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「ウマ娘」にJRAが怒り!?ファンの迷惑行為やコラボしない理由

2018年のアニメに始まり、2021年にアプリがリリースされてから不動の人気を築いた「ウマ娘」……ですが、そんな「ウマ娘」を検索エンジンに入力すると「jra 怒り」という予測変換が続きます。

実のところ「ウマ娘」ではファンの迷惑行為でjraの馬主さんが怒り心頭になったり、牧場のスタッフさんが困ったりする事態が続いているのです。

一体なにが起こっているのか、詳しく説明していきましょう。

jraの馬主さんが怒った事件とは!jraがその気になれば「ウマ娘」は…

Jraの馬主さんが怒った事件とは西山牧場のオーナー・西山茂行さんが二次創作(R-18)に対する抗議です。

西山牧場は競走馬セイウンスカイとニシノフラワーを所有していたところで、「ウマ娘」の影響で2頭の墓参りを希望する人たちが急増しています。

それを西山茂行さんが歓迎した矢先に発生した事件であり、なおかつ人気コンテンツにつきものな二次創作の活動を揺るがしかねない事態であったため、当時はかなり騒がれました。

どんな事件だったのか、その概要を振り返りながらjraの恐ろしさを解説していこうと思います。

1.事件の概要

Jraの馬主・西山茂行さんが怒りに震えたのは2021年4月でした。

同年4月20日にTwitterで

とツイートしていた数日後、「ウマ娘」の二次創作に対して大激怒したのです。

このあたりの事情は諸説あるようで、

・西山茂行オーナーに「二次創作をしてほいいですか?」と問い合わせたところ、OKが出て、一気に「ウマ娘」のセイウンスカイとニシノフラワーのアダルトな二次創作が増えたが、西山茂行オーナーのOKは「全年齢であること」だった

・サイゲームスが西山茂行オーナーからセイウンスカイとニシノフラワーのモデルを許してもらえた時に発言した「いくらでもいいよ。別にタダでもいいから好きに使って」を一部のファンが「好きに二次創作していい」と勘違いした

がありますが、いずれにしてもセイウンスカイとニシノフラワーの二次創作(R-18)を偶然目にしてしまった西山茂行オーナーは怒りました。

とはいえさすが馬主というべきか、2021年4月24日には

と冷静にコメントしています。

これに合わせたのか、「ウマ娘」公式も2021年11月に二次創作ガイドラインを制定しました。

2.jraがその気になれば「ウマ娘」は…

西山茂行オーナーの怒りの訴えは炎上やら物議やらが起きたそうですが、この程度で済んだことに頭を下げなくてはならないでしょう。

何しろ「ウマ娘」は西山茂行オーナーをはじめ、国内の馬主さんたちの協力もとい所有していた競走馬の借りることで成立しています。

「たかが動物でしょ?」と思われるかもしれませんが、馬主にとって競走馬は財産です。その競走馬の名前や歴史を貸すということは所有している知的財産を一部だけ差し出すことに等しいでしょう。

要するに馬主、ひいてはjraの協力がなくなったら「ウマ娘」はどんなに人気があったとしてもコンテンツを終了しなくてはなりません。

セイウンスカイとニシノフラワーの事件では2頭の名前を貸すのを止め、2021年4月以降ではセイスンスカイとニシノフラワーというウマ娘はその存在自体消えていたもおかしくはなかったと思います。

幸いそんなことはありませんでしたが、「今後はそんな事態が起こっても不思議ではない」と警告されているのが現実です。

元々純粋な競馬ファンは「ウマ娘」という作品を通して競馬界にやってくるファンにあまり良い顔をしていない者たちも多く、また馬主としても「ウマ娘」が引き起こすイメージの旋風で「血統の評価が下がるのは困る」と渋い顔をしていると聞きます。

ただ競馬界が顔をしかめることの原因はマナーがなっていないファンの言動であって、「ウマ娘」公式ではないことを言っておきましょう。

夢中なあまり盲目中!?「ウマ娘」ファンが引き起こしたトラブル2選

人間、夢中になってしまうと時間を忘れたり周囲の人間のことなどどうでも良くなったりするものです。

「ウマ娘」もまたその人気にふさわしく、夢中になっているファンが大勢います。

そんな夢中になり過ぎてしまったあまり、トラブルを引き起こしたケースをここではご紹介していきましょう。

1.公式を差し置いて「ウマ娘」Tシャツを販売

これは2021年3月に起きたトラブルです。

トラブルが起こった場所はイラスト・小説投稿サービスPixivでは「pixivFANBOX」という機能で、ここで「ウマ娘」のイラストが描かれたTシャツが販売されました。

