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鬼滅の刃遊郭編の単行本は何巻の何話まで?エピソードや小ネタ紹介!

元々「鬼滅の刃」は人気コミックでしたが、アニメが放送されてその売り上げが爆発的に上がりました。

同じ現象が起こるかは分からないものの、アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」を見て単行本が読みたくなる人は少なくないでしょう。

今回は「遊郭編」も含めたエピソードや収録された単行本をご紹介していきます。

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「鬼滅の刃 遊郭編」を含めたエピソードと全巻をご紹介!

まず「鬼滅の刃」は全23巻あり、それぞれ収録されているエピソードは以下の通りです↓

竈門炭治郎 立志編 1巻~7巻53話
無限列車編 7巻54話~8巻69話
遊郭編 8巻70話~11巻97話
刀鍛冶の里編 12巻98話~15巻127話
柱稽古編 15巻128話~16巻138話
無限城編 16巻137話~23巻

このうち無限列車の任務を請け負うまでの炭治郎を描いた「竈門炭治郎 立志編」は

・鬼舞辻無惨と遭遇する「浅草編」

・善逸や伊之助と出会う「鼓屋敷編」

・下弦の伍・累と戦う「那田蜘蛛山編」

といった細々としたエピソードがまとまったものですが、どのエピソードも見応えがあります。

1.竈門炭治郎 立志編

アニメ「鬼滅の刃」第一期にあたるエピソードで、2019年にリアルタイムで放送されて以来、何度も再放送しています。

なので「原作コミックは読んでなくても、アニメで知っている」という人は結構いるのではないでしょうか。

このエピソードは炭焼き売りの少年・炭治郎がある日、家族を惨殺されたうえに妹・禰豆子が鬼にされたところから始まります。

なにがなんだか分からないうちに鬼殺の剣士・富岡義勇と出会いますが、義勇は禰豆子の命を狙いました。

炭治郎の奮闘と禰豆子の意思の強さを見た義勇は刃をおさめ、「狭霧山に向かうように」と言い残し、その場を去ります。

炭治郎は妹を人間に戻すため、義勇の言葉に従って鬼殺隊に入隊しようとするのでした。

「竈門炭治郎 立志編」の見どころは

・「鬼滅の刃」の基本が詰め込まれている

ことだと思います。

家に帰ったら家族が惨殺されていたという衝撃的な展開から続くシリアス、合間合間に入るコメディ調なキャラの表情、鬼との激しい死闘など「鬼滅の刃」の特徴が「これでもか」と言わんばかりに盛り込まれています。

また物語の序盤である以上、「鬼とはなにか」や「鬼殺隊とはなにか」といった基本知識もこのエピソードで学べますね。

他人に「鬼滅の刃」をおすすめするなら、これほど紹介しやすいエピソードはないでしょう。

ラスボスである鬼舞辻無惨も含め、主要キャラの性格をおさえているのも魅力です。

2.無限列車編

言わずと知れた「無限列車編」は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(2020年)」にて日本歴代興業収入第1位に輝いたことで有名ですね。

2021年にはテレビアニメ版が放送され、話題となりました。

蝶屋敷の機能回復訓練とともに全集中・常中を会得した炭治郎たちは「炎柱・煉獄杏寿郎とともに無限列車に出没する鬼を討伐せよ」という命を受けます。

列車内で煉獄と合流したものの、4人は下弦の壱・魘夢の術中に嵌まってしまいました。

最初は血鬼術でつくられた夢の世界に取り込まれていましたが、何とか炭治郎だけは覚醒し、魘夢の頸を斬り落とします……が、実は炭治郎が斬った魘夢の身体は抜け殻で、本体は列車と融合していたのです。

