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「ありふれた職業で世界最強」は完結してる?ラストをネタバレ!

なろう系作品の代表作の1つ「ありふれた職業で世界最強」。

クラスメイトたちともに異世界転移をした主人公がクラスメイトの1人から裏切られたことをきっかけに、習得したスキルを応用して最強になっていくというストーリーです。

2019年にアニメ第1期が、2022年には第2期が放送されたものの、完結にまでは至りませんでした。

そこで「ありふれた職業で世界最強」の原作が完結しているかどうか、調べてみました。

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「ありふれた職業で世界最強」は完結している?

なろう系作品といったら「よくアニメ化はなっているけど原作(書籍版)は完結してないよね?」というイメージが強いですが、なんと「ありふれた職業で世界最強」はしっかりと完結しています。

正しくはWeb版と書籍版との違いがほとんどないため、完結している……と言ったほうがいいでしょう。

現在、「ありふれた職業で世界最強」は

・本編12巻

・外伝6巻

・短編集1巻

合計19巻が発売中です。

本編はアニメにもなった主人公・南雲ハジメの物語で、外伝はハジメが初めて出会った解放者・オスカーの物語となっています。

通常、なろう系作品はweb版と書籍版では設定・展開・登場人物の変更などさまざまな違いがあります。

これはweb版と書籍版を連載するにあたり、意識に変化が生まれるからでしょう。

Web版はあくまで趣味の範疇でしかないですが(そもそもヒットするとは思わない)、書籍版となると「他人に読まれる」ということが気になるのか、それまで気にしなかった作品の荒さを修正されていきます。

しかし「ありふれた職業で世界最強」は多少なりとも描写の変更・追加要素があるものの、ストーリーそのものは変わっていません。

そのため書籍版はまだ最終章の途中ですが、web版を読んでしまえばOKかと思います。

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「ありふれた職業で世界最強」ラストはどうなる?ハジメたちは地球に帰還できるの?

「ありふれた職業で世界最強」のラストはVSエヒト神です。

異世界トータスの創生神であり、ハジメたちを異世界に召喚した元凶でもあるエヒトは物語序盤からその存在が示唆されていました。

そのためハジメは最初からエヒト打倒を狙っていたものの、なんとエヒトはヒロイン・ユエの肉体を乗っ取ったうえで対決してきます。

神であるエヒトは「神域」から出ることが叶わず、トータスに降臨するには自身の器にふさわしい人物に憑依しなくてはなりません。

実のところユエが殺されずに封印されていたのは驚異的な再生能力ではなく、エヒトが目をつけていたからでした。

自分の配下・アルヴにユエの精神を揺さぶらせ、その隙にユエの肉体を乗っ取ったエヒト。

しかしその乗っ取りはあっという間に終わり、ユエの肉体から引きはがされます。

それが出来たのは

・解放者たちの執念によって神の魂魄だけを滅する「神殺しの弾丸」

・消滅しかかっているフリをして、実は肉体を取り戻すチャンスをうかがっていたユエ

のおかげでした。

それでもエヒトはしつこく襲いかかってきたものの、

・エヒトが乗っ取ったことで習得できたユエの「神言」

・ハジメがつくった概念魔法「存在否定の弾丸」&「撒き散らした苦痛をあなたの元へ」

でようやく消滅します。

こうして地球の帰還を邪魔する存在はいなくなり、あとは帰るだけ……かに思われましたが、エヒトとの死闘から1か月経過してもハジメたちはトータスにいました。

というのもトータスから地球に転移するには2つのアーティファクト、「導越の羅針盤」と「クリスタルキー」が必要だったからです。

2つとも概念魔法でつくられるアーティファクトですが、あまりにも強力なため、並大抵の素材では発動した瞬間に壊れてしまいます。

またハジメはトータスで出会ったヒロインたち(ユエ・ミュウ・レミア・シア・ティオ)も地球に連れていき、なおかつ自由にトータスに戻れるようにしたかったため、どうしても「導越の羅針盤」と「クリスタルキー」の精度にこだわる必要がありました。

けれども本編終了後の「ありふれたアフターストーリー」でユエたちを連れたハジメ(とクラスメイトたち)が地球に帰還した回があるため、無事にハッピーエンドを迎えられました。

「ありふれた職業で世界最強」勇者・天之河光輝はどうなる?

