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名古屋以外全部壊滅が面白いと話題に!ユーザーの反応などを紹介

2022年5月9日に「少年ジャンプ+」で配信した直後、SNSで大きな反響を呼んでいる「名古屋以外全部壊滅」。

文字通り、名古屋以外が壊滅したことで今までバカにされてきた名古屋人による圧政が強いられた日本という世界観だけで「面白い」と笑いを誘っています。

今回は「名古屋以外全部壊滅」の面白いポイントにくわえ、辛口なレビューはないか迫っていきましょう。

「名古屋以外全部壊滅」そもそもご当地ネタってなに?

「名古屋以外全部壊滅」の面白さはズバリご当地ネタです。

ご当地ネタとはその地域特有の常識や方言などで、「ご当地あるある」とも言われています。

例えば

・北海道:小学生の授業でスピードスケートがある

・長崎県:靴下に穴があいたことを「ジャガイモ」と言う

・愛知県:他県民から「蛇口からミカンジュースが出てくる」と思われている

・静岡県:他県民から「静丘=サイレント●ル」と呼ばれる

・大阪&京都&神戸:「けえへん(大阪)」・「きいひん(京都)」・「こおへん(神戸)」という微妙な方言の違いがある

などがご当地ネタとしては定番です。

他にも「食べ物がおいしい県」や「方言がかわいい県」など他県民からのイメージもご当地ネタによく用いられています。

当然ながらサブカルチャー作品のネタにもなっており、後述する漫画やアニメは自虐も含めたご当地ネタが満載です。

「名古屋以外全部壊滅」のご当地ネタとは?名古屋・大阪・広島県民は爆笑不可避!?(※ネタバレ注意)

「名古屋以外全部壊滅」は物語の舞台が大阪・主人公のゲンが広島県民・敵が名古屋人であることから、名古屋・大阪・広島のご当地ネタに特化しています。その一部をご紹介していきましょう。

・名古屋走り

名古屋で見られる乱暴な運転。工業地帯が多いせいか、名古屋の運転手たちはとにかく荒い。そのため「黄色まだまだ赤勝負」と言われている。

・マルハチ

○に八と書く記号。通称「マルハチ」。名古屋市の市章で、江戸時代から始まっている。

・名古屋人によるヒエラルキー

51年前に起こった謎の天変地異に乗じ、名古屋人が構成したヒエラルキー。

名古屋人を頂点に、名古屋以外の愛知県<愛知県以外の県民<東京&大阪となっている。

なぜ東京&大阪が最下層になっているかといったら、名古屋人のコンプレックスが爆発した結果だから(※あくまでも名古屋出身の作者によるひがみ)

・矢野監督

矢野燿大(本名:矢野輝弘)。大阪府大阪市出身の元プロ野球選手で、現在は阪神タイガースの一軍監督をつとめている。

作中ではヒロイン・逢坂ナナミが矢野監督のサインを隠し持っており、それを名古屋軍の兵士に見つかって破り捨てられた……が、矢野監督は現役時代「中日ドラゴンズ」だったのでSNSではこのあたりをよくツッコまれている。

・休日は名古屋駅の金時計で待ち合わせしてコメダ珈琲で小倉トーストを食べて日本モンキーパークに行こう!昼はひつまぶしでどうだ!

作中、ある人物が放つセリフ。「これでもか」と言うばかりの名古屋アピールである。正直、これを読んだ筆者も名古屋に行きたくなった。

ただしゲン曰く、「日本モンキーパークは犬山市」にあるため名古屋にはない。

・広島県民は戦闘種族だっ!!!! なめるなよーっ!!!!

ゲンがクライマックスで叫ぶセリフ。ご当地ネタではないものの、ドラゴンボールのパロディを堂々としているので紹介しておく。

「名古屋以外全部壊滅」を読んだユーザーの反応は?

「名古屋以外全部壊滅」を読んだユーザーの反応を大雑把にまとめると「面白い」というコメントが圧倒的です。

しかし少数ではあるものの、ドライな感想もいくつか見受けられました。それらをまとめてご紹介していきましょう↓

・朝から変な漫画を読んでしまった

・「キットカット買っとかんとかんかったのに何で買っとかんかったん」

・マジでワロタ

・名古屋以外全部壊滅は草

・また名古屋のイメージが…

・アホすぎて笑ったし、本当途中から名古屋人でてこないww

・ここらへんの感謝ハシラで作者と編集がジャンプラの広告力をわきまえた上でイジって許される線引きを見極めてるのが伝わってくる

全国区のジャンプラより有名・有力な芸能人や団体はイジってもパワーバランスがどうにでもなるけどジャンプラよりマイナーな団体は本気の風評被害になりかねんからね(※P29より)

・八十亀ちゃんのパクリ

・テコンダー朴の臭いがした

・思った以上にあるあるがなくて残念だったわ

関連記事:名古屋以外全部壊滅のあらすじや登場人物!作者の藤山佑って何者?

