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名古屋以外全部壊滅のあらすじや登場人物!作者の藤山佑って何者?

2022年5月9日、「少年ジャンプ+」にてある読み切り漫画が配信されました。

その漫画のタイトルは「名古屋以外全部壊滅」。作者は藤山佑と言い、2015年から活動している漫画家です。

第1回「藤山賞」に入選するなどいくつもの受賞歴はあるものの、ほぼ無名な漫画家でもあります。

しかし「名古屋以外全部壊滅」がトレンド1位になったことで、作者も注目の的に。

いったいどんな漫画なのか、詳しく迫っていきましょう。

笑撃のディストピアSF漫画「名古屋以外全部壊滅」とは?あらすじを解説!(※ネタバレ注意)

「名古屋以外全部壊滅」はディストピアSFな世界観ではあるものの、とことん楽しめるギャグマンガです。

謎の天変地異によって名古屋以外が壊滅したことにより全国各地を侵略し始めた名古屋人に対し、生き残った広島県民の青年が立ち向かうというストーリーとなっています。

◎登場人物

衣笠ゲン 主人公。趣味はお好み焼き作り。26歳。 名古屋人の侵略によって支配された日本をさすらう最強の戦闘民族「広島県民」の青年。 名古屋人の支配からの解放を目的としており、名古屋人が分けた8つの地方に鎮座している総督府にいる8総督と名古屋市長の打倒を目指す。 この世の災いから世界を最強の拳法「広島拳」で救ってきたものの、謎の天変地異には広島県民も勝てず、今に至る。 現在戦闘可能な広島県民はたまたま海外武者修行し、被害を免れた者だけしかいない。
逢坂ナナミ ヒロイン。趣味は野球観戦とお笑い。17歳。 名古屋軍に襲撃され、おとんの形見(矢野監督のサイン)を破り捨てられたものの、直後にゲンに救われる。 ゲンが名古屋軍の拠点となった大阪城に行くことを知ると、同行を申し出た。 実は大阪一の拳法の使い手である兄が大阪城に潜入したきり、失踪してしまったからなのだが……。
逢坂ナオヤ 逢坂ナナミの兄。 ナナミ曰く「矢野監督とケンドーコバヤシの次に尊敬している」とのこと。 大阪一の拳法の使い手で、大阪城に潜入捜査をしたまま帰ってこない。 ナナミは兄が生きていることを信じているものの、ゲンは「最悪の事態」を想定していた……。

