日本・フランス・韓国が共同制作した3DCGテレビアニメ「ミラキュラス」。
ごく普通の高校生マリネットとアドリアンがスーパーヒーローとしてヴィランと戦うものの、2人はお互いの正体を知りません。
いつ正体バレるのか、視聴者はハラハラして見守っていますが、なんとシーズン4になっても正体はバレません。
ではいつ「ミラキュラス」の主人公たちの正体バレるのか、考察してみました。
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「ミラキュラス」実はお互いの正体を知った回が何度もあった!
シーズン4も続いているにも関わらず、「ミラキュラス」の主人公・マリネットとアドリアン、もといレディバグとシャノワールはお互いの正体を知らずにいます。
しかし歴代のシリーズでレディバグとシャノワールの正体がバレる回があるんですよね。
その回とは
・シーズン2:エピソード40「ダークオウル」
・シーズン3:エピソード62「オブリビオ」
・シーズン3:エピソード74「キャット・ブラン」
・シーズン4:エピソード100「エフェメラル」
です。
例えばシーズン2:エピソード7「ダークオウル」ではレディバグの作戦でお互いに変身を解くことになるのですが、2人は本当の姿を見ないように目を閉じています。
しかし変身を解くと妖精(クワミ)が現れるため、それぞれの妖精が相手の妖精を見たことによって2人の正体がバレてしまったのでした。
けれども結局、マリネットとアドリアンはお互いの正体を知らないままです。
というのも「ミラキュラス」は1つの時間軸がそのまま続いているように思わせて、実は並行世界で起きたことやなかったことにされていたりします。
なのでマリネットとアドリアンがちゃんとお互いの本当の姿を目にしても、それがなかったことになり、「お互いに相手の正体を知らないスーパーヒーロー(高校生)」となってしまうのです。
「ミラキュラス」何故正体がバレてはいけない?
マリネットとアドリアンだけがお互いにお互いの正体を知るだけなら問題はないかと思います。
むしろ2人は相思相愛で、マリネットはアドリアンを、アドリアンはレディバグ(マリネット)に恋をしているのだから後はゴールインだけです。
しかしマリネットとアドリアンがお互いの正体を知ったら最後、バッドエンドが待ち受けているかもしれません。
それだけのリスクがあるのは何故か、その根拠は
・アクマダイス(ヴィラン化)にマリネットが関わっている
・レディバグ&シャノワールの敵・ホークモスはアドリアンの父ガブリエル
だからです。
アクマダイス(ヴィラン化)にマリネットが関わっている
アクマダイスとは負の感情によって悪者になること、もといヴィラン化を意味しています。
現在マリネットとアドリアンはプライベートでもスーパーヒーローでもかなりのストレスやプレッシャーを抱えているため、もしも正体がバレたらそのバランスが崩壊し、アクマダイスされるかもしれません。
しかしアクマダイスになった人々には相応の原因があり、そのほとんどがマリネットが関わっているのです。
というよりもマリネットの言動のせいで負の感情からアクマダイスになった、といったほうが適切かもしれません。
このことに関して登場人物たちはこれといって何とも思っていないようですが、もしもこれが何かしらの伏線だとしたらマリネットは本質的に成長しておらず、たとえアドリアンと結ばれても破局してしまい、2人は戦うことになるのかもしれません。
案外スタッフがマリネットを原因にするのが使い勝手が良いだけの話かもしれませんが、いずれにしてもアドリアンがアクマダイスの原因を知ったらマリネットに幻滅してもおかしくないでしょう。
レディバグ&シャノワールの敵・ホークモスはアドリアンの父ガブリエル
「ミラキュラス」シリーズを通してのラスボス・ホークモス。
その正体はアドリアンの父ガブリエル・アグレストであり、同時に蝶とピーコックのミラキュラスの所持者でもあります。
表の顔は有名なブランド「ガブリエル」の社長兼ファッションデザイナーであるものの、冷徹・頑固・完璧主義という気難しい性格をしていますね。
アドリアンに対する執着心は凄まじく、ほぼ軟禁状態にしていた時期もありました。
マリネットの正体がバレたら表の顔を使って潰しにかかりそうですし、アドリアンの正体を知ったら発狂しそうです。
現在「ミラキュラス」はホークモスの有利に進んでおり、もしもふとしたことでアドリアンからマリネットや自分の正体を知られたら絶対に面倒くさいことになるのは間違いありません。
「ミラキュラス」正体がバレるのは最終回を迎えた時だけ?
ここまで「ミラキュラス」にて主人公たちの正体がバレることを拒むのは公式がお互いの正体がバレることを嫌がっているのだと考えられます。
「ミラキュラス」はいわゆるヒーローもので、なおかつヒーローとなった主人公たちの日常や葛藤が醍醐味です。
今時のスーパーヒーローものの定番ではあるものの、「タイガーアンドバニー」や「ワンパンマン」などすでに正体がバレている前提(むしろ公になっている)で話が進む作品もあります。
つまりヒーローもので正体がバレるのは珍しくも何ともありません。
しかし「ミラキュラス」では主人公たちが自分の正体をバレるのが嫌!というのが見どころとなってしまい、それゆえに公式もその要素がなくなることを恐れているのではないでしょうか。
いくら「並行世界だから」「なかったことになったから」にしても無理がありますよね。
こうなってしまった以上、主人公たちが主人公でなくなる瞬間つまり最終回で正体をバラそうということになっているような気がします。
つまるところ大人の事情というやつです。
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まとめ
「ミラキュラス」の主人公・マリネットとアドリアンの正体バレる回が何度もありましたが、その度に「時間軸が違うから」や「なかったことになったから」という設定で2人はお互いの正体を知らないままでいます。
もしもバレたとしてもアクマダイスの原因がマリネットであることやアドリアンの父ガブリエルがホークモスであることを踏まえると、知らないままの方が幸せかもしれませんね。
もっとも大人の都合もあるような気もしますが。