「悪役令嬢の中の人」は悪役令嬢に転生してしまった「エミ」と悪役令嬢の本来の持ち主である「レミリア」が主役の悪役令嬢ものです。
悪役令嬢ものですが、設定が変わっており、とても面白いです。
そんな「悪役令嬢の中の人」ですがすでに完結しているのでしょうか。
今回は「悪役令嬢の中の人」に関する情報をご紹介します。
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「悪役令嬢の中の人」は完結している?
原作小説「悪役令嬢の中の人」は完結しています。
WEBサイト「小説家になろう」では完結されており、番外編が時折更新されています。
原作は全1巻です。
コミカライズ版のほうはまだまだ連載が続いています!
コミカライズ版は3巻まで発売されており、2023年5月時点でもまだ連載されているようです。
「悪役令嬢の中の人」の漫画を読むならコミックシーモアがおすすめです!
「悪役令嬢の中の人」ってどんな作品?
原作者:まきぶろさんによって「小説家になろう」で連載されていた小説です。
一迅社ノベルスより発行されており「小説家になろう」では更新が止まっています。
コミカライズ版も発売されており、イラストは紫真依さん、作画は白梅ナズナさんが手がけています。
コミカライズ版は副題が追加されており「悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜」というタイトルで、Pixivコミックより連載されています。
「悪役令嬢の中の人」のあらすじ
乙女ゲームが大好きなごく普通の少女、小林恵美はある日、目を覚ますとプレイしていた乙女ゲーム「星の乙女と救世の騎士」という作品の悪役令嬢、レミリアに転生していました。
彼女の命運を知っている恵美は、レミリアを救うため、本来のゲーム内容は異なる道筋をたどろうとします。
しかし、同じ転生者であり本作のヒロインである「星の乙女」によって恵美は断罪を受けます。
「星の乙女」に危害を加えた冤罪、婚約破棄といった不運が重なります。
その瞬間、ずっと恵美、もといレミエリアの体の中にいた「本当のレミリア」が顔を表しました。
そう、実は「本物のレミリア」はずっと自分の体の中から、自分として動いてくれている恵美のことを見守っていたのです。
ここまで彼女が築き上げてくれた努力の結晶を、可愛い「エミ」を傷つけた代償として、レミリアの復讐が始まります。
「悪役令嬢の中の人」の登場人物
メインのキャラクターをご紹介します。
小林恵美
本作の主人公かつ転生し、のちのレミリア。
ゲームで悪役令嬢として描かれるレミリアの本来の姿をその目で確認し、彼女が両親に愛されず、王太子に婚約者として見られていない現実を知ります。
愛情に飢えており、婚約者であるウィリアルドに子どもが親に求める愛情を求めてしまった結果、国を滅ぼすレベルの災厄キャラクターに変貌してしまいます。
そのことを知った恵美は彼女のそんな未来を変えるため、ゲームの道筋を変えてることにします。
レミリア・ローゼ・グラウプナー
本作のもう一人の主人公かつ本来の悪役令嬢。
ある日高熱を出したことにより、転生者の恵美と意識が入れ替わってしまい、以来本来の体の中で意識だけが残った状態で動くことになります。
レミリアの意識は恵美にも伝わっておらず、そのため助言なども一切できずにいました。
ひたむきにレミリアのことを愛してくれる恵美を徐々に受け入れ、努力も認めていきます。
ゲームの終盤で「星の乙女」の策略により恵美の断罪が決定した瞬間、これまでずっと表に出なかった意識が覚醒。
恵美と入れ替わり、本来の悪役令嬢として振る舞うことになります。
本来の性格は残忍であるが、これまで恵美が培ってきた「淑女として人々に分け隔てなく優しいレミリア」を演じようとします。
しかし、最愛である恵美を傷つけられた怒りから本来の性格での行動が始まります。
ピナ・ブランシュ
本作のヒロインであり「星の乙女」であり、恵美同様に異世界からの転生者。
後にレミリアとして振る舞う恵美のことを同じ転生者と見破り、一方的に敵意を向けます。
本来のレミリアと違う振る舞いを恵美がしてしまったため、攻略対象キャラクターたちを落とせず苦労します。
そのためゲーム内で使用できる「好感度上昇アイテム」を使用し、無理矢理ゲームを押し進めます。
性格は目的のためなら手段を選ばず、その手腕はレミリア本人から「王妃に相応しい」とまで称されるほどです。
努力をすることを嫌っており、自分は愛されて当然という思考を持っています。
故に、彼女の使用するアイテムの影響が少ない人物(レミリアや現王妃、一部の魔法使い)からは嫌悪感抱かれるほど。
それは攻略対象キャラクターたちにも露骨に反映してしまっています。
ウィリアルド
レミリアの婚約者で第二王子。
レミリアとは幼馴染だが、聡明で博識な彼女(恵美)に嫉妬していたが、のちに和解します。
「悪役令嬢の中の人」の見どころ
見どころポイントを2つほどご紹介します!
1つの体にある2つの意識
本作の主人公である恵美と悪役令嬢のレミリアは、1つの体に2つの意識が入っている状態です。
成長した段階からではなく、幼少期からスタートします。
幼少期に熱を出したレミリアは意識が遠のき、気づけば自分の体を上から覗く、いわば幽体離脱に近い状態になってしまいます。
その間、レミリアの体には異世界からやってきた恵美の意識が入ってしまいます。
悪役令嬢ものですとよくある展開ですが、よくよく考えてみると本来あったはずの持ち主の意識ってどうなるの?と思ったことありませんか。
本作ではそのことに焦点を置いており、1つの体に転生者の恵美、本来の持ち主であるレミリア2つの意識が存在します。
しかし恵美視点ではレミリア自身のことは一切触れられず、あくまで恵美の視点で進みます。
意識が体内で話し合ったりするということはありません。
ここから11年間、恵美はレミリアとして彼女の幸せを叶えるために奔走します。
11年ぶりの復活
恵美はレミリアとして11年間頑張ります。
しかし転生者でありレミリアの正体に勘付いている「星の乙女」ピナによって、レミエリアの未来は潰えてしまいます。
冤罪の証言を集め、婚約者であるウィリアルドから婚約破棄をさせるという悪役令嬢あるあるの展開になっていきます。
ここで違うのは、本来の持ち主であるレミリアが11年ぶりに覚醒する、という点です。
よくある設定ですと、ここから話が始まり、悪役令嬢の話が始まります。
しかし11年もの間、恵美の努力を見てきたレミリアは、その努力をつぶさす、むしろ笑みを貶めた者たちに復讐を誓います。
どんな復讐をしていくのか、気になった方はぜひ本作を読んでみてください。
「悪役令嬢の中の人」は完結 まとめ
原作小説のほうは無事に完結しており、書籍化もされています。
連載されていた「小説家になろう」では番外編が連載されていますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
原作はまだ読んでないけど、コミカライズ版は気になる!という方も是非今から追ってみてください。
まだ連載は続いていますし、原作未読でも楽しめます。
もちろん原作版も面白いので、ぜひこの機会に両方とも読んでみてください。