2022年5月13日に特報映像が公開した「シン仮面ライダー」。
「仮面ライダー」50周年記念作品として始動したものの、コロナ禍によって制作スケジュールの変更に。
そのため「仮面ライダー」が世に出た1971年からほぼ2年も遅れたわけですが、ようやく「シン仮面ライダー」の続報が出て国内外のファンが大歓喜しています。
しかし一方で、「がっかりした」という意見も。
一体どういうことなのか、調べてみました。
「シン仮面ライダー」何故がっかりした?SNSの反応から伺えるがっかりポイント!
まずは「シン仮面ライダー」について「がっかりした」というコメントを見てみましょう。↓
・シン・ウルトラマンは面白かったけどシン・仮面ライダーは新規映像出る度に俺的にがっかり感が増して行ってる。
様式美に拘り過ぎて少年漫画的ワクワク感が無くなって行ってる感じ。あの予告編映像がそのまま本編映像だとしたらだけど。
この感想を塗り替えてくれることを期待してますよ、庵野監督。
・最後が一番盛り上がらなかった俺。風都探偵で最高潮。BLACKでおお!ってなって。シン仮面ライダーで若干がっかり
・シン・ウルトラマン観てきた。
エヴァンゲリオンみたいな"シン"はお腹いっぱい→シン・仮面ライダーは観ない
ウルトラマンなのにセクハラが話題になるとはがっかり
UGFは見てもないけど、豪華声優陣起用が話題になってるのはどうなのか
→もうわたしは新作ウルトラマンみなくていいってことだな
・シン・仮面ライダーのビジュアルにがっかりしたってのがリアルタイム世代の親父と一緒だった
ベルトとバイク、ありゃゴチャつきすぎて違うだろ…漫画版に寄せるでもなく、テレビ版に寄せるにしてもなんか今風にしすぎてるようで
SICとかTHE FIRSTが良かったの含め全く同じ感想
・シン・ウルトラマンのネタバレを読んだ。期待していたので、がっかりしてしまった。これじゃあシン・仮面ライダーも期待できない。
・昨日のシンウルトラマン見ると仮面ライダー分からないnapはシン仮面ライダーも分かんないのかなーとがっかりしている
シンゴジラおもろかったな
以上がSNS上で見つけた「シン仮面ライダーにがっかりした」という主なコメントです。
これらのコメントから伺えるのは
・シンウルトラマンを見て期待できなくなった
・元来の「仮面ライダー」ファンとして原作リスペクトを感じない
ことが「がっかりした」というコメントに繋がった気がします。
シンウルトラマンを見て期待できなくなった
「シン・ウルトラマン」は「シン仮面ライダー」の特報映像が公開した同日、2022年5月13日に公開した映画です。
「新世紀エヴァンゲリオン」および「シンエヴァンゲリオン」シリーズで有名な庵野秀明監督が企画・脚本をつとめ、「シン・ゴジラ」で庵野監督とタッグを組んだ樋口真嗣監督が手がけたことで注目を集めました。
興行収入など実績はまだ発表されていないものの、SNS上における「シン・ウルトラマン」の感想は賛否両論です。
ネタバレは伏せますが、「ウルトラマン初心者でも楽しめる」と評価されている一方で、「テンポが悪く、ご都合主義なところが多い」という指摘も。
「シン・ゴジラ」が大成功をおさめた分、こうした反応は痛いですね。「シン・仮面ライダー」の「がっかりした」という反応は「シン・ウルトラマン」で残念な思いをした人たちの感想が反映されたのだと思います。
元来の「仮面ライダー」ファンとして原作リスペクトを感じない
特報映像の仮面ライダーのビジュアルについて「髪の毛がヘルメットからはみ出しているあたり、原作感を感じた」というコメントもあるものの、「現代風過ぎる」という批評もありました。
このように「シン」シリーズは原作を踏襲している反面、リブート作品として生まれ変わったところがファンの反感を買っています。
リブート作品とはそれまでのシリーズの設定・世界観・登場人物などを丸ごとなかったことにし、一新した作品を指しています。
「シン・ゴジラ」で例を挙げるなら主人公は前線で戦う人間ではなく、後方支援もとい政治関連の人間でした。
そこから紡がれた物語はリアリティがあり、緊張感をもって観客を惹きつけました……が、「現場(前線)のシーンがあんまりないな」という声も。
ゴシラにしろウルトラマンにしろ、少年漫画らしい要素があります。
そうした要素では主人公が実際に戦いに巻き込まれることが欠かせないため、元来のファンは肩透かしを食らった気分になったのだと思います。
リブート作品である以上、元来のシリーズの雰囲気を求めるのは筋違いかもしれません。
しかし長く親しんでいるからこそ、シリーズ特有の設定や世界観などを求めずにはいられず、結果として期待を裏切られたような気持になってしまうのではないでしょうか?
「シン仮面ライダー」スタッフ・キャスト・製作元まとめ
・スタッフ
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本・監督 | 庵野秀明 |
準監督 | 尾上克郎 |
副監督 | 轟木一騎 |
デザイン | 出渕裕、前田真宏、山下いくと |
衣装デザイン | 柘植伊佐夫 |
音楽 | 岩崎琢 |
エグゼクティブプロデューサー | 白倉伸一郎 |
企画・プロデュース | 紀伊宗之 |
プロデューサー | 小出大樹、和田倉和利 |
ラインプロデューサー | 森徹 |
アソシエイトプロデューサー | 川島正規 |
・キャスト
本郷猛/仮面ライダー | 池松壮亮 |
緑川ルリ子 | 浜辺美波 |
一文字隼人/仮面ライダー第2号 | 柄本佑 |
その他 | 塚本晋也 手塚とおる 松尾スズキ |
・制作元
配給 | 東映 |
制作 | 東映、シネバザール |
製作 | 「シン・仮面ライダー」製作委員会 |
「シン仮面ライダー」「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」がコラボしたイベント開催決定!
2022年7月~10月まで、横浜・梅田・博多にて「シン」シリーズ4作品がコラボしたイベント「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」が開催予定です。
イベントではアトラクションとVR技術を使った体験がメインとなっており、
・「シン・765作戦」:ミッション進行型のアトラクション
・「禍威獣(カイジュウ)第8号撃退作戦」:謎解き型のアトラクション
・「ゴジラVR」:攻撃ヘリ部隊の一員として戦う
・「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」:パイロットになってエヴァを操作する
を楽しめます。
他にも4作品のグッズ販売を予定しているとか。
メインとなっているアトラクション&体験はその作品の世界にトリップできるようになっているのですね。
開催期間&開催場所はそれぞれ、
・横浜:バンダイナムコCrossStore横浜(7月7日~8月21日)
・梅田:梅田HEPFIVE(9月3日~10月2日)
・博多:バンダイナムコCrossStore博多(10月12日~11月6日)
となっているあたり、多くの顧客が来られるように配慮されているのかもしれません。
まとめ
「シン仮面ライダーにがっかりした」というコメントがありましたが、これは同日公開した映画「シン・ウルトラマン」が期待した出来栄えではなかったからでしょう。また従来のシリーズのイメージではなかったことも「がっかりした」という声に繋がったのだと思います。 そんな「シン仮面ライダー」は他のシンシリーズとともに7月~10月にかけて大々的なイベントを開催予定です。一足先に作品の世界観を楽しめそうですね。