「名古屋以外全部壊滅」こんなにも日本にはご当地ネタな漫画があふれている!ご当地ネタ漫画・アニメ3選!

「名古屋以外全部壊滅」以外にも自虐も含めたご当地ネタ漫画・アニメは多数あり、なかには実写化するほどの人気作も。

ここではそんなご当地ネタ満載の漫画・アニメを解説していきます。

翔んで埼玉

・ジャンル:ギャグ

・作者:魔夜峰央

・出版社:白泉社

・巻数:全1巻

◎あらすじ

出身地・移住地による激しい差別が当たり前となった日本。特に東京都民の埼玉県民への弾圧は苛烈なものでした。

そんな東京の名門校に麻実麗という男子学生が転入してきます。

容姿端麗・文武両道な麗に学校の生徒は虜となり、やがて彼に反発していた生徒会長の白鵬堂百美も心を開いていく。

しかし麗の正体はなんと埼玉県で一、二を争う大地主の子息で……。

不屈の名作「パタリロ!」の作者・魔夜峰央さんが手がけたギャグ漫画で、1982~1983年の別冊(3冊)に掲載されました。

連載していた当時はストレスが尋常ではなく、その息抜きとして描かれた「翔んで埼玉」は表向きは「埼玉県に対する悪意にあふれた作品になってしまうリスクが高くなったため」、魔夜峰央さんの本音としては「自身に埼玉県をディスる気持ちがないから」と言う理由で未完となります。

ところが2015年、本作のファンがSNS上に漫画のシーンを一部掲載すると瞬く間に注目の的に。

宝島社から復刊されるや否や、20万部が増刷されました。

2019年には実写映画が公開。2022年には続編が公開予定となっています。

お前はまだグンマを知らない

・ジャンル:ギャグ、学園、ロマンティック・コメディなど

・作者:井田ヒロト

・出版社:新潮社

・巻数:全11巻

◎あらすじ

チバ県からグンマ県に引っ越してきた男子高校生・神月紀。

先にグンマ県で暮らしていた幼馴染たちに再会するものの、いきなり「グンマから生きて帰ったものはいない」と警告されます。その警告通り、転校初日にグンマ特有の号令「起立・注目・礼」に対応できず、クラスメイトから暴行される羽目に。

焼きまんじゅうを完食したことでクラスメイト達と和解した神月はそこでトチギ県と抗争中だということを知らされて……。

井田ヒロトさん作「お前はまだグンマを知らない」は井田ヒロトさんが中学生の時に群馬県に引っ越してきた体験を元にしています。

すでに完結しており、2017年時点で累計発行部数は50万部を突破。

同年にテレビドラマ&映画化に、2018年にはアニメ&ゲームアプリ化するほどの人気を博しました。

ご当地ネタが満載な漫画とはいえ、ジャンルとしてはホラー・サスペンス・エ□……などあらゆるジャンルが盛り込まれており、ある意味何でも楽しめる闇鍋的作品です。

47都道府犬(ミニアニメ)

・ジャンル:ギャグ、ほのぼの

・制作会社:テレビ愛知制作(声優バラエティー番組「SAY!YOU!SAY!ME!」)

・コンセプト:「ご当地名産・ご当地声優・なんちゃって方言+犬」。

「47都道府犬」はテレビ愛知制作で配信していた声優バラエティー番組「SAY!YOU!SAY!ME!」で放送していたミニアニメです。

47都道府県をご当地名産+犬を合体したマスコットにし、そのご当地のネタを面白おかしく描いています。時間は30秒。

例えばメインキャラである名古屋(愛知)犬はエビフライ、愛知犬はみかん……といった具合です。

また「47都道府犬」のそれぞれの犬の声優はご当地かつ人気&有名声優ばかりなのが売りとなっています。

YouTubeでも公開されているため、少しでも興味がわいた方は是非見てみてください。

まとめ

「名古屋以外全部壊滅」の面白いところは地元民にも刺さるご当地ネタです。

ネットではドライなレビューもあるものの、「面白い」「ワロタ」など爆笑したという感想であふれています。

ご当地ネタが満載な作品は「名古屋以外全部壊滅」以外にもあり、「翔んで埼玉」・「お前はまだグンマを知らない」・「47都道府犬」など。

どれも面白く、シリアスぶっていても前面に押し出されるご当地ネタにクスっと笑ってしまいます。

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