しかし笑うものがいれば泣くものがいるもの。

「ありふれた職業で世界最強」の場合、その泣くものはアンチ・ヘイトを稼いだキャラばかり。

なので同情をする余地はなく、そういった意味では勇者・天之河光輝(あまのがわ こうき)も例外ではありません。

天之河光輝って?何で勇者なの?

光輝はハジメと同じクラスメイトで、ヒロインの雫&香織とは幼馴染です。

容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能、さらには雫の実家・八重樫道場で剣の腕も磨いています。

カリスマ性もあり、トータスに転移した直後、不安がっていたクラスメイトたちを励ましたりクラスのリーダー的存在として振る舞っていました。

そんな光輝が得た天職は「勇者」。

レベル1の時点から全ステータス100で、習得するスキルも埒外。奈落に落ちる前のハジメが参加していたオルクス大迷宮の探索には前線で戦い、トータスの神官・王族からも一目置かれています。

能力に反して「性格・頭が悪い」キャラ、それが天之河光輝

ここまで言えば光輝こそが主人公のように思えますが、光輝はその高いスペックに反し、とても性格・頭が悪いです。

その性格・頭の悪さは「実は性根が腐っていた」「脳筋」といった類ではなく、話が通じない類だったりします。

・自分の正しさを「正しい」と思っているため、他人の忠告を聞かない

・思い込みが激しく、自分に都合の悪いことは認識を捻じ曲げる(責任転換)

・清廉潔白なことを喋るものの、よく聞けば自分勝手

などなど。

具体的に言えば光輝は雫&香織が「自分のそばにずっといる」と信じており、彼女たちがハジメに近づくたびに「やめろよハジメ!」と文句をつけてきました(普通なら「なんであんな奴に構うんだ」とヒロインをなじる)。

光輝のこうした言動は物語序盤から発揮されており、光輝が行動するたびに他のメンバーがピンチに陥ったものです。

特にハジメが合流してからは性格・頭の悪さは遺憾なく発揮され、香織の好意がハジメに向けられていることを突き付けられると嫉妬・憎悪が爆発。「香織を奪われた」と逆恨みをし、それ以外はアウトオブ眼中となります。

光輝のラストはどうなる?

ハジメたちに歩み寄るチャンスはあったものの、最終戦直前で光輝はクラスメイト・中村恵理に洗脳されて恵理の想いのままに動く兵士になります。

光輝は恵理のことを何とも思っていませんでしたが、恵理は光輝に対して強い恋慕と執着心を持っていました。

実は光輝と恵理は11歳の時に会っています。

それは恵理にとってはドラマチックでした……何しろ自殺しようとしていたのですから。

恵理はごく普通の家庭で生まれた女の子だったものの、6歳の時に父親が車から自分を庇って死亡。その事件で夫を亡くした母親は豹変し、恵理を虐待するように。

それでも耐えていた恵理でしたが、母親の再婚相手が恵理に手を出して逮捕されたことで母親の精神が崩壊。

もう我慢も出来ず、過酷な環境に耐えられなくなった恵理は自殺しようとしますが、そこを光輝に邪魔されます。

あまりにも話しかけるため、恵理は事情を歪曲したうえで伝えると光輝は

「俺が守ってやる」

と言い放ちました。

実際光輝は何もしなかったものの、以降、恵理の心には光輝に対する執着心が芽生えます。

そしてトータスで「天職」を得、「降霊術師」の力を手に入れた恵理は光輝にとって特別な存在になるために暗躍。

最終的に光輝を洗脳し、協力関係になった魔人族と使徒たちとともにハジメたちを迎え撃ちます。

そんなわけで恵理の兵士(人形)となった光輝も自分で選んだわけではないものの、ハジメたちと敵対するというわけです。

まとめ

「ありふれた職業で世界最強」は書籍版はまだ完結していないですが、web版との違いがないため、ラストが気になる人はweb版を読んでしまうのもありです。 そんな「ありふれた職業で世界最強」のラストはエヒトに奪われたユエをハジメが奪還し、自分の肉体を取り戻したユエとともにエヒトを打倒。最後は無事にヒロインたち(ついでにクラスメイト達も)とともに地球への帰還を果たします。

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