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「ヘルシング」のアニメがひどい?酷評されている3つの理由!

「HELLSING(ヘルシング)」は、1998年から2009年まで月刊ヤングキングアワーズにて連載されていた、オカルトガンアクション漫画作品です。

国内外問わず人気があり、原作が2006年にアメリカで行われたクィル賞のベスト・グラフィックノベル部門にノミネートされています。

2001年にテレビアニメ化されているのですが、原作ファンから「ひどい」「つまらない」と厳しい声が上がっているのです。

今回は、ヘルシングのテレビアニメ版は何故ひどいと言われているのか?その理由について徹底検証していきます!

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ヘルシングのあらすじについてご紹介

時代は20世紀末。イギリスでは不可解な事件が相次いで発生しており、人々は恐怖に怯えていました。

ある日、田舎町であるチェダース村に牧師が新たに赴任してきました。

しかし、その牧師の正体は吸血鬼であり、夜な夜な村人の血を貪り食っていたのでした。

村人たちは吸血鬼の力の前に為す術なく、吸血鬼の下僕である食人鬼(グール)へとなり果て、村は死者の国へと化していきました。

そこに、大英帝国王立国教騎士団、通称ヘルシング機関を率いるインテグラ・ヘルシングと、吸血鬼の身でありながら吸血鬼を狩るハンターであるアーカードが現れます。

アーカードは大型拳銃と特殊な銃弾を使って、食人鬼になった村人たちを情け容赦無く倒していきます。

そして、アーカードが牧師に銃口を向けた際、彼は最後まで生き残っていた婦人警官であるセラス・ヴィクトリアを人質にします。

アーカードは躊躇なくセラスと共に牧師を撃ち抜き、トドメを刺します。

セラスは瀕死の状態でしたが、アーカードによって吸血鬼化されることで、一命を取りとめます。

こうしてセラスはアーカードの眷属となり、吸血鬼を狩るハンターとして生きることに。

やがて彼らは、急増する吸血鬼の陰にある組織が存在する事を掴み、熾烈な戦いへと発展していきます。

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「HELLSING(ヘルシング)」のテレビアニメ版は何故ひどいと言われているのか?その理由について徹底検証!

ヘルシングは、独特の台詞回しや個性的なキャラクターが多数登場することから、国内外問わず人気のある作品です。

しかし、テレビアニメが放送された際、原作ファンから「ひどい」「つまらない」などと厳しい声が上がっていたようです。

その理由が3つあるので、詳しくご紹介します。

1.ストーリーや設定の改変

テレビアニメ版が放送されていた時、原作は単行本4巻〜5巻ほどしか刊行されておらず、このままだとすぐテレビアニメの方が追い抜いてしまいます。

そのため、どうしてもオリジナルストーリーを組み込む必要があったのですが、このオリジナルストーリーと設定変更がひどいと言われています。

例えば、原作では吸血鬼となったセラスは血を飲むことに強い抵抗感を表しますが、アニメ版では戸惑いながらも輸血用の血液をさっさと飲んでしまいます。

ヘルシング機関が公認機関の扱いになっていて、ヘルシング機関・警察・円卓会議の三つ巴の戦いになっています。

また海外へ輸出する際の配慮から、ナチスに関連する描写や設定を全て排除されており、それによりミレニアムが全く登場しません。

これにより、原作では裏切る予定であったインテグラの執事であるウォルターが、最後までヘルシング機関の味方のままでした。

アニメ終盤では、円卓会議の一部がイギリスを突然裏切り、ヘルシング機関にオリジナルキャラクターである謎の怪人インコグニートを刺客として送り込みます。

ヘルシング機関はアーカードの活躍のおかげでインコグニートを倒しますが、何故かインテグラが逮捕されることになり、黒幕の正体が分からないまま終わってしまいました。

原作の設定が大きく異なるどころか、オリジナルストーリーも不完全燃焼のまま終了してしまったので、多くのファンから批判の声が殺到したのでした。

ただ、アニメでヘルシングを知った視聴者からは、比較的肯定的な意見が見られます。

テレビアニメ版は吸血鬼よりも人間側に焦点を当てたものとなっていて、原作よりもインテグラやヘルシング機関の戦闘員などの活躍を楽しめる作品になっているからかもしれません。

2.一部のキャラクターが登場しない

先述したように、ストーリーや設定の変更でミレニアムが登場しないため、人気悪役キャラクターである少佐や大尉も無論出てきません。

ミレニアムのリーダーである少佐は、特に作中屈指の人気を誇るキャラクターで、「諸君、私は戦争が好きだ」という台詞から始まる演説シーンや、人間は意志の生き物であるという価値観からどこまでも人間であることをこだわり続ける独自の哲学を持つ人物であることから、多くのファンを獲得しています。

原作に少佐が登場してから、さらにヘルシングが盛り上がっていったと言っても過言ではありません。

それ故に、原作ファンから落胆する声が相次ぎました。

様々な事情が重なっていたため仕方がない部分もありますが、せめて原作に登場しているキャラクターを設定を変えてでもアニメにも登場させてほしかったですね。

3.原作者がテレビアニメ版を酷評していた

原作ファンからひんしゅくを買ってしまったテレビアニメ版ですが、実は原作者である平野 耕太先生からも「観なくていい」と言うほど酷評しているのです。

第1話は原作に忠実であったため「非常に良い出来だ」と平野先生は絶賛していたのですが、第3話で「野沢那智がもったいない」などと発言し、さらに「第一話見て期待してた俺が馬鹿だった」とまで言う始末です。

DVD第1巻の初回特典イラスト依頼を断り、おまけに「DVDを貰ったけど即まんだらけに売った」とかなり不満を募らせ、アニメーション制作会社側に怒りの声を表明しています。

テレビアニメ放送終了後にOVA制作をする話が持ち上がり、何度か延期するも2006年2月に晴れてOVA版第1巻が発売されました。

原作に忠実でありかつアニメーションの品質が高かったことから、原作ファンや平野先生も「素晴らしい出来だ」と太鼓判を押していました。

結果的にOVA版が成功を収めたことが、原作ファンや原作者にとって救いであったことでしょう。

まとめ

今回はヘルシングのテレビアニメ版は何故ひどいと言われているのか?その理由についてご紹介しました。

内容をまとめますと

様々な事情により、原作のストーリーや設定が改変されてしまったため

アニメオリジナル要素を盛り込んだ影響で、一部のキャラクターが登場しなかったため

原作者が第3話以降のアニメオリジナル要素に対して不満を募らせ、酷評していたため 原作ファンや原作者から酷評されているとはいえ、アニメ作品自体のクオリティが低いわけではないので、ヘルシングのテレビアニメ版を見たことが無い方は、ぜひ一度チェックしてみて下さいね。

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