「pixivFANBOX」とは月額制のコミュニティツールで、ここで登録したクリエイターはファンに創作活動の報告や限定品な創作物を提供・販売できます。

そんな「pixivFANBOX」で「ウマ娘」ダイワスカーレットのイラストが描かれたTシャツ(3.000円)が販売されているのが確認されるや否や、「アウト」「調子に乗り過ぎ」「本家から許可を取ったんですか?」など怒りのツッコミが相次ぎました。

確かに同人活動ではお金のやり取りをする機会は多く、トラブルが起こった「pixivFANBOX」では金銭の取引が前提になっています。

しかし扱いな繊細な「ウマ娘」のグッズを同人こと故人が販売するのは当時における二次創作のガイドラインを明らかに超えていたため、炎上したというわけです。

2.競走馬のお墓参りでのやりすぎ行為

「ウマ娘」の人気が高まって実際の競走馬のお墓、あるいは牧場に訪れるケースが増えています。

先述した西山茂行オーナーでもそのケースについて触れましたが、実はこの行為で牧場側など管理スタッフが困っているそうです。

例えば牧場に訪問してくるケースですが、まだ新型コロナウイルスの脅威に晒されているなかで突然の訪問者は感染のリスクを高めてしまうのは言うまでもありません。

お墓参りのケースではライスシャワーの慰霊碑に「ウマ娘」のライスシャワーが頭にかざしている青いバラが添えられる等「ウマ娘」ファンが置いていったお供えがトラブルの種になっているようです。

怒り心頭なのは馬主ではなく、競馬ファン?

こうした事態を受けて怒りに震えているのはjraをはじめとした馬主たち……ではなく、競馬ファンです。

実は2018年にアニメ「ウマ娘season1」が放送されて人気を集めた時期から、競馬ファンのなかには「ウマ娘」を嫌う声が上がっていました。

その一部を抜粋すると

・意味が分からない

・お前らのせいで競馬のイメージが損なう

・なんで美少女なの?

・ほんと気持ち悪いからやめてほしい

・オタクは熱しやすく冷めやすいから

などです。

かなり辛辣なコメントが多いものの、一理あるコメントもあるので「ウマ娘」ファンは一度目にしたほうがいいかもしれません。

jraが「ウマ娘」とコラボしない理由とは?

Jraはこれまで有馬記念や日本ダービーが開催される度に多種多様な作品や業界とコラボし、そのレースをアピールしてきました。↓

・進撃のジャパンカップ、進撃の有馬記念(進撃の巨人)

・ダービー無双(戦国無双4)

・日本スモウダービー(日本相撲)

・走れ!おう松さん(おそ松さん)

・シン・アリマ(シン・ゴジラ)

・キングダムダービー(キングダム)

・ウマのフレンズ(けものフレンズ)

・世紀末競馬 北斗の拳ニンジン味(北斗の拳)

・MONSTER HUNTER ARIMA(モンスターハンター)

・ゲゲゲのケイバ(ゲゲゲの鬼太郎)

・ポピプテ記念(ポプテピピック)

・キャプテン翼ダービー(キャプテン翼)

・有馬戦士ガンダム(機動戦士ガンダム)

・ガンダムJRA(機動戦士ガンダムOO)

他にも日本プロレスや色々と有名なソーシャルゲームFGOともコラボしました。

ご覧の通り国民的人気を博した作品や有名作品とのコラボが多いですが、「ウマ娘」を知っている人たちは「なぜウマ娘とコラボしないのか?」と首をかしげています。

それに関してjraはノーコメントですが、競馬ファンたちは「やるわけないだろ」「リスク高すぎるからでしょ」「集客する必要はない」などコラボについてあまり歓迎されていないようです。

そのなかで面白いコメントを発見したので、ご紹介したいと思います↓

JRAは競馬関係の作品とのコラボイベントはやらないよ。

ターフビジョンや競馬場内での宣伝広告はやるけど。

言われてみれば確かに競馬作品で有名な「みどりのマキバオー」はjraとコラボしていないですね。

その理由については不明ですが、本元であるのに競馬作品とコラボするのは適切ではないからか?と個人的に考えています。

いずれにしても「ウマ娘」とjraのコラボは今後もないでしょう。

まとめ

Jraの馬主さんや牧場のスタッフさんが不愉快な思いをしたのはマナーがなっていない「ウマ娘」ファンのせいでした。

これに対して怒り心頭なのは馬主さんではなく、純粋な競馬ファンたちのようです。

その辛辣なコメントの数々を読むと「本当に嫌っているんだな」と伝わります。

いちおう「ウマ娘のおかげで利益は増えた」という意見もありますが、思いの外、溝は深いような気がしてなりません。

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