とある魔術の禁書目録(インデックス)は、2004年4月から電撃文庫にて連載されているサイエンスファンタジー小説作品です。
シリーズ累計発行部数は2023年1月時点で3100万部を突破し、2008年・2010年・2018年にテレビアニメが放送されている人気の高い作品です。
しかし、ファンの間では「禁書目録のアニメ3期がひどい」という意見が、多数上がっているのです。
今回は、とある魔術の禁書目録のアニメ第3期は何故ひどいと言われているのか?その理由について徹底検証していきます!
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作品「とある魔術の禁書目録」のご紹介
舞台は日本の東京西部に位置する、とある巨大な学園都市。
この都市はあらゆる教育機関や研究機関の集合体となっており、外部より科学技術が進んだ最先端の街であり、人口の8割が学生を占める学生の街でもあります。
学園都市では超能力開発のための特殊なカリキュラムが実施されており、学生の能力を「無能力(レベル0)」から「超能力(レベル5)」までの6段階で評価していました。
主人公である上条 当麻(かみじょう とうま)も学園都市に住む高校生で、自身の右手に「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という能力が宿っています。
それは異能の力ならば全て無効化するという特殊能力なのですが、何故か落第寸前である無能力の評価を受けており、さらに不幸体質も相まって彼はどん底の人生を送っていました。
夏休みが始まったある日、空から純白のシスターが降ってきたことで、当麻の学生生活は大きく変わっていきます。
彼女はインデックスという名前で、「魔術」の世界から逃げてきたとのこと。
当麻はこの出会いがきっかけで、様々な事件に巻き込まれていきます。
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とある魔術の禁書目録(インデックス)のアニメ第3期は何故ひどいと言われているのか?その理由について徹底検証!
とある魔術の禁書目録のアニメ第3期は、ファンの間でも賛否が分かれている作品となっており、「ひどい」「つまらない」という声がネット上で多く上がっています。
何故そのような事態になったのでしょうか?
その理由が2つあるので、詳しくご紹介していきます。
1.原作の内容を詰め込み過ぎたため
とある魔術の禁書目録は、第1期と第2期を2クールでテレビアニメ化されており、原作6〜7冊分の内容を消化していました。
しかし、今回の第3期では原作9冊分の内容が詰め込まれており、本来であれば2クールで納まる容量ではありません。
そのため、原作の内容をかなり省略せざるを得ない状態になり、結果として展開が繋がっていないように見えたり、説明不足になったりと視聴者の配慮に欠けたものとなってしまったのです。
原作を読んでいるファンであれば、ストーリーを知っているためかろうじて理解できます。
しかし、アニメしか見ていないファンからすれば、かなり駆け足で話が進行しているため何が起きているのか分かりづらくなっており、置いてけぼりにされているように感じたことでしょう。
実際に原作やアニメファンから、「まるでダイジェストを見ているかのよう」「内容が意味不明でつまらない」などといった声が上がり、総じて「ひどい」という意見が多数見られました。
原作14巻以降は最も評価の高いストーリーが続く章であり、アニメの続きを8年も待ったファン達としては、今回の内容ははっきりと賛否が分かれる結果となってしまったのです。
2.作画クオリティが低下したため
一番多かった意見として、「1期・2期と比べると、3期は作画のクオリティがひどい」という声が多数上がっていました。
特にアクションシーンの作画が目につくそうで、戦闘シーンではキャラクターの動きがカクついているように見えたとのこと。
また戦闘シーン中の説明が長いせいかテンポが悪くなり、特にアックア戦が顕著に出ていました。
背景に関しては進化してより綺麗になっていたとのことでしたが、キャラクターの方は色彩が単調でより浮いて見えるという意見が上がっています。
キャラクターの人物デッサンが崩れ、いわゆる作画崩壊を起こしているシーンもいくつか見られました。
このことから、ファンから不満の声が続出する結果となってしまったようです。
とある魔術の禁書目録(インデックス)の第3期どうしてここまでひどくなったのか?その理由について徹底検証!
実はアニメーション制作会社である「J.C.STAFF」は当時、禁書目録3期以外のアニメや劇場版を数多く抱えており、人手も時間も不足している状態でした。
錦織 博監督始めとするスタッフ達が、「もう少し話数を貰えないか」と上層部に掛け合ったそうですが、それでも2話分しか取れなかったという話もあります。
現場のスタッフも、原作9冊分をたったの2クールで収められるはずがないと理解していましたが、いわゆる大人の都合によりたったの26話という短い尺で、作品を完成させなければならなかったのです。
制作スタッフ側としても、今回の件に関しては無念であったことでしょう。
しかし、26話で放送することが決まってしまったのならば、アニメ化する部分の取捨選択をしっかりと行い、テンポ良く展開を進めるべきだったという意見も。
その一方で、アニメの内容を補完するために原作を購入したというファンがいるようです。
原作をアニメで完全再現するのではなく、ある程度省略することにより原作を手に取りたくなる、つまり原作のプロモーション効果に繋がっているようです。
このことにより、アニメファンが減ってしまうリスクがありますが、書籍版を購入する新たな原作ファンを獲得するチャンスでもあるのです。
まとめ
今回は、とある魔術の禁書目録のアニメ第3期は何故ひどいと言われているのか?その理由についてご紹介しました。
内容をまとめますと
原作9冊分を26話という短い尺で収めなければならず、その結果として説明不足であったり展開が繋がっていないように見え、分かりづらくなっていたため
戦闘シーンがカクついていたり、人物デッサンが崩れていたため、作画のクオリティが低下していると感じたため
原作のとある魔術の禁書目録シリーズはまだまだ続いており、2024年には20周年を迎えます。 次回もアニメ化された際は、スタッフもファンも納得のいく作品になっていると願いたいですね。