◎ストーリー

西暦20××年に起こった謎の天変地異。

それから1年後、日本はなぜか被害を受けなかった名古屋人の支配下に置かれていました。

我の強さなら国内トップクラスだった大阪も名古屋名物「名古屋走り」を許し、マルハチの旗がたなびく始末。

これまで不当な扱いを恨んでいたゆえの名古屋人の暴挙はとどまる気配などなく、大阪人すらも臍を噛むしかありませんでした……ある男が名古屋軍の兵士をぶん殴るまでは。

男の名は「はだしの鉄人」衣笠ゲン。

ゲンは最強の戦闘民族「広島県民」の生き残りで、名古屋市長が恐れる唯一の人間でもあります。

そんなゲンの目的は打倒・名古屋。

全国各地を支配している総督たちと名古屋市長を倒し、再び日本に平和をもたらすことを使命にしていました。

その足がかりとして大阪城を拠点にしている総督を倒そうとしているゲンに助けた大阪市民の1人・逢坂ナナミが声をかけてきます。

実はナナミには憲法に通じた兄がおり、その兄が「大阪城に潜入捜査したまま帰ってこない」と言います。

兄の安否を確かめたいナナミの同行を認めたゲンはトラブルに翻弄されるものの、ナナミの機転で城内部のエレベーターを使って総督がいる最上階に到着。

そこにはナナミの兄・逢坂ナオヤがいましたが、ナオヤは名古屋人に洗脳されて自身の名古屋人だと思い込み、名古屋軍近畿総督に変貌していたのです。

ナオヤの洗脳を解くためにも「広島県奥義 もみじ饅頭張り手」を炸裂させるゲン。

けれどもナオヤの「七五マルハチ(漢字の八にマル)爆裂拳」の前に為す術もありません。

そこでゲンはナオヤの大阪人の心を刺激し、呼び覚まして正気を取り戻す方法を閃きます。

それは

「せやって あんさん むっちゃ強すぎでおまんがな」

エセ大阪弁を使うことでした。

ゲンの作戦は見事に成功し、ゲンのエセ大阪弁に激怒するナオヤ。それでも名古屋人だと思い込む洗脳は解かれませんでしたが、動揺がおさまらないナオヤの拳なんてゲンの相手ではありません。

最後に「広島拳奥義 インターナショナル版 世界遺産 ITSUKUSHIMA スプラッシュ」を叩き込み、ナオヤを正気に戻したゲンはナナミに笑顔を向けます。

それから数か月後、名古屋から解放された大阪の復興が進むなかでナナミは今も戦い続けるゲンに思いを馳せるのでした。

「名古屋以外全部壊滅」がトレンド1位になったのは何故?

「名古屋以外全部壊滅」がトレンド1位になった理由、それはご当地ネタが作中でふんだんに散りばめられているからです。

・名古屋走り

・マルハチ

・ドラゴンズ以外応援したらかんてby名古屋人

・中日新聞を読みながら「燃えよドラゴンズ」を歌えばどこからどうみても名古屋人

・知らんけど

・ケンドーコバヤシの次に立派

・昼はひつまぶし

・八丁味噌は名古屋市ではなく岡崎市

・モンキーパークは犬山市

等々、名古屋市・大阪府・広島県のご当地ネタが「これでもか!」と盛り込まれており、読者からは

・ぶっ飛んでて最高

・朝から笑った

・大体合ってる

といったように絶賛の嵐が巻き起こっています。

その勢いは同じく名古屋のローカルネタ漫画「八十亀ちゃんかんさつにっき」の作者、安藤正基さんもツイートさせるほど。

関連記事:名古屋以外全部壊滅が面白いと話題に!ユーザーの反応などを紹介

「名古屋以外全部壊滅」の作者・藤山佑(ふじやま たすく)って何者?

・プロフィール

名前 藤山佑(別名義「宮山弘」)
生年月日 1988年 (※2015年に第90回手塚賞を受賞した時の年齢が27歳であるため)
出身地 名古屋市
趣味 献血
尊敬する人 藤子・F・不二雄

残念ながら、「名古屋以外全部壊滅」の作者・藤山佑さんのプロフィールは最低限以下となっています。

例えば生年月日の1988年(2022年現在、34歳)は2015年の第90回手塚賞を受賞した際に27歳だと判明している情報を逆算したものであって、正式に発表されていません。

漫画家の活動は2015年からで

・2015年:第90回手塚賞佳作(「I’M ALIVE」)を受賞

・2016年:第1回「藤山賞」(「Beautiful Homework」)を入選

・2016年:第18回クラウン新人漫画賞審査員特別賞(「TWO OF A KIND」)を受賞

といった賞を受賞しており、2019年8月には「少年ジャンプ+」にて読み切り漫画「新時代勉キー伝 青空の太陽」が掲載されています。

これらの経歴以外、めぼしい情報はありませんでした。

しかし藤山佑名義のツイッターがあるので気になる方はそちらをチェックしたほうが早いかもしれません。

まとめ

「名古屋以外全部壊滅」とは名古屋・広島・大阪のローカルネタをふんだんに盛り込んだディストピアSFギャグ漫画です。

作者は藤山佑さん。

過去に手塚賞佳作や藤山賞など名立たる賞を受賞した漫画家で、まだ無名ではあるものの、少年ジャンプで掲載されるように奮闘中だとか。

詳細なプロフィールはまだ発表されていないものの、ツイッターが開設されているので気になる方は是非チェックしてみたください。

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