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「コンフィデンスマンJP」の観る順番は?映画やドラマの時系列

「コンフィデンスマンjp」シリーズを初めて手に取った人は「順番通りなのか?」と考えてしまうかもしれません。

というのも「コンフィデンスマンjp」は正確なナンバリングをしておらず、映画でも「プリンセス編」などサブタイトルを採用しています。

今回は観る順番をはじめ、シリーズのドラマや映画の紹介をしてきましょう。

そもそも「コンフィデンスマンjp」ってどんな作品?

「コンフィデンスマンjp」シリーズは2018年にフジテレビ系列の月9枠ドラマとして放送されたのが始まりでした。

あらすじは簡単です。

主人公もとい信用詐欺師(コンフィデンスマン)のダー子(長澤まさみ)、その相棒であるボクちゃん(東出昌大)とリチャード(小日向文世)のトリオが様々な業界に潜む金の亡者たちから金をだまし取る……というコメディとなっています。

その痛快なストーリーをはじめ、

・主演が長澤まさみ

・主題歌を担当したアーティストがofficial髭男dism

・脚本家がドラマ「リーガルハイ」や映画「ALWAYS三丁目の夕日」などヒット作を世に出している古沢良太

なども当時、とても話題を呼びました。

その勢いはドラマが終了してからもとどまることを知らず、1~2年おきにスペシャルドラマや映画が公開されています。

ファンから根強い人気を獲得した「コンフィデンスマンjp」ですが、同時に「曰くつき」の作品としても有名となりました。

メインキャストの東出昌大および小手伸也の浮気騒動、さらには突然自殺してしまった同じくメインキャストの三浦春馬さんと竹内結子さんのニュースは記憶に残っている方も多いかと思います。

特に三浦春馬さんと竹内結子さんがお亡くなりになったのは痛手で、なぜならシリーズ最新作「英雄編」は2人が演じる役がスポットライトを大々的に浴びる予定だったそうです。

しかし三浦春馬さんと竹内結子さんが立て続けにいなくなったことにより、急遽、脚本を書き直すことになったと言います。

そうでなくても2020年にパンデミックとなった新型コロナウイルスへの対処により、撮影のスタイルはコロナ前と変わらざるを得なくなり、その変化や対応にも悪戦苦闘したようです。

そんな「コンフィデンスマンjp」ではあるものの、2022年1月14日に公開した最新作「英雄編」は初登場にして興行収入ランキング1位となりました。

わずか3日で5億9000万円という興行収入を突破したことも含め、2022年1月現在、「コンフィデンスマンjp」は新しい話題の的となっています。

「コンフィデンスマンjp」シリーズの観る順番は公開順がおすすめ!

「コンフィデンスマンjp」シリーズは好きなように観て構わないものの、登場人物の関係や時系列をちゃんと理解したい場合は公開順に観るのがおすすめです。

しかし先述したように「コンフィデンスマンjp」は「2」や「3」といったナンバリングをされておらず、「ロマンス編」や「プリンセス編」などサブタイトルで分けています。

なので「コンフィデンスマンjp」シリーズを初めて観ようと思っている方は戸惑ってもおかしくありません。

けれども公開順にすると、簡単に把握できます↓

「コンフィデンスマンjp」(2018年、テレビドラマ全10話)「コンフィデンスマンjp ロマンス編」(2019年、映画)「コンフィデンスマンjp 運勢編」(2019年、スペシャルドラマ)「コンフィデンスマンjp プリンセス編」(2020年、映画)「コンフィデンスマンjp 英雄編」(2022年、映画)

基本的に上記の5作品を観ておけば十分ですが、この他にも

「コンフィデンスマンIG」(2019年、スピンオフミニドラマ全5話) 「コンフィデンスマンMC」(2020年、スピンオフドラマ全5話)

もあります。

「コンフィデンスマンjp」のスピンオフについてご紹介!

「スピンオフ」と銘打っているように、どちらも本筋である作品の番外編のようなドラマです。

2019年の「コンフィデンスマンIG」はダー子たちをサポートするプロの詐欺師・五十嵐(小手伸也)が主役になっているドラマで、2018年のテレビドラマ版のエピソードの裏側を描いています。

全5話であるものの、2020年時点では配信は終了していました……が最新作「英雄編」の公開にあわせてTVerで配信を再び始めているようです。

一方2020年の「コンフィデンスマンMC」は映画「ロマンス編」で登場したダー子の子猫(弟子)・モナコ(織田梨沙)が主役をしています。

こちらも全5話で、10分程度の短いドラマとなっています。

映画「プリンセス編」の公開にあわせて制作されたこのドラマは、基本的に映画シリーズの裏側を描いているのが特徴です。

テレビドラマ版は時系列がバラバラ!?正しい時系列の順番は?