善逸と伊之助の夢の世界がコミカルに描かれているので力を抜く瞬間はありますが、基本的に油断できない戦闘シーンがメインとなっています。

特に魘夢を倒した直後に始まる上弦の参・猗窩座の登場はセンセーショナルで、炭治郎が歩む道の険しさを教えてくれました。

3.遊郭編

2021年12月から放送が開始し、アニメ第2期でもある「鬼滅の刃 遊郭編」は吉原遊郭を舞台にしたエピソードです。

無限列車の事件から4か月後、蝶屋敷で働く神崎アオイたちを連れ去ろうとした音柱・宇随天元を咎めたことがきっかけで炭治郎たちは吉原に潜入することになります。

実は宇随の嫁たちが吉原に鬼がいないかと潜入したところ、全員が失踪してしまったのです。

彼女たちの行方を求め、炭治郎たちは宇随の指示によって嫁たちが潜入していた店に勤めることができました。

「鬼滅の刃 遊郭編」の見どころは

・ギャグも挟んだ潜入捜査

・熾烈を極める上弦との戦い

・開示されていくヒノカミ神楽と始まりの剣士

でしょうか。

これまで炭治郎たちはさまざまな任務を遂行してきましたが、「潜入捜査」というのは初めてです。

吉原での潜入捜査とあって炭治郎たちは女装するのですが、実は化粧がど下手という宇随によっておかしな顔になってしまいます。

それも面白いのですが、「京極屋」・「ときと屋」・「萩本屋」といったようにそれぞれの店で働くかまぼこ隊の様子が面白くてクスッと笑ってしまうんですよ。

しかし蕨姫こと堕姫の登場から話の雰囲気は一気に冷えます。

なかでも戦闘シーンは凄まじく、堕姫戦から堕姫&妓夫太郎戦までの展開はもちろん、その攻防は圧倒的です。

「遊郭編」での上弦の鬼との戦いでお腹いっぱいですが、「無限城編」を思い出すと、こんなの序の口なんですよね……。

あとは個人的な見どころとして推したいのは、ヒノカミ神楽と始まりの剣士の情報が「遊郭編」からいよいよ本格的になっていくことでしょうか。

ヒノカミ神楽は「竈門炭治郎 立志編」で登場し、「始まりの剣士」は「無限列車編」のエピローグ的な煉獄邸にてその存在が明らかになりました。

(もっと言うなら「始まりの剣士」は「浅草編」における無惨の回想シーンで登場していましたね)

しかし両者の関係性がいまいち分からず、「立志編」では謎扱いされていました……が、「遊郭編」で「始まりの剣士がヒノカミ神楽(日の呼吸)を使い、無惨を恐れさせた」ことが漠然であれど伝わるシーンがあります。

堕姫と戦っていた炭治郎が怒りのあまり、血の涙を流しながらヒノカミ神楽を連発するシーンがあるのですが、そこで堕姫は炭治郎に知らない剣士の面影を重ねました。

堕姫自身も身に覚えがなくて戸惑ったものの、すぐに「これは無惨様の記憶だ」と理解します。

ここからヒノカミ神楽と始まりの剣士の真実は徐々にその情報が開示されていくのですが、そのスタートが「遊郭編」なので推させてもらいました。

4.刀鍛冶の里編

炭治郎の日輪刀は堕姫の「帯」のせいで刃こぼれしてしまったので、再び担当している刀鍛冶・鋼鐵塚に頼りたいところ……ですが、当の鋼鐵塚は何度も日輪刀を壊す炭治郎に堪忍袋の緒が切れてしまいました。

「もう作らない!」、そう告げた鋼鐵塚に直談判しようと炭治郎は秘匿されている刀鍛冶の里に訪れます。

そこで恋柱・甘露寺蜜璃に霞柱・時透無一郎、そして同期である不死川玄弥と再会した炭治郎は「始まりの剣士」の痕跡を見つけたり里の少年・小鉄に厳しい指導のもとで修業したりなど平和なひと時を過ごしました……が、里の位置を把握した上弦の伍・玉壺と上弦の肆・半天狗が強襲し、刀鍛冶の里は戦場と化します。

炭治郎は里にいる剣士たちとともに上弦の鬼たちを討伐できるのか、といったエピソードです。

5.柱稽古編

「刀鍛冶の里編」で上弦の鬼たちをはじめ、無惨と戦ううえで不可欠な「痣」とその発動条件を知った柱たちは岩柱・悲鳴嶼行冥の提案により、合同強化訓練「柱稽古」を実施します。

