2022年4月からフジテレビの朝番組「めざましテレビ」にてアニメが始まった「なんか小さくてかわいいやつ(ちいかわ)」。
元々Twitterで話題になっていた「ちいかわ」ですが、今回の件でますます注目されるように。
同時に主人公・ちいかわが一体なんの動物なのか、あらためてクローズアップしています。
今回は分類不能となっている主人公がなんの動物か、解説していこうと思います。
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「ちいかわ」ちいかわはなんの動物?ネズミなのかクマなのか
かわいいキャラクターたちが人間のように労働と引き換えにお金を稼ぎ、時にはモンスターに襲われたり時にはどうにもならない出来事に途方に暮れたり等シビアな世界観がモットーとなっている「ちいかわ」。
そんな「ちいかわ」のキャラは基本的に何かしらの動物をモデルにしています。
例えば主要キャラのうさぎとハチワレは見たまんまで、うさぎはうさぎ、ハチワレは猫です(特にハチワレは説明文でもちゃんと断言されている)。
他にも
・ラッコ(上位ランカー)=ラッコ
・モモンガ=モモンガ
・シーサー=シーサー
といったようにモデルにした動物をそのまま引用しています。
しかし主人公・ちいかわだけは例外です。
ちいかわもまた愛らしい見た目をしているものの、丸みを帯びた耳に丸い尻尾はなんの動物なのかいまいち分かりません。
公式からも明確なコメントがないため、長らく論争のネタになっていました。
その内容は大まかに言ってしまうと
・ちいかわはネズミ(ハムスター)なのかクマなのか
に絞られており、その理由はちいかわの外見によります。
一見するとちいかわは白い子熊(ホッキョクグマ)にも見えますが、ハムスターのようなげっ歯類にも見えなくもありません。
特にハムスターであればちいかわの外見、丸い耳と尻尾に当てはまります。
けれど公式からの発表がなかったため、ちいかわがなんの動物なのか謎のままでした。
関連記事:ちいかわ キャラクター紹介【登場人物一覧】モブキャラ・声優など
「ちいかわ」ちいかわはネズミ!?その根拠は2021年3月1日のツイートにあった!
「ちいかわがなんの動物なのか」論争に転機が訪れたのは、2021年3月1日のツイートです。
このツイートは公式アカウント「ちいかわ アニメ金曜」に投稿されたもので、内容は「ハチワレが読んでいた本に登場したスフィンクスのポーズを見て、ちいかわとともに盛り上がる」というものでした。
この内容だけではちいかわがなんの動物なのか分かりません……が、注目したいのはこのツイートはあらためて主要キャラたちが初登場を飾った回を紹介しているものであり、それらの漫画やイラストのページに飛べるように貼られたリンクには絵文字(アイコン)、
・ネズミ
・ウサギ
・ネコ
がそれぞれ割り振られています。
ウサギは告知とともにうさぎが登場する漫画、ネコは先述した漫画、そしてネズミはちいかわの原案のようなイラストに飛ぶようになっています。このことから
・ネズミ=ちいかわなら、ちいかわはネズミをモデルにしているのではないか?
と考えられました。
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「ちいかわ」ネズミの絵文字はただの代用品?ちいかわはちいかわ説!
とはいえちいかわ=ネズミ説が有力になっても、そうは問屋が卸しません。
「ちいかわはネズミ」で納得した人間がいる一方で、「ちいかわはちいかわ」という説を掲げる人間もいます。
そもそも「ちいかわ」とは作者・ナガノさんが「こんな暮らしをしたい」「こんなやつがいればいい」といった願望から始まっています。
この時は自分の内にため込んだストレスを可愛く吐いていたものの、いざストーリーがつくと怖くてシビアな世界観が待っていました。
世界観についてはともかく、スタートラインがナガノさんの願望から始まっている以上、ちいかわは
・ナガノさんが描いた想像上の生き物
である可能性が残っています。
現に2021年3月1日のツイートでネズミの絵文字を使ったことについて、ナガノさんはノーコメントです。
このことから「ネズミの絵文字はちいかわを現すものがなかったから、仕方がなく使った」とも考えられています。
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「ちいかわ」栗まんじゅうはなんの動物?ラーテルってなに?
ところで皆さんはなんの動物か分からないキャラがもう1体いることをご存知でしょうか?
ちいかわたちの先輩的存在、謎の飲兵衛・栗まんじゅうです。
準レギュラーでもある栗まんじゅうはおつまみを自分なりにつくり、お酒を飲んで「ハァーッ」と吐息をもらす様が売りとなっています。
時にはちいかわの先輩として缶コーヒーなどを差し入れもし、性格は不透明ながらも気遣いをしてくれる優しさがうかがえています。
そんな栗まんじゅうはカラーリングとデザインから「栗まんじゅう」と呼ばれていますが、動物としては
・ラーテルのような生き物
だそうです。
ラーテルとは見た目はアナグマやスカンクに似ている生き物で、全長80~110cmの小柄な動物だったりします……しかしその性格は非常に荒く、コブラやライオンにも牙をむくほどです。
その凶暴さから「世界一怖いもの知らずな動物」とも呼ばれることも。
頭部から背中にかけて覆われている体毛と頑丈でたるんだ皮膚がライオンの爪からもガードし、たとえ捕まったとしても皮膚がゴムのようにたるんでいるおかげで逃げるのは容易です。
また毒の耐性もあるのでコブラの武器である神経毒が回ったとしても、気絶する程度で済みます。
ただしコブラの毒は攻撃時だけでなく、捕食した時に体内に取り込んでしまい、気絶するケースもあるようですね。
そんなラーテルはネズミ・ヘビ・リス・鳥などとりあえず目の前にあらわれた生き物を捕食していくスタイルが基本ですが、ハチミツが大好物。
それが由来となり、英訳の「Honey badger」やかつて日本で使われた名称「ミツアナグマ」となりました。
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まとめ
主人公・ちいかわがなんの動物なのか、長らく論争のネタになっていました。
しかし2021年3月1日の公式ツイートによって「ちいかわはネズミ」説が有力になります。
もっとも反論する意見もあり、作者・ナガノさんもこの説についてはノーコメントなので論争の決着はまだかもしれません。
ちなみに同じくなんの動物か分からない栗まんじゅうはラーテルのような生き物だそうです。