「コンフィデンスマンjp」シリーズの観る順番は公開順で観ていけばいいです……が、実は時系列がややこしかったりします。

特にテレビドラマ版はその時系列がバラバラになっており、最終話である「コンフィデンスマン編」がなんとエピソード0だったりするのです。

そのため作中で単語でしか登場しなかった企業・組織が後々になってダー子たちのターゲットになったり、前話で登場した人物が脇役として登場したりなど「おっ!?」と思わせる演出がされています。

これが映画でも盛り込まれており、テレビドラマ版の登場人物がチラっと再登場していました。

それで肝心の時系列ですが、映画版も含めると以下のようになります↓

ドラマ10話・コンフィデンスマン編 ゛ 1話・ゴッドファーザー編 ゛ 2話・リゾート王編 ゛ 6話・古代遺跡編 ゛ 7話・家族編 ゛ 3話・美術商編 ゛ 4話・映画マニア編 ゛ 8話・美のカリスマ編 ゛ 5話・スーパードクター編 ゛ 9話・スポーツ編映画「ロマンス編」スペシャルドラマ「運勢編」映画「プリンセス編」映画「英雄編」

映画のほうは公開順で観ていけば問題ないものの、テレビドラマ版は観ていくと「ん?」と思われるところが多々あるかと思います。

その場合はひとまず観て、もう1回……もとい正しい時系列で観ていけば「ああ!?」と思わせられて楽しいはずです。

「コンフィデンスマンjp」シリーズのあらすじ・概要・キャスト

「コンフィデンスマンjp」シリーズ、その概要・キャスト・あらすじは下記の通りです↓

ドラマ「コンフィデンスマンjp(2018年)」

・あらすじ

コンフィデンスマン、それはあらゆる業界人に成りすましてターゲットの信頼を獲得して騙す信用詐欺師です。

リーダー格のダー子・小心者なボクちゃん・詐欺師として超一流なリチャードの3人はその信用詐欺師で、奇想天外かつ壮大な計画で悪党たちからお金をだまし取っていきます。

・概要

放送日2018年4月9日~6月11日
放送局フジテレビ
話数全10話

・キャスト

出演長澤まさみ(ダー子) 東出昌大(ボクちゃん) 小日向文世(リチャード) 小手伸也(五十嵐)
ゲスト江口洋介(1話/経済ヤクザ、赤星栄介) 吉瀬美智子(2話/リゾート会社社長、桜田しず子) 石黒賢(3話/美術商、城ヶ崎善三) 佐野史郎(4話/加工食品社長、俵屋勤) かたせ梨乃(5話/病院の理事長、野々宮ナンシー) 内村光良(6話/コンサルティング代表取締役社長、斑井満) 雷竜太(7話/資産家、与論要造) りょう(8話/ブランド社長、美濃部ミカ) 小池徹平(9話/IT企業の社長、桂公彦) 佐藤隆太(10話/謎の男、鉢巻秀男)など

映画「コンフィデンスマンjp ロマンス編(2019年)」

・あらすじ

ダー子・ボクちゃん・リチャードの信用詐欺師トリオが新たに狙いを定めたのは香港を牛耳る女帝ラン・リウでした。

ラン・リウは「パープルダイヤ」という世界トップクラスの紫ダイヤを所持しており、それをだまし取ろうとダー子たちはあの手この手を仕掛けるものの、上手くいきません。

そうこうしているうちに天才詐欺師のジェシーもラン・リウに接触し、さらにはダー子たちの因縁の相手・赤星もまた暗躍するのでした……。

・概要

公開日2019年5月17日
監督田中亮
脚本古沢良太
配給東宝
上映時間116分

・キャスト

出演長澤まさみ(ダー子) 東出昌大(ボクちゃん) 小日向文世(リチャード) 小手伸也(五十嵐) 江口洋介(赤星栄介)
新キャスト竹内結子(香港を牛耳る女帝、ラン・リウ) 三浦春馬(天才詐欺師、ジェシー)
織田理沙(ダー子の子猫、モナコ)

スペシャルドラマ「コンフィデンスマンjp 運勢編(2019年)」

・あらすじ

香港で華麗に大金をだまし取ったダー子の新しいターゲットは自称投資家の阿久津晃です。

阿久津は苦しんでいる経営者に近づいてポーカーをし、ギャンブルで借金をさせては手段を択ばずに返済をさせる悪徳な闇金業者でした。

ダー子は意気揚々と計画を立てるものの、ボクちゃんとリチャードは中々乗ろうとしません。

それどころかリチャードは占いをして「ダー子の運勢は下がっている」と言う始末です。

しかしその指摘は見事的中、なんとダー子たちは自腹で用意した5000万円を阿久津に奪い取られてしまうのでした……!