この稽古は鬼殺隊の隊士全員を鍛えるとともに、それを請け負う柱は「痣」の発現を試みようとする大規模な修行でした。

このエピソードは修業回というやつで、比較的穏やかに話が進みます。

そのなかで義勇と錆兎の関係やその過去、悲鳴嶼が鬼殺隊に入隊した経緯が明かされました。

どの話も悲しい話で、しんみりしてしまいます。

唯一和むシーンは風柱・不死川実弥の好物が抹茶とおはぎだと暴露され、実弥が逆ギレしたシーンでしょうか。

6.無限城編

最終章である「無限城編」は鳴女の力によって、鬼殺隊本部こと産屋敷邸の居場所をつかんだ無惨が来訪したところから始まりました。

無惨が産屋敷邸を訪れたのは産屋敷当主・耀哉の命を奪うためでしたが、耀哉は自分の命と引き換えに屋敷ごと爆破し、隠れていた珠世が完成させた「人間に戻る薬」を打つ隙をつくります。

一方、緊急の知らせを受けて炭治郎たちと柱たちもその現場に向かい、総攻撃が始まる……かと思いきや、鳴女の血鬼術によって全員が無限城に落とされてしまいました。

かくして鬼殺隊と鬼の総力戦が始まっていく、というエピソードになっています。

「無限城編」は大雑把に分けると

・無惨の襲来

・vs新上弦の陸・獪岳

・vs上弦の参・猗窩座

・vs上弦の弐・童磨

・vs上弦の壱・黒死牟

・vs無惨(鳴女戦も含む)

・エピローグ

といったところです。

産屋敷邸の爆破から始まった「無限城編」は上弦の鬼たちと無惨との戦いがメインで、たとえるなら「遊郭編」での上弦の陸戦が続きっぱなしでしょうか。

その戦いは今までの戦いと比べものにならず、その濃さはある種の疾走感があります。

しかもそれぞれの戦いでドラマがあり、

・「雷の呼吸」の兄弟弟子たちの決別

・猗窩座の過去

・蟲柱・胡蝶しのぶの生きざま

・不死川兄弟の和解

・「始まりの剣士」継国縁壱の生い立ち

など兎にも角にも、飽きることがありません。

「竈門炭治郎 立志編」の見どころが「鬼滅の刃の基礎」なら、「無限城編」の見どころは

・「鬼滅の刃」の完成

だと思います。

そもそも鬼殺隊は無惨討伐を掲げた組織で、もしも鬼を討伐する組織だったのなら最終選別の内容はもっと易しかったでしょう。

しかし炭治郎が妹のために目指したように、全ての元凶・無惨に迫っていくシーンは「これからどうなるのか」という緊張感とともに感慨もこみ上げてきます。

「鬼滅の刃 遊郭編」に関する小ネタ2選

ここからは「遊郭編」とちょっと関係がある小ネタをご紹介していきます。個人的な考察も混じっていますが、そこはご了承ください。↓

1.宇随の「才能がない」発言はあながち嘘ではない?

「遊郭編」の主要キャラ・宇随天元、彼は自身を妬む妓夫太郎に「俺は才能なんてない」といった台詞を叩きつけます。

鬼殺隊を支える柱であり、なおかつ常に自信にあふれている宇随からは想像もつかない台詞ですが、これはあながち嘘ではなかったりするんですよ。

宇随本人は柱の最強格・悲鳴嶼や最年少で柱になった無一郎を思い出していたものの、他にも裏付けがあります。

それは

・宇随の日輪刀の色

です。

宇随の日輪刀は橙色で、この色合いは「雷の呼吸」の素質を持っている証拠ですが、あくまで素質でしかありません。

本当に「雷の呼吸」の才能を持っているなら、日輪刀は善逸のように稲妻が走った刃紋になるんです。

実は「雷の呼吸」は五大基本流派のなかで習得度が難しく、そのせいで型の数が少ないという事情を持っています。

「炎の呼吸は継子ができないほど辛くて厳しい」ことが大正コソコソ噂話で判明しているものの、「雷の呼吸」もまたシビアです。

つまり宇随の日輪刀は

・「雷の呼吸」の素質はあるが、習得できるほどの才能はない

という証左となります。

つけくわえるなら宇随は卓越したコントロールでお手製の爆薬を「音の呼吸」で起爆していますが、それもまた「爆発によって攻撃力を補っている」と考えられていたりしているんですよね。

2.実は堕姫(梅)は鬼になっていない?

