国内外で非常に人気が高い『NARUTO-ナルト-』。その主人公うずまきナルトの中に封じられていた尾獣・九喇嘛(クラマ)。
そんな彼らの中には多くの戦いを通して強い絆が芽生えました。しかし、物語の中で彼らは死に別れてしまいます。
ただ、それでも「九喇嘛(クラマ)はきっと生き返る!」と信じるファンは多いのです!
そこで今回は『ワンチャン!九喇嘛(クラマ)生き返る可能性あるかも!?』的な考察を紹介してみたいと思います。
先ずは、改めて尾獣・九喇嘛(クラマ)について紹介したいと思います。
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ナルトの【尾獣・九喇嘛(クラマ)】
・尾獣の一体である九尾。
※尾獣は一尾から九尾(数が上がる順に強さが変わる)まで存在しています。
・初代火影・千住柱間が手にして以来、木の葉隠れの里が保有していた尾獣。
(歴代人柱力)
・うずまきミト(初代火影・千住柱間の妻)
・うずまきクシナ(四代目火影・波風ミナトの妻/うずまきナルトの母)
・うずまきナルト(七代目火影)
性格
初めてナルトと対話した頃は、圧倒的で禍々しい存在感を放ち、凶暴性を秘めた冷徹な性格でした。
しかしそれは長年「強大な力を持つ災厄」として扱って来た人間に対する不信感が原因であり、「どんなに時代が変わろうとも、人間どもの言うことは皆同じだ」という諦めとも嘆きともいえない考えを持っていました。
また、ナルトの感情の昂りやナルトが窮地に立たされたりすると「チャクラを分けてやる」と誘惑し、封印術を解除させ肉体を乗っ取ろうとする狡猾さを見せることもありました。そのためナルトも一時は九喇嘛(クラマ)を完全に拒絶したりと互いに反目し合っていました。
しかし、ナルトに「いつかお前の中の憎しみも何とかしてやりたい」と満面の笑みで言われると急にツンデレキャラを発揮していることから、根はいい奴ですが素直じゃない捻くれた性格のようです。
その後、穢土転生でペイン六道として復活した人柱力との戦いの中で九喇嘛(クラマ)は、「人柱力でいることを不幸だと決めつけるな」と言い放つと、
「尾獣達と対等の関係になりたい」と言うナルトの本心を受け止め、四尾を救うために尽力するナルトを見て和解することとなりました。
それ以外でも、八尾・牛鬼やその人柱力である雷影の義弟キラー・ビーたちがナルトと九喇嘛(クラマ)の和解に大きな役割を果たします。
そうしてやがて九喇嘛(クラマ)はナルトを「ダチ」と呼ぶくらいに絆が芽生えると、多くの激戦の中でナルトを支える良き相棒となっていくのです。
ナルトの【九喇嘛(クラマ)の死】
では、次に九喇嘛(クラマ)がその死を迎えることとなった理由を紹介していきます。
大筒木イッシキとの戦闘。
ナルトの息子であるボルトが主人公の『BOLTO-ボルト-』のエピソードの中で大筒木イッシキという強敵と相対します。
大筒木イッシキはナルト・サスケ・ボルトの3人がかりでも倒すことが出来ないほどの強敵でありました。
するとそんな中、ナルトの中の九喇嘛(クラマ)がある提案をしてきます。
それが、『重粒子(バリオン)モード』というモノでした。
死を覚悟するナルト
この『重粒子(バリオン)モード』ですが、これは太陽の核融合と同じようにナルトと九喇嘛(クラマ)のチャクラを融合させることで、これまでの仙人モードや九尾モード(九喇嘛モード)以上の超強力な力を発揮できる形態です。
そして九喇嘛(クラマ)は、この『重粒子(バリオン)モード』を使用すればすべてのチャクラを使い切るまで解除できないことから、発動すれば確実に死亡するとナルトに告げます。
しかしナルトは、己の死を覚悟してでもかつてない強敵である大筒木イッシキを倒す決意を固めます。
そんなナルトの覚悟を受け止めて九喇嘛(クラマ)は『重粒子(バリオン)モード』を発動させるのでした。
九喇嘛(クラマ)の想い
『重粒子(バリオン)モード』を発動し、強敵大筒木イッシキをあともう一歩のところまで追い詰めたナルトでしたが、残念ながら倒すまでには至りませんでした。
その後ナルトは、意識の世界で目を覚まし自分がすでに死を迎えたと悟って九喇嘛(クラマ)と会話しています。
