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人形の国が打ち切りの理由とは!?無理やり完結した?

「人形の国」は、「月刊少年シリウス」にて2017年~2021年の間に連載されていた、SFダークファンタジー作品です。

弐瓶勉先生の作品は、独特なSF世界観と圧倒的スケール感が特徴的で、万人受けではないですがこのような作風が好きなファンの方が多数います。

しかし、ネット上では「人形の国がひどい」「打ち切りで終了したのでは?」という声が多数上がっています。

一体なぜなのでしょうか?

今回は、人形の国は本当に打ち切りで終了したのかについて、徹底解説していきます!

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「人形の国」のあらすじ

人工的に造られた巨大な天体「アポシムズ」。

アポシムズは直径12万キロメートルに及び、それ自体が人類を存続させるための装置となっていて、地表部・遺跡層・中央制御層の3層に分かれています。

地表部と遺跡層は極寒の地となっていて、酸素が薄く耐寒装備と酸素ボンベマスクがないと人々は生きていけません。

今から50世紀も前に、豊かな資源を求める地表人と地底との戦争が起き、地表人が敗北します。

その後人々は地表部へ追いやられ、過酷な環境の中で生活をしなければならなくなりました。

地表部と遺跡層では、攻撃的で危険な野生自動機械が存在し、住民たちはこれらとの生存競争を余儀なくされます。

さらには「人形病」といって、身体が少しずつ機械に置き換わって人形へと変質していき、やがて自我を失うという恐ろしい病が流行していました。

主人公であるエスローは、地表部にある「白菱の梁(しろびしのはり)」という城塞で暮らす青年で、少年少女達の教育係を担当していました。

ある日、子ども達を訓練も兼ねて村の外へ連れ出し、遺跡層で食料採取を行って帰還しようとしていたところに、謎の少女タイターニアを追いかけるリベドア帝国の兵士を発見します。

タイターニアを庇おうとした少年エオが攻撃を受けたため、エスローはやむなくリベドア帝国の兵士をその場で射殺します。

タイターニアはその場で縮んでしまい、小さな自動機械と七つの弾丸、そして人間を正規人形へと造りかえる装置「コード」が置かれていました。

エスロー達はそれらを持ち出して無事に戻りましたが、リベドア帝国の報復を恐れて生まれ育った故郷を捨てて移住することにします。

しかしその矢先、リベドア帝国から襲撃を受け白菱の梁は壊滅し村人たちは次々と殺害されていき、エスローも反撃しますが瀕死に追い込まれます。

この時に、彼はタイターニアに導かれて正規人形になり、一命を取り留めます。

時間をかけて傷を癒したエスローは、故郷を壊滅させ近隣諸国にも残虐非道の限りを尽くすリベドア帝国へ復讐をするべく、タイターニアと共に旅立ちます。

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人形の国は本当に打ち切りだったのか?

結論から述べますと、打ち切りで終了したかどうかは不明です。

ただ、終盤でのストーリー展開がつまらない、または酷いとSNS上で少々炎上していたことは間違いないようです。

なぜ、そのようなことが起きたのか、いくつか理由があるのでご紹介していきます

1.終盤で急展開を迎えてすぐ完結したため

エスロー達は長い旅路の中で様々な人々と出会いと別れを繰り返し、さらにリベドア皇帝の勅命によって編成された「転生者処刑隊」と名乗る正規人形達との困難な戦いを乗り越えて、遂にリベドア帝国に潜入します。

そして、単行本9巻目にて物語の進行スピードが一気に進み、敵味方問わず多くの登場人物が死亡するシーンがあるのですが、これがほんの1~2ページ程しか描写されていません。

生き残ったのは、エスローを含めてわずか数名という結果に。

その後、死亡したキャラクター達は謎の場所で目を覚まします。

そこでタイターニアは、アポシムズの正体や真相について、エスローとリベドア皇帝スオウニチコの運命について語ります。

最終盤にて、エスローと皇帝スオウニチコが、正規人形同士として一騎打ちすることになります。

皇帝スオウニチコはエスローが放ったAMB(対超構造体弾)を利用して、中央制御層の外殻を破壊し地底世界への道を造ろうとします。

エスローはこれを阻止し、最後にナイフを使用して皇帝スオウニチコを倒します。

ラストシーンでは、地底世界の草原でエスローと若き頃の皇帝スオウニチコ、そして旅の途中で出会ったケーシャ達と再会するところで完結しています。

かなり駆け足気味でストーリーが進んでおり主要人物もあっさり死亡しているので、読者からすると説明不足感が否めず混乱や落胆する声が続出しているようです。

しかし、弐瓶勉先生のファンからすると、このように主要人物があっさり死んだり物語が駆け足で終わることはよくあることだそうで、人形の国も「弐瓶勉先生らしい作品だ」という声があるのも事実です。

実際、弐瓶勉先生が描く作品の特徴の一つとして「徹底的な説明の簡略化」が挙げられており、それに伴う難解な表現をされることがしばしばあります。

そのため、今回に関して打ち切りで終了したと断言することはできませんし、弐瓶勉先生自身が満足いく形で完結した可能性は十分にあります。

ただ、読者が理解しきれず置いてけぼりなってしまっているのも事実ではありますので、そのせいで打ち切りに見えてしまうのは致し方ないのでしょう。

2.伏線の回収ができていない部分があるため

人形の国は全9巻で構成されていますが、その中で回収しきれていない伏線があります。

特に気になるのは、「タイターニアの3つの願い」です。

旅の途中で出会った仲間であるワサブが、リベドア帝国に捕まったためエスローが危険を覚悟で助けに行こうとした際、タイターニアが普段と異なる様子を見せたのです。

まるで別人格が乗り移ったかのように、高圧的な態度で「3つだけ願いを聞くことが出来る」と言い放ちます。

しかしこの後すぐに、ワサブを捕まえたリベドア帝国の兵士を見つけることが出来たので、この3つの願いについての話は流れてしまいました。

実はタイターニアは、アポシムズ全体にいる人類を守るよう設計されており、それを行使する権限を持っているためそのことと関連しているのではないかと推測できます。

しかし、作中では詳しいことは語られていないため、結局この件は不明のままとなっています。

伏線を回収しきれないまま最終回を迎えてしまったので、読者からすれば設定が適当で微妙と感じてしまい、打ち切りのために無理やり完結したのではないかという憶測が流れてしまったのでしょうね。

まとめ

これまで、人形の国は本当に打ち切りで終了したのかについてご紹介してきました。

内容をまとめますと

  • 打ち切りだったかは不明です。
  • 物語の終盤で主要人物があっさり死亡したり、かなり駆け足で展開が進んで説明不足だったりと、読者が置いてけぼりの状態になってしまいましたが、弐瓶勉先生の作品ではよくあることだそうです。
  • 大事な伏線が回収しきれていないため、まるで打ち切りのように感じた読者が続出してしまった模様。

人形の国の続編が出ることはないでしょうが、今後も弐瓶勉先生の作品を楽しみにしたいですね

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