「実は堕姫(梅)自身が鬼化していない」という可能性があります。

「堕姫は立派に鬼だったじゃないか」とツッコミを入れているかもしれませんが、どうか聞いてください。

この説をとなえる理由は

・妓夫太郎と命を共有していた

・鬼化した時の状況

・地獄に逝く前のやり取り

が背景になっています。

まず「妓夫太郎と命を共有していた」ことは、この兄妹鬼の特性なので知っている人は知っているでしょう。

問題は「なぜ血鬼術でもないようなのに、こんな特異な能力を有したのか?」です。

玉壺&半天狗討伐後、上弦の鬼となった鳴女が無惨から血を貰って探索系の血鬼術に目覚めた展開がありました。

妓夫太郎と堕姫もまた上弦の鬼、新しい能力として命の共有が起こっても不思議ではありません……しかし雑魚鬼な沼鬼(「竈門炭治郎 立志編」に登場)が「異空間に引きずり込む沼」と「自身の分裂体(3体)」という複数の異能を持っていたように、必ずしも無惨の血が鬼の異様な力を引き出しているわけではなさそうです。

「1体につき1つの血鬼術」が原則である以上、むしろ何らかのイレギュラーがあったのだと思えます。

例えば沼鬼の場合は「血鬼術は沼のほうで、分裂体は人間時代の沼鬼が多重人格者だったからではないか?」という説がありますね。

もしも人間時代が「命の共有」に関わっているなら、やはり堕姫(梅)の状況のせいな気がします。

人間時代、堕姫(梅)は客の侍に兄・妓夫太郎を侮辱されたことに腹を立てて侍の片目に簪を突き立てました。

しかしそれが仇となり、彼女は生きたまま焼かれてしまいます。

妓夫太郎が堕姫(梅)のもとへ駆けつけた時は全てが手遅れで、堕姫(梅)は黒焦げとなっていました。

「う、う」と呻いていたものの、有り体に言えば生きているのがおかしい状態です……そんな状態の堕姫(梅)が妓夫太郎に抱かれて童磨と出会うまで、果たして命を繋ぎ止められていたのでしょうか?

そして気になるのは死後、堕姫(梅)と妓夫太郎のやり取りです。

人間時代の姿に戻った妹を目にした妓夫太郎は全てを理解し、

・「お前は明るいほうに行け」

と突き放します。

結局、堕姫(梅)は妓夫太郎と離れないことを選び、妓夫太郎もまた堕姫(梅)を背負って地獄に逝きます。

このシーンで気になるのは

・堕姫(梅)に極楽に逝くチャンスがあった

ことです。

「無限城編」にて不死川実弥が死にかけた際、明るいほうに死んだ弟たちがいて、暗いほうに鬼になった母親がいたというシーンがありました。

これを妓夫太郎と堕姫(梅)の2人にも当てはめるなら、

・明るいほうにいた堕姫(梅)には極楽に近かった

ことになります。

しかし、それだと鬼になった罪がカウントされていないのはおかしいです。

(下弦の伍・累ですら両親とともに地獄に逝ったのですから)

こうなると堕姫(梅)は「鬼になった」というよりも

・妓夫太郎に生かされていた

と表現したほうが正しいのではないでしょうか。

もしも鬼化が間に合わず、妓夫太郎が妹を活かすために禰豆子と同じく鬼である自分の身体を変えたのだとしたら……可能性はあると思います。

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まとめ

「鬼滅の刃 遊郭編」の単行本は8巻~11巻です。

巻数で数えれば5巻以内ですが、とても見応えがあうエピソードとなっています。

それは他のエピソードも同じで、特に「無限城編」はこれまで「鬼滅の刃」を見てきた人なら見届けるべきエピソードです。

(他人におすすめするなら「立志編」ですが)

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