ところが、そんなナルトの思惑とは違う展開が九喇嘛(クラマ)によって明かされます。
九喇嘛(クラマ):「重粒子(バリオン)モードの代償はワシの命だ」「ナルト・・・お前じゃない」
「ワシの命と引き換えに『力』を得ると・・・・・・始めからそう聞いていればお前は躊躇しただろう」
「そういう面倒くせぇ野郎だ・・・お前は」
「気ィつけろよ・・・・・・もうお前には以前のような超人的な強さはねえんだからな」
「無茶してるとあっという間にこっち側へ仲間入りだぜ」
「まァそれまでの間・・・・・・せいぜい達者でな・・・・・・」「ナルト・・・・・・」
一部抜粋になりますが、これらのセリフから九喇嘛(クラマ)のナルトへの想いが伝わってきますね。
とても悲しいシーンでしたが、同時に九喇嘛(クラマ)の復活をどこかで信じたいという思いも芽生えました。
ナルトの【九喇嘛(クラマ)生き返る!?考察紹介!】
では、いよいよここからは九喇嘛(クラマ)復活の可能性を紹介していきたいと思います。
考察・壱【尾獣ドラッグ】
少々物騒な表現ではありますが、小説版で登場した暗部の幹部だったキドがナルトの髪の毛や血液から一時的ではありますが人柱力としての力が使えるようになる薬「尾獣ドラッグ」を開発させました。
しかもボルトの世界の化学力であれば、キドが薬を開発させた頃よりもはるかに高い技術が望めますし、現在の木ノ葉の里には「ジゲン」と「殻」を裏切った優秀な科学者アマドも滞在していますので、彼に頼めばワンチャン九喇嘛(クラマ)の復活も見込めるかもしれません。
考察・弐【ナルトの中に残存するチャクラ】
自然エネルギーを集める仙人モードであれば九喇嘛(クラマ)復活の可能性はあります。
なぜなら九喇嘛(クラマ)が、十尾とは自然エネルギーそのもの言っていました。つまり、このことからナルトの中にわずかでも九喇嘛(クラマ)のチャクラが残っていれば仙人モードで自然エネルギーを活用して九喇嘛(クラマ)を復活させることが出来るかもしれません。
しかも、自然エネルギーの調整が出来れば、六道仙人に解かれた頃の子ぎつね九喇嘛(クラマ)という形でも復活できるかもしれません。
そうすれば、再びナルトが九喇嘛(クラマ)の大きな力を得てボルトの世界でパワーバランスがおかしくなることもないと思われます。
考察・参【時間経過での復活】
過去に起きた『九尾事件』の時、ナルトの前の人柱力だったうずまきクシナ(ナルトの母)から解き放たれ大暴れをした九喇嘛(クラマ)をクシナは最後の力を振り絞り、再度自身の中に九喇嘛(クラマ)を引きずり込んで共に死のうと考えます。
その時に彼女は”そうすれば九尾の復活を先に延ばすことが出来る“と言っていました。
つまり人柱力が死んで尾獣が消滅しても時間経過と共にいつか尾獣は復活するというように解釈もできるワケです。
しかし、これはあくまで人柱力も共に死んだ場合である可能性もあることから不安は残る復活説であります。
考察・肆【大筒木イッシキの尾獣】
尾獣とは元は六道仙人が十尾を九つに分けて陰陽遁で生み出した存在です。当然その中には九喇嘛(クラマ)もいるのです。
確かに、第四次忍界大戦で尾獣の元になる十尾はすでに消滅していますが、ボルトの世界には異空間忍術でしか行けない場所にもう一体の十尾が 存在しています。それは、大筒木イッシキが持ち込んだものではありますが、理屈としては十尾から尾獣は生まれますので可能性はあるのではないでしょうか?さらに言えば、ナルトの陽遁とサスケの陰遁で陰陽遁の力を発揮して九喇嘛(クラマ)を再び生み出す事も出来るかも知れません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?ナルトにとっては、かつて両親の仇とも言える存在だった九尾・九喇嘛(クラマ)。
しかし、多くの戦いを潜り抜けて来た彼らは、やがて深い絆を結んだ掛け替えのない友として互いを認め合う仲になりました。
そして、ナルトと九喇嘛(クラマ)のそんな絆に熱いモノを感じた多くのファンは九喇嘛(クラマ)の復活を信じています。
九喇嘛(クラマ)はきっと生き返る!そんな声が今にも聞こえてきそうですね!