「EX-ARM(エクスアーム)」は、2015年~2019年に「グランドジャンプ」と「少年ジャンプ+」にて連載されていたSF漫画作品です。
原作はHiRock先生が、作画は古味慎也先生が担当されており、魅力的な女性キャラクターやバトルシーンの描写のクオリティが高いことで好評を得ており、2021年にアニメ化され話題となった作品です。
しかし、ファンの間ではエクスアームのアニメがひどい・つまらないという声が多数挙がっているようです。
一体何故なのでしょうか?
今回は、エクスアームのアニメは本当にひどい・つまらないのかについて、徹底検証します!
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アニメ「EX-ARM(エクスアーム)」のあらすじ
東京に住む夏目 アキラは機械に対しての苦手意識が強くスマートフォンさえもろくに扱えなかったため、彼女を作れず友達との付き合いも上手くいかないこともしばしばありました。
彼は自分を変えたいという願いがありつつも、日々悶々としていました。
ある日、コンビニの帰りに少女がナンパで複数人に絡まれているのを目にしたアキラは、それを止めようとした際にトラックにはねられてしまいます。
その後、アキラは目を覚ますと西暦は2030年となっており、この世界ではアンドロイド等の機械技術が飛躍的に向上している一方、テロが発生した影響で治安が不安定となっていました。
そして、アキラの姿はなぜか装甲された脳だけになっており「EX-ARM No.00-α」と呼ばれ、様々な機会に接続してハッキングする能力を得ていました。
しかし、EX-ARMシリーズは犯罪兵器として出回っており、その存在は危険視されていたのです。
そのため警視庁EX-ARM対策課から、生かされる代わりにEX-ARMシリーズを全て回収するよう告げられます。
こうしてアキラは、自身の記憶と身体を取り戻すべくEX-ARM対策課の仲間達と協力しながら過酷な戦いに身を投じることになります。
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EX-ARM(エクスアーム)のアニメがひどい?面白くない?徹底検証します!
SNS上の反応を見るとエクスアームのアニメが、とにかくひどい・つまらないという声が多数上がっているようです。
その理由が2つあるので、詳しくご紹介します!
1.アニメーション映像が低クオリティだったため
ファンの間で一番多かった意見が、「作画がとにかくおかしい」という声でした。
実際に映像を見てみると、正直に言ってこれが商業用アニメであることが信じられないほどの低クオリティでした。
以前に動画サイトでよく見かけたファンが遊びで作ったMMD動画か、2000年頃に発売されていたPS2時代のゲームムービーぐらいのレベルです。
キャラクターの動きがカクカクですし、変にスローモーションを使いすぎてテンポが良くありません。
顔はほとんど無表情で、眼も眉も全く動かないのです。
キャラクターの感情を表情で表そうとする意志が、ほぼ感じられません。
そのせいで場面ごとの台詞と表情が全く合っていませんし、キャラクターが何を感じているのか全然分かりません
緊迫したシーンでも、その場の緊張感が伝わってきません。
アニメ第1話での戦闘シーンでは、女性型アンドロイドであるアルマに関しては動きが多彩で頑張っているようですが、全体的に人物の動きが機械的で不自然です。
また、エフェクトが無料サイトで拾ったかのように安っぽいですし、映像のカットインの仕方やシーンの繋ぎ方が不自然です。
そして、何故かモブキャラが手描きになっていることがあり、手描きと3Dとの組み合わせがなんともシュールで違和感を覚えます。
他のアニメ作品でも、手描きと3Dとの組み合わせることはたびたびあることです。
アニメーションを出来るだけ自然となるように手描きか3Dどちらかに合わせて調整するのが普通なのですが、エクスアームの場合はそのような工夫をしていないように見えます。
2.音響がおかしい
第1話では声優の声がまるでスピーカーごしで聞いているかのように何故かこもっており、映像も相まってキャラクターが全員アンドロイドになったのではと錯覚しそうでした。
第2話以降では少し改善されているようですが、音質は良いとは言えません。
また音声や効果音のボリューム調整がおかしく、銃声よりもパンチの音の方が大きかったり、BGMが大きすぎてキャラクターの台詞が聞こえづらかったり、無音が続くシーンがあったりと音響のクオリティも低いと言わざるを得えません。
一つ良い点を挙げるとすれば、声優は実力があり名だたる方々を起用されているので、ファンからすれば大変豪華な面々であることは間違いないです。
声優の迫真な演技を聞くと、やはりプロは凄いと感じます。
それ故に、映像が上記のような近年稀にみる低クオリティなのが大変悔やまれます。
何故 EX-ARM(エクスアーム)のアニメがここまでひどくなったのか?
まず今回のテレビアニメの監督を担当された木村好克監督についてですが、彼はショートムービーやテレビドラマなどの実写映像を主な活動とされていて、テレビアニメの監督は同作品が初めてのようです。
テレビアニメの監督を起用する際は経験に基づく判断を必要とされるため、アニメーションや制作現場の経験が豊富にある方が監督になるケースが多いと思います。
しかし、木村好克監督はアニメーションの経験がほとんどない状態で起用されているので、テレビアニメ界としては非常にレアケースでしょう。
そして、シリーズ構成担当者がトミー・モートン氏なのですが、彼は検索しても情報が出てこず素性が一切不明で、おそらくアニメ脚本の経験が無い人である可能性が高いです。
アニメーション制作会社はビジュアルフライトで、中国のクリエイターを主軸にゲームのモデリングやキャラクターデザイン、モーション作成を主な活動をしているようです。
しかし、ビジュアルフライトもアニメ制作を行った実績がなく、アニメーションの経験がないに等しいです。
一説によると、資金繰りが上手くいかず企画の予算が厳しかったため、低予算で請け負ってくれる会社がビジュアルフライトしかいなかった可能性があるそう。
このように、低予算の上にメインスタッフのほとんどがアニメ制作の経験がほぼ皆無で、アニメーションに対する理解が浅かったことが、今回の悲惨な結果を招いたのだと思われます。
まとめ
今回は、エクスアームのアニメがひどい・つまらないについてご紹介しました。
内容をまとめますと
- アニメーション映像がかなりの低クオリティで、ひどい有り様だった
- 音響の調整も素人並の出来で、質が良くなかった
- 声優は実力派ぞろいの方々が採用されていたが、映像が演技に追い付けていない
原作の方を見てみると、漫画作品としてのクオリティは高めだと感じました。 それ故に、エクスアームのアニメ化がこのような結果になってしまって、先生方が非常に気の毒に思います。