ゴールデンカムイは2014年から2022年まで「週刊ヤングジャンプ」で連載されていた、明治時代末期の北海道を舞台にしたサバイバルバトル漫画です。
当時のアイヌの風習や文化、北海道の自然や生態系、軍事や政治情勢について詳細に描かれており、国内外問わず非常に高い評価を得ている作品です。
しかしその一方で、ゴールデンカムイの作者はおかしいという噂も浮上しています。
作品が評価されているにも関わらず、なぜこのような噂が出てきたのでしょうか?
今回は、ゴールデンカムイの作者がおかしいと言われている理由について、詳しくご紹介します!
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ゴールデンカムイのあらすじ
主人公である杉元 佐一(すぎもと さいち)は、陸上兵に所属していた元軍人で日露戦争にて過酷な戦いに身を置きながら生き延びました。
ある日幼馴染の梅子(うめこ)が眼の病気になり、彼はその治療費を稼ぐために砂金を掘っていました。
そこで、アイヌの一派が隠した埋蔵金についてと、その在り処を示す刺青を掘られた24人の脱獄囚の話を聞きつけます。
杉元はまたとないチャンスに歓喜しますが、その直後に冬眠明けのヒグマに襲われてしまいます。
そこに、偶然通りかかったアシㇼパというアイヌの少女が現れ、杉元を助けます。
彼女は埋蔵金に因縁のある人物で、「のっぺら坊」という人物に父親を殺されており仇討ちを望んでいました。
「のっぺら坊」とは、その昔アイヌが和人(ここではアイヌ以外の日本人のことを指す)の迫害に対抗するために人知れず大量に貯め込んだ金塊があり、それの移送中に他の仲間たちを殺して奪いどこかに隠したと言われている人物です。
殺された人達の中に、アシㇼパの父親もいたのです。
杉元は治療に必要な金塊を手に入れる代わりに、アシㇼパの父の仇を討つことを約束します。
お互いの利害が一致した二人は協力し合うことになり、金塊をめぐる争奪戦に身を投じることになります。
関連記事:「ゴールデンカムイ」のっぺらぼうの正体とは!?経緯や顔の皮など
ゴールデンカムイの作者はおかしい!?その理由とは
なぜゴールデンカムイの作者がおかしいと言われているのか?その理由についてご紹介します。
1.脱獄囚に刻まれた刺青は皮ごとはぎ取らなければならないという設定
北海道各地に隠された金塊を探すには、24人の脱獄囚に彫られた刺青を繋ぎ合わせて暗号を解く必要があります。
それが何を意味するものなのかというと、脱獄囚全員を殺害し刺青が刻まれた人の皮を剥ぎ取らなければならないということです。
これを「刺青人皮」と呼びます。
罪を犯した者とはいえ、生きていた人間の皮を集めなければならないという大変残酷な設定なので、このような発想できる人はそうそう居ないのではないでしょうか。
2.戦闘シーンが全般的にリアルかつグロテスクな描写が多い
ゴールデンカムイに登場する人物たちは、戦争帰りの元兵士であったり屈強な現役の軍人、厳しい自然の中で生きる逞しい人々であったりと、戦闘に長けている者やサバイバルに長けた人物が多く登場しそれぞれ見応えのあるものになっています。
しかし、その戦闘シーンの多くはグロテスクな描写が含まれており、人によっては抵抗感のあるものもあります。
例えば、流れるように人の首が切り落されたり、銃弾や刃物が顔や胴体を貫通したり、四肢が抉れたりなどです。
さらには、身体の欠損も細かく描かれていたり、切断面や内臓もハッキリと描写されていたりと、大変残酷なものもあります。
野田サトル先生は迫力に満ちた圧倒的な画力のある持ち主なので、リアリティのある作品としても有名ですね。
一度読んだら忘れられない人も、多いのではないでしょうか。
3.クセが強すぎて狂人じみたキャラクターを多数登場させる
ゴールデンカムイに登場するキャラクター達はかなりクセが強く、中には想像をはるかに超える猟奇的な嗜好を持つ人物も存在します。
その代表的な人物として、辺見 和雄(へんみ かずお)というキャラクターがいます。
見た目はどこにでもいそうな中年の男性で、いつも物腰柔らかで口調も丁寧な人物ですが、実は100人以上も殺害した凶悪犯罪者です。
なぜそのような行動を取るようになったのかというと、過去に弟がイノシシに目の前で食い殺されてしまいます。
その後、彼の中で弟のように必死に抗った末に殺されたいという、歪んだ願望を抱くようになります。
そのため衝動的に人を殺しては、同じように殺される自分を想像して性的興奮を覚えるという、極めて倒錯した性癖の持ち主です。
このように脱獄囚の多くは常軌から逸脱した思考・性癖を持っており、そのような描写があるので読むには勇気がいるかもしれません。
4.長年「サザエさん」を録画し続けている
野田サトル先生は、2006年から国民的アニメ「サザエさん」を録画し続けているとのことです。
その理由として、「サザエさん」の登場人物であるカツオを研究するためだとか。
実際にゴールデンカムイの中で、白石 由竹(しらいし よしたけ)という人物がいるのですが、カツオの性格をモチーフにしているようです。
しかも外見もカツオに似ている部分があり、あえて寄せている可能性もあります。
いずれにせよ、「サザエさん」を律儀に録画し続けている人はそうそう居ないでしょう。
ゴールデンカムイ作者のやばいエピソードについて
ゴールデンカムイ作者の珍エピソードについてもご紹介します。
1.ファン企画に作者自ら参加する
ファンの方でしたらご存知の方もいるでしょうが、Twitterで「#ゴールデンカムイ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負」というハッシュタグを使用することでファンアートに参加できます。
これを、通称「ワンドロ」と呼ばれています。
実は野田サトル先生自身も参加することが、しばしばありました。
その中で、先ほどご紹介した辺見 和雄の怪しげなイラストも投稿されたとか。
野田サトル先生は、お茶目でファン想いの方のようですね。
2.大量の加筆修正をする
野田サトル先生は、ゴールデンカムイを単行本化する際に加筆修正をするのですが、その量が多いことで有名です。
その証拠に、自身のTwitterで加筆修正を行った部分のビフォーアフターを載せており、中でも谷垣 源次郎(たにがき げんじろう)というキャラクターがお気に入りのようで、彼を加筆することが多いとか。
また、10ページ以上も追加で描き下ろしたことがあるようで、単行本でしか見られないシーンが存在しています。
単行本と掲載誌を読み比べるのも、楽しそうですね。
3.独特な休載理由
野田サトル先生は、時折休載を挟むことがあるのですが、その理由がなんとも言えないような独特なものです。
例えば、「試食のため」「出塁のため」「狩猟のため」「珠算のため」といったものです。
中には「出産のため」休載するというものもあり、野田サトル先生は女性なのではないか?と一時話題になりました。
しかし、この「出産のため」というのは先生の奥さんが出産されたというものであり、先生自身は妻子持ちの男性です。
これら全て「し」から始まる言葉なのですが、何か意味があるのでしょうか?
それとも、先生なりのただのジョークなのでしょうか?
これに関しては謎が多く、ファンの間で物議を醸しています。
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