?
ウマ娘の年齢についてユーザーはスレッドで議論をしてきたものの、「いまいち分からない」という結論に至っています。
「設定の都合上、曖昧にしている」など色んな意見はありますが、「馬と同じく数年で成長し、成人後は同じ外見のままとなる」という考え方もされています。
しかしそうなると「寿命も人間と比べれば短く、20~25歳ほどではないか?」という見方もあり、ユーザーを曇らせているようです。
ちなみにウマ娘の年齢を公式が発表するかどうかですが、筆者の意見としては年齢の発表はないでしょう。
というのもウマ娘の年齢とともにクエスチョンマークを浮かばせているのは後輩先輩の関係で、コレをはっきりさせてしまったら最後、公開した設定と矛盾してしまう可能性が大いにあるのです。
例えばアニメ「ウマ娘」第1期では主人公スペシャルウィークに対し、同じスピカのチームであるウオッカとダイワスカーレットは「スペ先輩」と呼んでいました。
ところがトウカイテイオーに対してはちゃん付けで、ウマ娘同士の上下関係を分からなくさせています(これについてはトウカイテイオーの性格上、ちゃん付けでよぶようになったのではないか?という考察があります)
いずれにしても年齢を明確にしたら混乱が生じるので、それを避けるためにむやみに発表することはないでしょう。
「ウマ娘」のユーザーは20代男性も多いが、女性も多い!
年齢と言えば、ゲームビジネスのマーケティングを行っている「株式会社ゲームエイジ総研」が実施したアンケートで興味深い結果が記録されています。
「株式会社ゲームエイジ総研」は2021年2月22日~3月22日における「ウマ娘」のアクティブユーザー数をはじめ、ユーザーの年代やプレイ時間を調査しました。
当時からアプリ「ウマ娘」は注目されており、初心者からゲーム好きまで幅広いタイプの心を奪ったモンスタータイトルです。
そんな「ウマ娘」もリリース当初もとい2月22日は89.53万人でしたが、1か月後の3月22日は206.01万人に増加しています。
ユーザーの年代も20代男性が4割を占めていたものの、時間が経つにつれて10代の男女や20代女性が増えるようになりました。
この増加は同年1・2月にリリースした「NieR Re[in]carnation」「ブルーアーカイブ」「雀魂」のユーザーがゲームに飽きて「ウマ娘」に流入してきたことが理由だと考えられていますが、
・育成要素が奥深い
・キャラのビジュアルやボイスがいい!
・モデルになった競走馬のリスペクトが熱い
なども理由となっているようです。
実際に「ウマ娘」のキャラデザインや台詞、ストーリーは全てモデルになった競走馬や騎手に基づいています。
そのうえ馬主に配慮し、セクシャルを感じさせる露出がないことも人気の理由になっているような気がします。
「ウマ娘」の漫画を読むならコミックシーモアがおすすめです!
「ウマ娘」グミの年齢制限が高かったのは何故?
2022年2月15日からファミマとのコラボを控えている「ウマ娘」ですが、2021年11月に「ウマ娘」のグミが発売されたことはまだ記憶に残っています。
その「ウマ娘」のグミですが、15歳以上の年齢制限が設けていることが話題になりました。
これはグミが「幼児が噛むには硬いから」だったそうですが、一部では「元ネタが競走馬だからなのか?」とも囁かれたそうです。
まとめ
ウマ娘の年齢は「分からない」、それが実際のところです。
人間と同じく1年ごとに年を取っていく設定にしても、馬と同じく数年ごとに年齢を重ねていく設定にしても矛盾が生じてしまいます。
いずれにしても、今後も公式から年齢に関する発表はないでしょう。
年齢といったらユーザーの年齢が20代が多く、性別だったら女性が多いのも意外なような気がします。
しかし「ウマ娘」のクオリティを思えば、それは当然なのかもしれません。