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3月のライオンは気持ち悪い!?つまらなくなったと言われる理由とは?

「3月のライオン」は羽海野チカ原作の漫画です。2011年マンガ大賞を受賞しており、アニメ化はもちろん、実写映画化までされた名作なので、知っている人も多いかと思います。

ざっくり紹介すると将棋漫画なのですが、内容はそんなに単純なものではなく、将棋に興味がない方でも楽しめる作品になっています。

しかし「アニメンジャー」というコメント投稿サイトで「3月のライオンとかいう気持ち悪いテンションの漫画」というマイナスなスレッドが目に入ってしまいました。原作を読んだことがない、アニメも観ていない人からすると、それを目にすると観る気が失せてしまうかもしれません。今回はそんな人のために、3月のライオンは本当に気持ち悪いのか?どこが気持ち悪いのか?を検証してみました。

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3月のライオンとはどんな作品?

まずはこの作品がどんなお話なのかを簡単に概要を説明しておきます。

先ほども記載しましたが、3月のライオンは将棋を題材にしています。将棋棋士の先崎学が監修を務めているので、将棋のシーンはしっかりと描かれているように思えます。

主人公 桐山零(キリヤマ レイ)と周りの人たち

桐山零は幼い頃に交通事故で家族(両親と妹)を亡くしており、父の友人の棋士「幸田柾近(コウダマサチカ)」に内弟子として引き取られています。そして15歳でプロ棋士になっています。

幸田の実の子「香子(キョウコ)」や「歩(アユム)」ともうまくいかず、家を出て六月町で一人暮らしを始めます。一年遅れて高校に編入するも、同級生よりも一つ上のため学校内でも孤立してしまい、将棋の対局もうまくいきません。

ある日先輩棋士に、未成年なのに無理矢理酒を飲まされ酩酊し、倒れていたところを川本あかりに助けられます。それがきっかけで川本家三姉妹との交流が始まります。

 

簡単に冒頭部分を説明するとこんな感じですが、主人公の桐山零の境遇が不憫すぎますね。しかし15歳でプロ棋士になるなど、将棋の才能はあるようです。

作品の重要人物、川本三姉妹

長女のあかり、次女のひなた、三女のモモとのシーンがあるとなごむという方も多いのではないでしょうか。私は三女のモモが可愛くて、見ているとついニヤニヤしてしまうのですが、この川本家もなかなか複雑な家庭です。

両親は父親の浮気が原因で離婚し、父親は川本家から出て行っており、母親はその後亡くなっています。

長女のあかりは、亡き母親の代わりに妹たちの面倒を見ながら、昼は祖父の和菓子屋で働き、夜は週2で叔母の経営する店でホステスとして働いています。美人でスタイルも良いので常連客にもファンが多いです。痩せている人や動物を放っておけず、拾ってきては食べ物をあげたり、「ガリガリに痩せている人や動物を太らせることに喜びを感じる」という、面倒見がいいけれど一風変わった性格です。

 

次女のひなたは初登場時は中学二年生で、華奢で小柄な可愛い女の子です。しっかり者でよく家事を手伝い、優しい性格です。しかし友人をいじめからかばったことで、今度は自分がいじめの標的にされるなど、かなり辛い思いをしています。

家族の前ではしっかり者でいつも元気なひなたですが、母親がいないことを悲しみ、陰で号泣するシーンもあります。しっかりしているとはいえやはりまだ中学生です。複雑な感情が描かれていて、見ていてもらい泣きしてしまいました。

 

三女のモモは保育園に通う女の子で、とにかく可愛いです!純粋で無邪気、といった印象ですが、まだ小さいのでわがままで甘えん坊です。和菓子屋の祖父が新製品のアイデアを尋ねた時、大福にガムを入れたり、寒天にサンダルを水没させるという斬新なアイデアを出したりします。小さな子供ならではの発想で面白いですね。

ギャグ要素の重要性

この作品は重めの設定の将棋漫画かと思いきや、ギャグやほんわかした部分もあり、それがアクセントになっているような気がします。川本三姉妹とのやり取りやギャグ要素がなければかなり重たい作品になってしまうので、ギャグでバランスを取っている部分もあると思います。

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3月のライオンは気持ち悪い?読者の声に作者も困惑

しかし読者とは勝手なもので、三姉妹メインの回になると「将棋シーンじゃなきゃ読む気ない」という声があったり、将棋のシーンをメインに描くと「三姉妹がいなくてつまらない」という声があったりで、作者の羽海野さんがTwitterで「じゃ、どーすりゃ良かったんだよっっ」と、桐山零の作中のセリフを借りて叫んだりしていました。

裏を返せばそれだけ幅広い人に読んでもらえているということではないでしょうか。将棋好きだけではない、少女漫画や少年漫画好きだけではない、色んな人が読んでいるからこそ、そんな声が上がってしまうのではないかと思いました。

 

すべての人が共感する作品を作り出すのは至難の業です。読者も様々な思いを持って作品を読んでいることを考えると、批判や文句も出てきて当然かと思います。それでも長年一定のファンがいるというのは、この作品が魅力的だからだと思います。

 

はっきりと「将棋漫画」と言い切れるほど将棋ばかりでもなく、そうかといってわかりやすい恋愛漫画のような展開が多いわけでもないので、一部の人からすれば「将棋漫画見てたのに恋愛漫画?」と思ったり、リアルな心理描写に「人間臭くて読んでて気持ち悪い」という声もあったりしました。

ひなたがいじめられるシーンなどは読んでいて辛く、そこで離脱してしまったという声もありました。登場人物すべてが良い意味で人間らしく描かれているので、リアルさが読者の心に突き刺さる作品だと思いました。

逆に、3月のライオンの見どころについては「3月のライオンの完結はいつ?結末はどうなる?」で紹介しています。

3月のライオンが気持ち悪いと言われる理由・まとめ

ここまで書いてきましたが、3月のライオンは人気作なだけに賛否両論が分かれる作品だと思いました。題材は将棋ですが、将棋のシーンばかりではなく、人の人間が将棋を通して少しずつ成長していく物語で、生活の中のあらゆるシーンが盛り込まれています。そのため、将棋メインの漫画だと思って読み始めると、途中でよくわからなくなったりするのだと思います。

心理描写やキャラクターの人間臭さ、辛い出来事が重なり「リアルすぎて気持ち悪い」という感想が出てきてしまうのかも?と思いました。とはいえそういう複雑な描写が好きな方にはたまらない作品となっており、ファンも多いため実写映画化までされたのだと思います。

これから3月のライオンを読んでみたい、アニメを観てみたいと思われる方は、一部のマイナスなコメントは気にせず、作品に触れてみてほしいと思います。将棋に興味あるなしは関係なく、面白い作品だと思いました。

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