「転生したらスライムだった件」、通称「転スラ」。現在の一大ブームとなった異世界転生ジャンルの中で火付け役的な作品です。魅力的なキャラが多く登場する本作ですが、今回はその中でも謎多き悪魔ディアブロについてご紹介させて頂きます！
リムルに仕える忠実な配下であり最強クラスの強さを誇る彼ですが、ネットでは何故か、「裏切りそう」といった意見が聞こえてきます。何故そのような意見が出るでしょうか？ディアブロの魅力や登場シーンを紹介しつつ裏切りの可能性を考察していきたいと思います。
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転スラってどんな作品？
転スラはWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していた伏瀬氏による小説をベースにメディアミックスを行っている作品です。大手ゼネコン会社に勤める主人公の三上悟は、通り魔に刺されて死んだはずが異世界でスライムとして転生します。異世界で「リムル」の名を得た三上は、「皆が笑って幸せに過ごせる世界」を作るため、暴風竜ヴェルドラを始めとした友達や仲間、配下を増やし理想を目指すのでした。
Web版は既に完結済であり、これを基に加筆修正したのがライトノベル版(マイクロマガジン社)で、現在20巻まで発刊されてます。そのラノベ版を改良・簡略化したコミックス版(講談社)が、現在23巻まで発刊中。これらの小説やコミックス、その他関連書籍も含めたシリーズ累計発行部数は現時点で何と4000万部超えとなっており、そんな書籍をベースに作られたのが2018年から放映開始されたアニメ版です。
1、2期に加え、スピンオフや劇場版など幅広く展開されており来年の春には第３期の放映も決定。転スラワールドはどんどん広がっているんです。
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転スラは今年１０周年！
2013年2月の初投稿から10周年を迎えました！
節目である2023年は、「転スラ10thプロジェクト」が始動。連動した様々な企画が動いてます。原作・伏瀬先生の書き下ろしスペシャルストーリー発表や、新作アニメ、さらにはライブや舞台といったイベントも予定されており、まさにお祝いの年にふさわしい豪華なラインナップとなってます。さらなる進化を目指した転スラからは今年もまだまだ目が離せませんね！
ディアブロってどんなキャラ？
ディアブロはリムルが召喚した悪魔の1人です。
元は「原初の悪魔」の一柱を担っており、「原初の黒（ノワール）」の異名を持つ上級悪魔。ファルムス王国軍2万人を殲滅した際に召喚され、その後に正式にリムルの配下となります。性格は計算高く狡猾で冷酷ですが野心はなく、悪魔にしては珍しく強さへの執着もありませんが、戦闘ではリムル配下の三頂点の一角を担っており、「配下の中で最強」と言わせるほどの実力を誇ります。
召喚時の階級は、上位魔将（アーク・デーモン）でしたが、主人であるリムルが覚醒進化した後は悪魔王（デヴィルロード）へと進化。誰に対しても敬語で悪魔らしい邪悪な笑みを浮かべてますが、機嫌が悪くなると露骨に無表情になり口調も厳しめに。
リムルに対しては、もはや心酔と呼べるほどで、リムルの役に立つことを至上の喜びとし敵対する者は迷わず排除しようとする徹底ぶりには思わず周りが引いてしまうことも。そんな裏切りとは対極なはずのディアブロが何故、「裏切りそう」などと言われてしまうのでしょう。その理由を3つ紹介いたします！
ディアブロ裏切りの理由①：強さ
理由その①は、ディアブロが強すぎることです。
初登場はファルムス王国との戦争中でした。リムルに魔王への進化（ハーベストフェスティバル）が訪れた際、急な眠気に襲われ、自身を守るため咄嗟に召喚した悪魔がディアブロだったのです。七色しか存在しない原初の悪魔の一柱であり、魔王クラスの強さを持ったディアブロ。
初仕事はファルムス王国の英雄ラーゼンを生け捕りする事でしたが、圧倒的な強さであっさり達成してしまいます。その後、リムルの配下に下るのですが、召喚に応じたとはいえ配下であり続ける理由が見つからない程の強大な存在なため、何か裏があるのでは？と、リムルの裏切りを心配する声が上がりました。
ディアブロ裏切りの理由②：見た目が怪しい
理由その②は、見た目です。
見た目と言っても容姿は端麗なイケメンで非常に人気の高いキャラです。ただ、悪魔ということで黒を基調としたデザインになってて、髪のメッシュや瞳は金色と赤色がアクセントになってますが、黒髪に黒の執事服と非常に「らしい」ビジュアル。
さらに、紳士的な口調や立ち居振る舞い、不敵な笑顔に、「クフフフ」といった特徴的な笑い方、そういった特徴が裏がありそうな胡散臭さを感じさせる原因かもしれません。そんなディアブロを演じる声優は櫻井孝宏さん。裏がありそうな含みをもったキャラに定評のある方なので、声の力も大きいと思います。
そして病的なまでにリムルに忠誠を誓っている事も、演技なのでは？と裏切りを連想させる原因にもなってます。そのような要素が重なって裏切りを連想させてしまうのでしょう。
ディアブロ裏切りの理由③：ギィ・クリムゾンの例
理由その③は過去の事例からです。
ディアブロと同様に原初の悪魔であるギィ・クリムゾン。「七色しか存在しない原初の赤（ルージュ）」の一柱である彼ですが、以前召喚された際、召喚主の望みを叶え敵国を滅ぼし対価として召喚主の国も滅ぼしてしまいました。
曰く、「身の丈に合わない願いの対価」との事。ギィの名はその際の召喚主たちの悲鳴を聞いて付けたものです。そんなギィと同等の力を持つ同じく原初の悪魔のディアブロ。彼もまた同様に対価を求めリムルに牙をむくかもしれないと考えられたためです。
ですが、魔王として進化を遂げたリムルがそんなに簡単に寝首をかかれるような事は考えにくいですし、そもそもリムルに心酔しているディアブロに裏切りの選択肢があるようには見えませんので、可能性は限りなく低そうです。
まとめ
以上、ディアブロの裏切りの可能性についてご紹介いたしました！まとめますと、
ディアブロが裏切りそうな理由は3つ。
- 原初の悪魔の一柱であるディアブロの強さは誰かの配下に下るような存在ではない事
- イケメンキャラですが、悪魔らしさ全開のビジュアルや笑い方が含みを持ってみえる
- 同様の存在であるギィが、過去に召喚主や国民を皆殺しにした事例があるため
ただ、リムルに心酔しているディアブロに裏切りの選択肢があるようには見えないため、その可能性は限りなく低いと思われますが、リムル配下の重要な戦力で人気キャラなため、裏切る姿は出来れば見たくないですよね。
今年10周年を迎え、新作アニメなども控えている転スラ。これからも要注目です！