・概要

放送日2019年5月18日
制作局フジテレビ
放送時間130分

・キャスト

出演長澤まさみ(ダー子) 東出昌大(ボクちゃん) 小日向文世(リチャード) 小手伸也(五十嵐) 織田理沙(モナコ)
新キャスト北村一輝(ダー子たちのターゲット、阿久津晃) 広末涼子(ラーメン店の女主人、韮山波子) 中山美穂(遺品整理の社長兼暴力団関係者、渡辺若葉)など

映画「コンフィデンスマンjp プリンセス編(2020年)」

・あらすじ

南国のリゾート・マレーシア島のランカウイ島はその日、色めき立っていました。

世界屈指の大豪族レイモンド・フウが遺した遺書によってその存在が明らかとなった隠し子の「ミシェル・フウ」がフウ一族の当主としてお披露目されるからです。

レイモンドの正当な子供たちブリジット、クリストファー、アンドリューは遺産が手に入らないことで面白くないばかりか、「ミシェル」が本当にレイモンドの子供なのかと疑っていました。

その疑いは正しく、「ミシェル」はダー子たちの子猫だったのです。

10兆円とも言われる莫大な遺産、そしてフウ一族の家宝を狙ってダー子たちは現地に潜入しました……が、ダー子たちの周りに再び因縁深いアイツらの影がちらつくのでした。

・概要

公開日2020年7月23日
監督田中亮
脚本古沢良太
配給東宝
上映時間124分

・キャスト

出演長澤まさみ(ダー子) 東出昌大(ボクちゃん) 小日向文世(リチャード) 小手伸也(五十嵐) 織田理沙(モナコ) 三浦春馬(ジェシー) 江口洋介(赤星栄介) 広末涼子(韮山波子) 竹内結子(スタア)
新キャスト関水渚(ダー子の新しい子猫、コックリ) 柴田恭兵(フウ家の執事、トニー・ティン) 北大路欣也(大富豪、レイモンド) ビビアン・スー(フウ家の長女、ブリジット) 古川雄大(フウ家の長男、クリストファー) 白濱亜嵐(フウ家の次男、アンドリュー)

映画「コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年)」

・あらすじ

ダー子・ボクちゃん・リチャードの信用詐欺師トリオは新しいターゲットを見つけて……いませんでした。

それもこれも「英雄」と呼ばれた詐欺師、「三代目ツチノコ」が亡くなったからです。

「ツチノコ」は3人にとって師匠のような存在で、だからこそ亡くなったショックから立ち直れずにいた詐欺師トリオ……でしたが、「ツチノコ」の称号を受け継ぐのは誰かを賭けて勝負することになります。

勝負の内容は引退したスぺイン人の元マフィアが所有する「踊るヴィーナス」、この古代ギリシャの彫刻を誰が先に奪うかでダー子・ボクちゃん・リチャードはそれぞれでターゲットを騙すことにしました。

しかし鎬を削る3人のもとへ日本の警察やインターポールが忍び寄っていくのでした……。

・概要

公開日2022年1月14日
監督田中亮
脚本古沢良太
配給東宝
上映時間127分

・キャスト

出演長澤まさみ(ダー子) 東出昌大(ボクちゃん) 小日向文世(リチャード) 小手伸也(五十嵐) 織田理沙(モナコ) 関水渚(コックリ) 江口洋介(赤星栄介) 広末涼子(韮山波子)
新キャスト松重豊(丹波) 角野卓造(三代目ツチノコ) 瀬戸康史(マルセル真梨邑) 城田優(ジェラール・ゴンザレス 生田絵梨花(畠山麗奈)など

「コンフィデンスマンjp」シリーズは動画配信している?

結論から言ってしまうと、「コンフィデンスマンjp」は動画配信サービスでも視聴可能です。

しかし視聴できるのはサービスによって異なっており、最新作「英雄編」を除けば

・テレビドラマ版

dTV、FOD

・映画版(ロマンス編およびプリンセス編)

U-NEXT、Amazonプライム

であれば、つつがなく作品を楽しめます。

Netflixでも「コンフィデンスマンjp」は配信しているものの、1作品(プリンセス編のみ)となっているのでおすすめできないです。

ちなみに「運勢編」はどの動画配信サービスでも扱っていません。

まとめ

「コンフィデンスマンjp」シリーズの観る順番は大雑把に言ってしまうと、テレビドラマ版から映画版となります。

ただしテレビドラマ版は時系列が異なっており、最初観た時は戸惑うかもしれません。

これは制作側の意図で、「互いにクロスオーバーしている演出をしたかった」からだそうです。

しかし時系列がバラバラでも混乱することはなく、むしろ楽しく観れてしまうことこそ「コンフィデンスマンjp」の魅力と言えるでしょう。

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